3D 設定の管理

[3D 設定の管理] ページでは以下のタスクを実行できます。

グローバル設定

[グローバル設定] タブから、インストール済みのグローバル設定のリストを参照して選択するか (ワークステーション製品の場合)、3D アプリケーション実行時の独自のカスタム設定を作成できます。

優先グラフィックスプロセッサにおける新しい Windows 10 OS の機能変更に関する情報については、優先グラフィックスプロセッサの設定をご確認ください。

メモ:

プログラム設定

[プログラム設定] タブから、特定のゲームやアプリケーション実行時に使用できる 3D 設定のセットを作成できます。

優先グラフィックスプロセッサにおける新しい Windows 10 OS の機能変更に関する情報については、優先グラフィックスプロセッサの設定をご確認ください。

メモ:

機能と設定

[グローバル設定] および [プログラム設定] タブには、設定できる機能のリストが含まれます。表示される実際の機能は、グラフィックス カードおよびアプリケーションによって異なります。

[アンビエント オクルージョン] は、シーン内のオブジェクトの位置に基づいて各オブジェクトにソフトな陰影効果を加えることにより、奥行き感を高め、現実感あふれる 3D シーンを生成します。リアリスティックな効果とグラフィックスのパフォーマンスとの間のバランスが最良になるレベルを選択してください。

この機能は、すべてのアプリケーションでサポートされているわけではありません。お使いのアプリケーションでサポートされているかどうかを確認するには、[プログラム設定] タブにアクセスしてください。

メモ: この機能を使用するには、以下の OS、API、およびハードウェアが最小限必要です。

[異方性フィルタリング] は、鋭角で描かれた 3D オブジェクトのサーフェイスに適用するテクスチャの質を向上するために使用するテクニックです。このオプションを有効にすると、画質は向上しますが、パフォーマンスが多少低下します。アプリケーションに異方性フィルタリング設定を決定させるか、異方性フィルタリングを完全にオフにするか、または多数ある使用可能な設定から選択します。数値が大きいとパフォーマンスは低下しますが、画質は向上します。

[アンチエイリアシング - モード] では、NVIDIA のアンチエイリアシングを 3D アプリケーションでどのように適用するかを制御できます。「アンチエイリアシング設定のヒント」も参照してください。

メモ: この機能は、GeForce 8 シリーズ以降の GPU でのみ使用できます。

[アンチエイリアシング - 設定] では、3D アプリケーションで使用するアンチエイリアシングレベルを設定できます。アプリケーションでアンチエイリアシング設定を決定する、アンチエイリアシングを完全にオフにする、または、使用可能な設定から選択するのいずれかを選択できます。

メモ: この機能は全 GPU で使用可能です。ただし、GeForce 8 シリーズ以降の GPU の場合、[アンチエイリアシング] - [モード][アプリケーションによるコントロール] または [オフ] が選択されていると、このアイテムは読み取り専用になります。

[アンチエイリアシング - FXAA] を選択すると、他のアンチエイリアシング設定よりもパフォーマンスに対する影響を低く抑えながら、プログラムの画質を向上させることができます。この設定は他のアンチエイリアシング設定と併用できますが、ハードウェア ベースのアンチエイリアシングをサポートしていないプログラムの場合に特に便利です。

[アンチエイリアシング ライン ガンマ] を選択すると、OpenGL プログラムで 3D ラインのカラーと画質が向上します。  

[アンチエイリアシング - ガンマ修正] を選択すると、ガンマ修正アンチエイリアシングを有効または無効にして、OpenGL プログラムで 3D イメージのカラーと画質が向上できます。

[アンチエイリアシング - トランスペアレント] では、トランスペアレントなテクスチャを持ったイメージのエッジに見られるエイリアシングを最小にできます。

バックグラウンドアプリケーション最大フレームレートは、バックグラウンドで実行されているゲームや 3D アプリケーションを GPU がレンダリングする最大フレームレートを設定します。これにより、バックグラウンドで実行されているゲームやアプリケーションをそのままにして他のアプリケーションに切り替える際の電源消費やファンのノイズを軽減します。 範囲:20~200

