NVIDIA CUDA 5を発表、世界で最も普及している並列コンピューティング・プラットフォームにおけるプログラミングがさらに容易になる|NVIDIA
 

NVIDIA CUDA 5を発表、世界で最も普及している並列コンピューティング・プラットフォームにおけるプログラミングがさらに容易になる

 
 

無償ダウンロード可能な最新バージョンには、 開発生産性を高める新しいツールやライブラリー、機能満載

2012年10月15日 - カリフォルニア州サンタクララ - NVIDIA(本社:米国カリフォルニア州サンタクララ、社長兼CEO: ジェンスン・フアン(Jen-Hsun Huang)、Nasdaq:NVDA)は本日、NVIDIA® CUDA® 5のプロダクション・リリースを発表しました。GPUを活用して科学アプリケーションや工学アプリケーションを高速化する並列コンピューティングのプラットフォームおよびプログラミングモデルとして、世界で最も普及しているCUDAのパワフルな最新バージョンでが、NVIDIA Developer Zoneウェブサイトから無償ダウンロードできます。

CUDAプログラミングモデルは累計ダウンロード数が150万回以上、サポートする最先端の工学アプリケーションや科学アプリケーション、商用アプリケーションが180種類以上と、GPUアクセラレーテッド・コンピューティングを活用したいと考える開発者のあいだで圧倒的な人気を誇っています。

このように大きな成功を収めているCUDAですが、最新版のCUDA 5プラットフォーム では、ダイナミック並列処理のサポート、GPUコールが可能なライブラリー、NVIDIA GPUDirect™テクノロジによるRDMA(Remote Direct Memory Access)のサポート、NVIDIA Nsight™ Eclipse Edition統合開発環境(IDE)など、さまざまな新機能が用意されており、GPUで高速処理するアプリケーションの開発がいままで以上に容易かつすばやく行えるようになっています。

開発者絶賛のCUDA 5

CUDA 5のプレリリース版を一部の開発者に評価していただいたところ、アプリケーションの劇的な高速化とプログラミング性の向上が認められることが多いとの報告をいただきました。防衛や航空宇宙の業界では、画像や動画、レーダーなどのセンサー・データの処理でCUDA GPUアクセラレーションを活用しています。米国バージニア州シャーロッツビルにあるGE Intelligent PlatformsでGPGPUアプリケーション・エンジニアをしているダスキン・フランクリン(Dustin Franklin)氏は、次のように述べています。「CUDA 5には大変助けられています。我々が使っているアプリケーションは、センサー・データをローレイテンシでGPUに直接ストリーミングしなければならないものが多いため、GPUDirectでRDMAがサポートされた新しいKepler GPUは我々の顧客にとってとても大きな価値を持つのです。さまざまなカスタム・センサーをサポートしましたが、その成果には大変満足しています。」

フランスのリヨンにあるリヨン大学病院で生化学の研究をしているギョーム・ベルツ(Guillaume Belz)氏も、複雑な信号の解析とデータマイニングにダイナミック並列処理とGPUコールが可能なライブラリーを利用しています。「GPUアクセラレーションを導入したところ、CPUのみで処理していた時代には数週間から数カ月もかかっていたプロジェクトについて、わずか数時間で結果が得られるようになりました。GPUアクセラレーションなしでは、解析自体が不可能だと言えます。」

米国ニューヨーク州にあるロチェスター工科大学の博士課程で画像処理を研究しているウェイホア(ウェイン)・サン(Weihua Sun)氏は、NVIDIA Nsight Eclipse Editionに感動したそうです。「Nsight Eclipse Edition IDEが使えるようになったと聞き、すぐにCUDA 5を入手しました。プログラミングからデバッギング、最適化までのツール、すべてをひとつの統合開発環境で使えると、生産性が大きく高まります。」

CUDA 5の新機能

CUDA 5では、スピードも効率も、また、パフォーマンスも史上最高のコンピューティング・アーキテクチャーであるNVIDIA Kepler™コンピュート・アーキテクチャーをベースとしたGPUアクセラレーターなど、NVIDIA GPUのパフォーマンスを最大限に生かすことができます。主な機能は以下のとおりです。
  • ダイナミック並列処理-幅広いアルゴリズムにGPUアクセラレーションをもたらす
    GPUスレッドが新しいスレッドを生みだせるようにする技術で、データに対してGPUが動的に対応可能となります。CPUとのあいだでやりとりする処理が最小限になるので、並列プログラミングを大きく簡素化することができます。その結果、適応メッシュ制御や数値流体力学のアプリケーションでよく利用される人気のアルゴリズムにGPUアクセラレーションが普及するものと思われます。
  • GPUコーラブル・ライブラリー-サードパーティーによるエコシステムを醸成
    新しいCUDA BLASライブラリーを利用すると、ダイナミック並列処理を使ったGPUコーラブル・ライブラリーが開発できます。カーネル機能を他の開発者が拡張し、GPUに対するコールバックを実装してサードパーティー製GPUコーラブル・ライブラリーの機能をカスタマイズできるプラグインAPIが作れるのです。「オブジェクト・リンキング」機能も用意されており、複数のCUDAソース・ファイルを個別にコンパイルしてオブジェクト・ファイルを作り、それをリンクして大きなアプリケーションやライブラリーにまとめるという方法で大規模なGPUアプリケーションを開発することができます。これは開発効率が高い方法で、ソフトウェア業界で広く採用されています。
  • GPUDirectによるRDMA-システム・メモリーのボトルネックを最小限に抑える
    GPUDirectテクノロジでは、GPUと他のPCI-Eデバイスとのあいだで直接通信が行えますし、ネットワーク・インターフェース・カードとGPUとのあいだでダイレクト・メモリー・アクセスも行えます。クラスタ内に複数のGPUノードがある場合、GPUノード間のMPISendRecvレイテンシも大幅に削減され、全体的なアプリケーション・パフォーマンスが向上します。
  • NVIDIA Nsight Eclipse Edition-CUDAコードをすばやく簡単に生成
    NVIDIA Nsight Eclipse Editionでは、プラットフォームがLinuxやMac OS Xの場合に、使い慣れたEclipseベースのIDEでGPUアプリケーションの開発からデバッグ、プロファイリングを行えるようになりました。CUDAのエディターとサンプルが統合環境にまとめられているので、CUDAコードの生成がスピードアップします。また、コード・リファクタリングが自動的に行えるため、CPUループをCUDAカーネルへ簡単にポーティングすることができます。統合エキスパート解析システムには、コードのボトルネックへの対応に便利な自動パフォーマンス解析とステップ・バイ・ステップのガイダンスが用意されています。また、GPUコードとCPUコードが簡単に見分けられる構文のハイライト表示も用意されています。

