新しいプロフェッショナル・モバイル・グラフィックス・ソリューション、 NVIDIA FermiアーキテクチャとOptimusテクノロジを採用
2011年2月22日 - カリフォルニア州サンタクララ - NVIDIA(本社:米国カリフォルニア州サンタクララ、社長兼CEO: ジェンスン・フアン(Jen-Hsun Huang)、Nasdaq:NVDA)は本日、モバイル・ワークステーション向けに新しいQuadro®プロフェッショナル・グラフィックス・ソリューションを発表しました。仕事を持って移動する必要のあるエンジニア、インダストリアルデザイナー、アニメーター、フィルム編集者、ビデオ編集者など向けとして新しく設計されたQuadroグラフィックス・プロセッシング・ユニット(GPU)で、高速ビジュアライゼーションとハイパフォーマンスコンピューティングの機能を実現するNVIDIA Fermiアーキテクチャを採用しています。この超並列処理の能力を搭載すれば、ノートパソコンがモバイル・スーパーコンピューターに変身します。
新しいQuadro GPUは旧世代製品に対してCUDA™コアの数も2倍、グラフィックス・メモリーの容量も2倍となっているほか、必要な場合にのみGPUへ電力を供給する処理を自動的に行い、バッテリー寿命を最大化するNVIDIA Optimus™テクノロジも搭載しています。また、Optimusテクノロジでは、最大で4台のディスプレイを使うことができます。
プロフェッショナル・モバイル・グラフィックスの世界を10年にわたってイノベーションでリードしてきた経験を生かし、以下の製品を、新しいQuadroモバイル・グラフィックス・ソリューションとして発売しました。
- Quadro 5010M(ウルトラハイエンド):
CUDAコア384個、GDDR5メモリー4GB、17.3インチの新しいモバイル・ワークステーション用 - Quadro 4000M(ハイエンド):
CUDAコア336個、GDDR5メモリー2GB、17.3インチの新しいモバイル・ワークステーション用 - Quadro 3000M(ハイエンド):
CUDAコア240個、GDDR5メモリー2GB、17.3インチの新しいモバイル・ワークステーション用 - Quadro 2000M(ミドルレンジ):
CUDAコア192個、DDR3メモリー2GB、15.6インチのモバイル・ワークステーション用 - Quadro 1000M(ミドルレンジ):
CUDAコア96個、DDR3メモリー2GB、15.6インチのモバイル・ワークステーション用
Jon Peddie Researchの社長、ジョン・ペディー(Jon Peddie)博士は、次のように述べています。「NVIDIAは毎年、真のテクノロジ・リーダーであることを示すイノベーションを創出しています。Optimusは、高い性能、長寿命のバッテリー、複数のディスプレイを必要とする人にとって最高の技術です。Fermiアーキテクチャを採用した新しいモバイル用Quadroシリーズの発売により、NVIDIAは、モバイル・ワークステーションのグラフィックスにおける圧倒的な優位を今後も保つことでしょう。」
モバイル・ワークステーション・グラフィックスの新たな標準-NVIDIA Quadro 5010M
フラッグシップ・モデルのQuadro 5010Mは、ECC(エラー訂正符号)、高速の64ビット倍精度演算などに対応しており、正確かつ忠実な結果を確実に得ることができます。医療画像から構造解析にいたるまであらゆるアプリケーションで、パフォーマンスを犠牲にすることなく、データの完全性と精度が確保されるのです。
Quadro 5010Mはまた、高速なGDDR5メモリーを4GBとかつてない量、搭載しており、大規模プロジェクトでもインタラクティビティを実現できます。このウルトラハイエンドなQuadroモバイル・グラフィックス・ソリューションなら、従来の3Dグラフィックス・ベンチマークを大幅に凌駕する、毎秒10億トライアングルに迫る処理が可能です。
NVIDIA Quadroテクノロジでモバイル・スーパーコンピューターを実現
NVIDIAはNVIDIA Fermiを採用した画期的な製品、モバイル・ワークステーション用グラフィックス・ソリューションを昨年発表し、現在、Dell Precision M6500とHP EliteBook 8740wという2種類のモバイル・ワークステーションに搭載されていますが、そのNVIDIA Quadro 5000Mと同じように、今回発表したNVIDIA Quadroモバイル・プロフェッショナル・グラフィックス・ソリューションの新製品には以下の機能が用意されています。
- NVIDIA CUDAパラレル・コンピューティング・アーキテクチャ-QuadroモバイルGPUは、レイトレーシング、ビデオ処理、数値流体力学など計算インテンシブなアプリケーションにおいて大幅なパフォーマンス向上を実現します。
- NVIDIA 3D Vision™ Pro-最高品質の3D画像がサポートされるようになった結果、Autodesk、Dassault Systemes、Siemens、Agilentなどの企業から次々と3D対応ビジュアライゼーション・アプリケーションが提供されるようになりました。
- NVIDIA Scalable Geometry Engine™テクノロジ-CAD、DCC、科学計算など幅広いアプリケーションでパフォーマンスを劇的に高めることが可能で、従来よりも一桁複雑なモデルやシーンをインタラクティブに取り扱えるようになります。
- NVIDIA GPUテッセレーションエンジン・テクノロジ-OpenGL 4.1、Shader Model 5.0、DirectX 11をサポートしたテッセレーションエンジンで、細かいところまで作り込まれたジオメトリを自動的に生成し、映画レベルのクオリティーで環境やシーンを実現することができます。パフォーマンスが犠牲になることもありません。
- アプリケーション認定-OpenGL 4.1、Shader Model 5.0、Microsoft DirectX 11、そしてDirectComputeやOpenCLなどの規格を使用するプロフェッショナル・アプリケーションを幅広くサポートします。Adobe、Autodesk、Dassault Systemesなどの企業も、アプリケーションの可用時間が長くないと困るプロフェッショナル向けにNVIDIA Quadroソリューションを認定しています。
モバイル・ワークステーションのメーカー各社も、過去10年にわたってNVIDIA GPUを活用してきており、今回発表したQuadroソリューションを搭載した最新のモバイル・ワークステーションが2011年中に続々と登場する予定です。NVIDIAおよびQuadroモバイル・グラフィックス・ソリューションについての詳細は、//www.nvidia.co.jp/page/quadrofx_go.htmlをご覧ください。
NVIDIA Quadroについては、YouTubeにも情報があります。ツイッターは@NVIDIAQuadroです。
NVIDIA について
NVIDIAは、1999年にグラフィックス・プロセッシング・ユニット(GPU)を発明した時、コンピュータグラフィックスのパワーを世界に目覚めさせました。それ以来、ポータブルメディアプレイヤーからノートブック、ワークステーションまで幅広い範囲におけるインタラクティブなグラフィックス機器で、継続的かつ驚異的なビジュアルコンピューティングの新しい標準を創り上げてきました。NVIDIAのプログラム可能なGPUの専門的技術は、費用のかからない安価な、そして幅広いアクセスができるスーパーコンピュータによる並列処理の進歩を続けています。米国で保有する特許は1,600以上で、近代的なコンピューティングの基礎となった発見や設計に関するものもあります。より詳しい情報については、www.nvidia.com あるいは日本語サイト//www.nvidia.co.jpをご覧ください。
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