[バッファーフリップ モード] では、OpenGL プログラムでビデオ バッファーが画面にコピーされる方法が決定されます。

[CUDA - GPU] では、CUDA アプリケーション用に使用する 1 つまたは複数の GPU を指定できます。ここで選択されなかった GPU は、CUDA アプリケーションでは使用されません。

メモ: PhysX GPU アクセラレーションを有効にするには、GPU を少なくとも 1 つ選択する必要があります。

[CUDA – 倍精度] を使用すると、特定の GeForce GPU を選択して、倍精度計算を使用するアプリケーションの倍精度パフォーマンスをその GPU 上で向上させることができます。倍精度パフォーマンスの向上機能を備えた GeForce GPU で使用できます。

メモ: GPU を選択すると、倍精度計算を使用しないゲームなどのアプリケーションのパフォーマンスは低下します。ゲームのパフォーマンスを向上させるには、GPU を選択しないでください。

[3D アプリケーション用のディープ カラー] を選択すると、Windows デスクトップでサポートされている色深度より高い設定で OpenGL 3D アプリケーションを表示できます。アプリケーションとモニターが、色深度の高いコンテンツをレンダリングできる必要があります。

[オーバーレイを有効にする] を選択すると、OpenGL オーバーレイ プレーンを使用できます。

[エクスポートされたピクセル タイプ] では、OpenGL アプリケーションがオーバーレイを使用できるよう、エクスポートするオーバーレイ ピクセル フォーマットを決定できます。フォーマットには、カラー インデックス (8bpp)、RGB555、またはカラーインデックス (8bpp) と RGB555 の両方を指定できます。

イメージのスケーリング (GeForce GPU: R495 ドライバーより導入) によりアプリケーションのフレームレートが強化され、ゲームやアプリケーションにおけるイメージの鮮鋭度、ディテール、鮮明度などの向上が可能です。

イメージのシャープ化 (Quadro GPU: R440 より導入) により、ゲームやアプリケーションにおけるイメージの鮮鋭度、ディテール、鮮明度などの向上が可能です。本機能と GPU アップスケーリング機能は、R440 ドライバーで登場しています。

[低遅延モード]は、フレームが GPU によって処理される前に CPU で作成できるフレームの数を制限することで遅延を減少します。この機能は R435 ドライバーで導入されました。

[最大フレームレート]は、GPU でレンダリング可能な最大 3D ゲームやアプリケーションフレームレートの設定を可能にします。一部のシナリオでは、バッテリーの寿命を延ばしたりシステム遅延を軽減するためにフレームレートに制限をかけることも有効です。R440 ドライバーで登場の機能。

[動的ブースト]は、GPU と CPU 間の演算力を動的に切り替えることでシステムパフォーマンスを最大化します。R445 以降のドライバーで利用可能です。

[モニター テクノロジ] を選択すると、接続されたモニターのリフレッシュ ポリシーの制御に使用するテクニックが選択されます。

[マルチディスプレイ/ミックス GPU アクセラレーション] では、異なるクラスの NVIDIA GPU に対応する複数のディスプレイやグラフィックス カードを使用している場合に詳細 OpenGL レンダリング オプションを決定できます。  

メモ: このモードが有効な場合、すべてのディスプレイにおいて OpenGL が「互換性」モードでレンダリングします。このモードでは、異なるクラスの GPU が使用される場合、すべてのアクティブ GPU の最小共通機能セットのみが OpenGL アプリケーションによって認識され、呼び出されます。OpenGL のレンダリング パフォーマンスは、シングルディスプレイ モードに比べ多少遅くなります。

メモ: このモードが有効な場合は、すべてのディスプレイにおいて OpenGL が「パフォーマンス」モードでレンダリングします。「互換性」モード同様、異なるクラスの GPU が使用される場合は、すべてのアクティブ GPU の最小共通機能セットのみが OpenGL アプリケーションによって認識されます。ディスプレイ デバイスを切り替えたり、スパンすると一時的なレンダリングの影響が出る場合もありますが、レンダリング パフォーマンスのスピードは、互換性モードより「速く」なります。