オンラインCUDAリソースセンター

CUDAテクノロジによる並列処理を最大限に活用して開発が行えるように、NVIDIAでは、CUDAプログラマが無償で利用できるオンラインリソースセンター(//docs.nvidia.com)を用意しました。ここにアクセスすると、CUDAプラットフォームとCUDAプログラミングモデルの最新情報はもとより、ツール、サンプル・コード、ライブラリー、API、チューニングガイド、プログラミングガイドなど、CUDA開発者向けの各種文書やテクノロジが手に入ります。

CUDA登録開発者プログラム

無償のCUDA登録開発者プログラムに参加すると、ソフトウェアの早期リリースやツール、リソースに早い段階でアクセスすることができます。詳細は、www.nvidia.com/paralleldeveloperをご覧ください。

CUDAについて

CUDAは、NVIDIAが開発した並列コンピューティングのプラットフォームおよびプログラミングモデルです。CUDAを利用すると、GPUのパワーを活用し、コンピューティングのパフォーマンスを劇的に高めることができます。

GPUコンピューティングについての詳しい情報は、NVIDIAウェブサイトをご覧ください。CUDAについての詳細を知りたい場合、あるいは、その最新バージョンをダウンロードしたい場合は、CUDAウェブサイトをご覧ください。そのほか、NVIDIAニュース&イベントにおいて、NVIDIA関連のニュース、会社や製品に関する情報、動画/画像など、さまざまな情報を提供しています。ツイッターは@GPUComputingです。

About NVIDIA
1999年、NVIDIAによるグラフィックス・プロセッシング・ユニット(GPU)の発明が、世界中の人々にコンピュータグラフィックスの可能性を認識させることとなりました。今日、NVIDIAのプロセッサはスマートフォンからスーパーコンピューターまでの幅広い製品に、またモバイル・プロセッサは携帯電話、タブレット、および車載インフォテインメント・システムに搭載されています。なかでもPCゲーム分野ではリアリティあふれる仮想空間の実現によって多くのゲーマーを魅了しています。専門的な分野では、映画製作における高度な視覚効果や3Dグラフィックスをはじめ、ジャンボジェット機からゴルフクラブにいたるまであらゆるものの開発に役立っているほか、より高性能なコンピューターを必要とする先端科学の研究者にも利用されています。NVIDIAが保有する特許は申請中のものも含めると5,000件以上に上っており、近代的なコンピューティング技術の基礎となっているものも数多く含まれています。当社の詳細についてはwww.nvidia.co.jpまたは日本語サイト//www.nvidia.co.jpをご覧ください。

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本参考情報に記載されている記述の中には、NVIDIA CUDA並列コンピューティングプラットフォームに関する効果、性能、特徴、恩恵や、NVIDIAのコンピュータ技術に関する特許の影響など、これらに限らず、将来予測的なものが含まれており、予測とは大幅に異なる結果を生ずる可能性があるリスクと不確実性を伴っています。これらのリスクと不確実性に関してはこれらに限らず、世界的な経済環境、サードパーティーに依存する製品の製造、組立、梱包、試験、技術開発および競合による影響、新しい製品やテクノロジの開発あるいは既存の製品やテクノロジの改良、当社製品やパートナー企業の製品の市場への浸透、デザイン、製造、あるいはソフトウェアの欠陥、ユーザの嗜好および需要の変化、業界標準やインターフェースの変更、システムを統合する際の当社製品および技術の予期せぬパフォーマンスの損失などがあり、その他のリスクの詳細に関しては、Form 10-Qの2012年7月29日を末日とする会計年度レポートなど、米証券取引委員会(SEC)に提出されているNVIDIAの報告書に適宜記載されます。 これらの将来予測的な記述は発表日時点での見解に基づくものであり、NVIDIAはこれらの記述を更新する一切の義務を負いません。

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