Microsoft Azure、NVIDIA GRID 2.0とTeslaプラットフォームにより、 クラウド経由でプロフェッショナル・グラフィックスと アクセラレーテッド・コンピューティングを提供
2015年9月29日 - カリフォルニア州サンタクララ -NVIDIA(本社:米国カリフォルニア州サンタクララ、社長兼CEO: ジェンスン・フアン(Jen-Hsun Huang)、Nasdaq:NVDA)は本日、Microsoftのクラウド・プラットフォーム、Microsoft AzureからNVIDIA® GPU対応のプロフェッショナル・グラフィックス・アプリケーションとアクセラレーテッド・コンピューティング機能が世界的に提供されることになったと発表しました。
新しいNシリーズ仮想マシンにNVIDIA GRID™の最新バージョンを採用したAzureは、NVIDIA GRID 2.0 仮想グラフィックスをエンタープライズ各社に提供する初めてのクラウド・コンピューティング・プラットフォームとなります。
Azure経由のクラウド環境で、あるいは、WindowsとLinuxの仮想マシンが混在するハイブリッド環境で、NVIDIA Quadro®グレードのプロフェッショナル・グラフィックス・アプリケーションとアクセラレーテッド・コンピューティングを事業に活用されます。膨大な計算処理が必要となるデータセンタやハイパフォーマンス・コンピューティング(HPC)のアプリケーションについては、NVIDIA Tesla®アクセラレーテッド・コンピューティング・プラットフォームのフラッグシップ、Tesla K80 GPUアクセラレータを追加し、スーパーコンピューティングクラスのパフォーマンスを提供することができます。
NVIDIAの共同創立者兼CEO、ジェンスン・フアン(Jen-Hsun Huang)は、次のように述べています。「アクセラレーテッド・グラフィックスとハイパフォーマンス・コンピューティングをあらゆる種類のコネクテッド・デバイスに提供する、そのデバイスがどのような場所にあっても提供するというのが、当社のビジョンです。今回、Microsoft Azureとの協力を通じ、複雑でデータ・インテンシブなデザインをどのような場所からでも正確に可視化できる力をエンジニアやデザイナ、コンテンツ・クリエータ、研究者などのプロフェッショナルにお届けできるようになりました。これは、NVIDIAにとっても大きな喜びだと言えます。」
Microsoft Azureの副社長、ジェイソン・ザンダー(Jason Zander)氏は、次のように述べています。「NVIDIA GPUは高度なビジュアライゼーションをリードする存在であり、新しいNシリーズ・コンピュート・ファミリと組み合わせるのはこれしかないと考えました。NVIDIAもMicrosoftも、昔から業界全体を大きく変えるようなイノベーションを生みだしてきています。NVIDIAと協力し、この革新的なクラウド体験を顧客に提供できることを大変うれしく思っています。」
空前の仮想グラフィックス性能
NVIDIA GRIDを使えば、Autodesk、Esriなどの企業が開発したグラフィックス・インテンシブなアプリケーションをクラウド経由でユーザに提供することが可能になります。先月発表されたNVIDIA GRID 2.0では、NVIDIA Quadro GPUドライバがサポートされたほか、高いグラフィックス性能を要求するアプリケーションが必要とする機能と性能の提供が可能となりました。また、アプリケーション・パフォーマンスは旧世代のGRID GPUから倍増しており、Linux OSもサポートしています。
クラウドによるスーパーコンピューティング
Teslaアクセラレーテッド・コンピューティング・プラットフォームは、HPC、計算科学、スーパーコンピューティング、データ解析、ディープラーニングなどのアプリケーションを高い電力効率で処理できるように基礎から作りあげられています。
世界トップクラスの性能を誇るスーパーコンピュータにも採用されているTeslaプラットフォームは、CPUのみの方式に比べてパフォーマンスもエネルギー効率も格段に向上します。また、データセンタにおけるアプリケーションのスループットも空前のレベルになります。
AzureはNシリーズ仮想マシンにTesla K80 GPUアクセラレータを採用しており、スーパーコンピューティングクラスのパフォーマンスを幅広く提供することができます。世界中の企業にとって、自社専用のコンピューティング資源に対する投資、建設、維持といった負担をすることなく要件の厳しい作業負荷を高速化できる日が到来します。
NVIDIA GRIDについての最新情報:
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NVIDIAについて
1993年以来、NVIDIA(NASDAQ: NVDA)は、ビジュアル・コンピューティングという芸術的な科学の世界をリードしてきました。ゲーマや研究者、消費者からエンタープライズ各社にいたるまで、あらゆる人々にとって、ディスプレイの世界はインタラクティブな発見の世界へと変化しつつありますが、その源となっているのがNVIDIAのテクノロジです。詳しい情報は、//nvidianews.nvidia.com/や//blogs.nvidia.com/をご覧ください。
本プレスリリースに記載されている記述の中には、NVIDIA GRID2.0の利益や影響など、将来予測的なものが含まれており、予測とは大幅に異なる結果が生じるリスクと不確実性を伴っています。かかるリスクと不確実性は、世界的な経済環境、サードパーティーに依存する製品の製造・組立・梱包・試験、技術開発および競合による影響、新しい製品やテクノロジの開発あるいは既存の製品やテクノロジの改良、当社製品やパートナー企業の製品の市場への浸透、デザイン・製造あるいはソフトウェアの欠陥、ユーザーの嗜好および需要の変化、業界標準やインターフェースの変更、システム統合時に当社製品および技術の予期せぬパフォーマンスにより生じる損失などを含み、その他のリスクの詳細に関しては、Form10-Qの2015年7月26日を末日とする四半期レポートなど、米証券取引委員会(SEC)に提出されているNVIDIAの報告書に適宜記載されます。SECへの提出書類は写しがNVIDIAのウェブサイトに掲載されており、NVIDIAから無償で入手することができます。これらの将来予測的な記述は発表日時点の見解に基くものであって将来的な業績を保証するものではなく、法律による定めがある場合を除き、今後発生する事態や環境の変化に応じてこれらの記述を更新する義務をNVIDIAは一切負いません。
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