[マルチ GPU パフォーマンス モード] - マルチ GPU モードで使用するレンダリング モードを決定します。シングル GPU モード、マルチ GPU レンダリング モードのいずれか、または複数の GPU の機能を統合することによって高品質のアンチエリアシングを実現するマルチ GPU アンチエリアシング モードを選択できます。これらのモードはそれぞれ互いに排他的です。

[マルチ GPU パフォーマンス モード] では、マルチ GPU モードで使用するレンダリング モードを決定できます。シングル GPU モードを選択するか、マルチ GPU レンダリング モードのいずれかを選択できます。

メモ: このコントロールは、GeForce 9 シリーズ以降の GPU でのみ使用できます。

[OpenGL レンダリング GPU] を使用すると、OpenGL アプリケーション用に使用する GPU を選択できます。ある SLI グループまたは Mosaic グループの GPU が 1 つ選択されると、そのグループのすべての GPU が使用されます。使用する GPU をドライバーによって自動的に決めるには、[自動選択] を選択します。

メモ: このコントロールは、Windows Vista 以降の Windows オペレーティング システムでのみ使用できます。

[優先的に使用するリフレッシュ レート (<モニター名>)] を選択すると、3D アプリケーションによって該当モニターに対して設定されているリフレッシュ レートの制限値をオーバーライドできます。このことは、3D ステレオでゲームを表示する場合に特に便利です。

メモ:

シェーダー キャッシュ サイズ (リリース 495 より導入) は、シェーダー コンパイルを保存する際にドライバが使用する可能性のあるディスクの最大容量を制御します。シェーダー コンパイルは、通常ゲームが実行されるごとに実施され、ゲームプレイがカクつくよくある原因となります。シェーダー キャッシュはこのようなコンパイル済みのシェーダーを保管し、同じゲームの後続の実行でシェーダー コンパイル実施の必要がないようにします。

ご注意:新しいドライバーがインストールされるとキャッシュは削除されます。ドライバーのインストール後は、初回ゲームプレイ時にカクつきが発生する可能性があります。

[SILK スムージング]は、動画予測とレンダリング後の平滑化バッファーを使用して、動画および表示のケイデンスをスムーズにすることで、CPU または GPU のワークロードの変化によって起こるゲーム内のカクツキを低減します。

メモ: [高] または [ウルトラ] 設定を選択すると、ゲームプレイ中にラグが増大する可能性があり、ファーストパーソン シューティングや競争の激しいゲームプレイには適切でない場合があります。

[SLI パフォーマンス モード] は、SLI モードで使用されるレンダリング モードを決定します。シングル GPU モード、SLI レンダリング モードのいずれか、または複数の GPU の機能を統合することによって高品質のアンチエリアシングを実現する SLI アンチエリアシング モードを選択できます。これらのモードはそれぞれ互いに排他的です。

[ステレオ - ディスプレイ モード] を使用すると、ステレオ グラスまたはその他のハードウェアのディスプレイ モードを選択できます。使用するモードについては、ハードウェアのマニュアルを参照してください。ステレオスコピック 3D が有効になっている場合の DirectX コンシューマー ステレオだけでなく、OpenGL ステレオ プログラムを実行している Quadro カードにも適用されます。

[ステレオ - 有効にする] このオプションは必要な場合にしか有効にしないでください。アプリケーションの中には、ステレオ フォーマットを自動的に選択するものや、ステレオ ピクセル フォーマットで正しく機能しないものがあります。ステレオスコピック 3D が有効になっている場合の DirectX コンシューマー ステレオだけでなく、OpenGL ステレオ プログラムを実行している Quadro カードにも適用されます。可変リフレッシュ レートが有効になっている場合、このオプションは無効になります。

[ステレオ - シャタリングを強行する] シャッター グラスまたはその他の 3D ステレオ ハードウェアが検出されない場合、この設定ではステレオ信号を強制的に切り替えます。 OpenGL ステレオ プログラムに適用されます。

[ステレオ - スワップ アイ] 現在の設定でステレオ効果が正しく得られない場合に、左右のステレオ イメージを入れ替えるには、このオプションを有効にします。ステレオスコピック 3D が有効になっている場合の DirectX コンシューマー ステレオだけでなく、OpenGL ステレオ プログラムを実行している Quadro カードにも適用されます。

[ステレオ - スワップ モード] アクティブなフレーム シーケンシャル ステレオの場合は、右目と左目のそれぞれを次のフレームで更新するタイミングを選択します。  

アプリケーションの最大フレーム レートは、ディスプレイの現在のリフレッシュ レートと等しくなります。この設定は、フレーム レートを最大限に高めて実行する必要のあるアプリケーションの場合に役立ちます。

アプリケーションの最大フレーム レートは、ディスプレイのリフレッシュ レートの半分の値と等しくなります。この設定は、周波数倍増メカニズムを使用するステレオ プロジェクターの場合に役立ちます。

[テクスチャ フィルタリング - 異方性フィルター最適化] では、オブジェクトの全般的な外観と色が決定されるプライマリ テクスチャ ステージにトリリニア フィルタリングを制限することで、パフォーマンスを向上できます。このオプションをオンにすると、画質ロスを最小にしてパフォーマンスの向上を図ることができます。この設定は、DirectX プログラムにのみ影響を与えます。

[テクスチャ フィルタリング - 異方性サンプル最適化] では、テクセル サイズに基づいて使用される異方性サンプルの数が制限されます。この設定は、DirectX プログラムにのみ影響を与えます。

[テクスチャ フィルタリング - ネガティブ LOD バイアス] - テクスチャ フィルタリングを鮮鋭化するために、ネガティブの LOD (詳細度) バイアスを使用するか決定します。

[テクスチャ フィルタリング - クオリティ] - この設定では、パフォーマンスとクオリティのどちらを優先するか、または 2 つのバランスをとって使用するか決定できます。NVIDIA コントロール パネルでは、ユーザーのプレファレンスに基づいてすべての適切な 3D イメージ調整を行います。

[テクスチャ フィルタリング - トリリニア最適化] では、トリリニア フィルタリングが不要なシーンのテクスチャに対するバイリニア フィルタリングを可能にすることによって、テクスチャ フィルタリングのパフォーマンスを向上できます。この設定は、DirectX プログラムにのみ影響を与えます。

[スレッドした最適化] - アプリケーションは複数の CPU を活用できます。

[トリプル バッファリング] - OpenGL アプリケーションのトリプル バッファリングを有効または無効にできます。[垂直同期] がオンのときにこの設定もオンにすると、パフォーマンスが向上します。

[一体化バック/深層バッファ] - このオプションを有効にすると、複数のウィンドウを作成するアプリケーションで、バック バッファと深層バッファを 1 つずつ割り当てます。このオプションをオンにすると、ビデオ メモリをより効率的に使用でき、パフォーマンスが向上します。

[垂直同期] を使用すると、アプリケーションのフレームレートをリフレッシュレートに同期することによってティアリングを防ぐ、垂直同期モードを制御できます。

ご注意:下記の垂直同期の設定値は、ディスプレイが NVIDIA GPU に接続されている時にのみ適用できます。

[バーチャルリアリティ - 可変レートスーパーサンプリング]は、バーチャルリアリティ ヘッドセットに最も影響を及ぼすフレーム中央領域に対して重点的にスーパーサンプリングを適用することで、画質を向上します。MSAA 有効時に、NVIDIA Turing GPU での NVIDIA プロファイルアプリケーションに適用されます。適用される最大スーパーサンプリングは、アプリケーションで使用される MSAA レベルにより異なります。R440 ドライバーで登場の機能。

[WhisperMode] は、ゲーム中にプラグインされたラップトップを静かに動作させる超効率的なモードです。これは、ゲームのフレームレートをインテリジェントにペーシングすると同時に、最適な電力効率のためにグラフィックス設定を構成することによって機能します。GeForce GTX 10 シリーズラップトップ GPU もしくはそれ以上の、シングル GPU 設定でご利用いただけます。サポートされているシステムで NVIDIA コントロールパネルの WhisperMode コントロールを確認するには、まず GeForce Experience を使用して WhisperMode を有効にする必要があります。

 

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