- データセンター、ゲーミング、プロフェッショナル ビジュアライゼーション、自動車などすべてのプラットフォームで過去最高の売上
- 第 2 四半期の売上高は前年同期比 40% 増の 31 億 2,000 万ドル
- 米国 GAAP に基づく 1 株当たり利益は前年同期比 91% 増の 1.76 ドル
NVIDIA (NASDAQ: NVDA) は、2018 年 7 月 29 日に終了した第 2 四半期の売上高が 31 億 2,000 万ドルとなったと発表しました。これは、前年同期の 22 億 3,000 万ドルから 40% 増、前四半期の 32 億1,000 万ドルからは 3% 減にあたります。
米国 GAAP に基づく業績では、第 2 四半期の希薄後 1 株当たり利益は 1.76 ドルで、前年同期の 0.92 ドルから 91% 増、前四半期の 1.98 ドルからは 11% 減となりました。非 GAAP に基づく業績では、希薄後 1 株当たり利益は 1.94 ドルで、前年同期の 1.01 ドルから 92% 増、前四半期の 2.05 ドルから 5% 減となりました。
NVIDIA の創業者/CEO の Jensen Huang (ジェンスン フアン)は、次のように述べています。「AI やゲーミング、プロフェッショナル ビジュアライゼーション、自動運転車などすべてのプラットフォームでの成長を達成することにより、NVIDIA は当四半期を好調のまま終了することができました。成長の主な理由は、業界を問わず求められているコンピューティング能力と、従来のコンピューティング能力でできることのギャップの拡大にあります。開発者たちは、自身のニーズに対応するために開発された、GPU アクセラレーテッド コンピューティング モデルの登場を歓迎しています。
今週、NVIDIA は Turing を発表しました。Turing は世界初のレイ トレーシング GPU で、NVIDIA RTX プラットフォームを補完し、コンピューター グラフィックス業界における 40 年間の夢を実現するものです。Turing は、NVIDIA が 10 年以上前に CUDA を導入して以来のコンピューティングにとっての大躍進であり、最大の進歩なのです」
資本の還元
NVIDIA は、2019 年会計年度の前半に、6 億 5,500 万ドルの自社株買いと 1 億 8,200 万ドルの四半期現金配当により、合計で 8 億 3,700 万ドルを株主に還元しました。
2019 年会計年度については、NVIDIA は四半期現金配当と自社株買いの継続により、12 億 5,000 万ドルを株主に還元する予定です。
次回の四半期現金配当は 1 株当たり 0.15 ドルで、2018 年 8 月 30 日を配当基準日として 2018 年 9 月 21 日にすべての株主に支払う予定です。
2019 年会計年度第 2 四半期の概要
四半期財務情報 (GAAP ベース) の比較 | |||||
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(単位: 百万ドル 1 株当たりのものを除く) | Q2 FY19 | Q1 FY19 | Q2 FY18 | Q/Q | Y/Y |
売上高 | $3,123 | $3,207 | $2,230 | 3% 減 | 40% 増 |
売上高総利益率 | 63.3% | 64.5% | 58.4% | 120 bps 減 | 490 bps 増 |
営業費用 | $818 | $773 | $614 | 6% 増 | 33% 増 |
営業利益 | $1,157 | $1,295 | $688 | 11% 減 | 68% 増 |
純利益 | $1,101 | $1,244 | $583 | 11% 減 | 89% 増 |
希薄後 1 株当たりの利益 | $1.76 | $1.98 | $0.92 | 11% 減 | 91% 増 |
四半期財務情報 (非 GAAP ベース) の比較 | |||||
---|---|---|---|---|---|
(単位: 百万ドル 1 株当たりのものを除く) | Q2 FY19 | Q1 FY19 | Q2 FY18 | Q/Q | Y/Y |
売上高 | $3,123 | $3,207 | $2,230 | 3% 減 | 40% 増 |
売上高総利益率 | 63.5% | 64.7% | 58.6% | 120 bps 減 | 490 bps 増 |
営業費用 | $692 | $648 | $533 | 7% 増 | 30% 増 |
営業利益 | $1,290 | $1,428 | $773 | 10% 減 | 67% 増 |
純利益 | $1,210 | $1,285 | $638 | 6% 減 | 90% 増 |
希薄後 1 株当たりの利益 | $1.94 | $2.05 | $1.01 | 5% 減 | 92% 増 |
2019 年会計年度第 3 四半期については、以下のように予想されます。
- 売上高は、32 億 5,000 ドル ±2% となる見込みです。
- 売上高総利益率は、GAAP ベースが 62.6% ± 0.5%、非 GAAP ベースが 62.8% ± 0.5% となる見込みです。
- 営業費用は、GAAP ベースが約 8 億 7,000 万ドル、非 GAAP ベースが約 7 億 3,000 万ドルとなる見込みです。
- GAAP ベースおよび非 GAAP ベースのその他の利益および費用は、約 2,000 万ドルの利益となる見込みです。
- GAAP 税率および非 GAAP 税率は、ともに 9.0% ± 1% となる見込みです (個別項目は除く)。GAAP ベースの個別項目は、四半期ベースで変動すると当社が予想する、株式報酬に関連した税制優遇措置の過不足を含みます。
最近のハイライト
今週、NVIDIA は、10 年以上前の CUDA® GPU の発明以降、当社でもっとも重要なイノベーションである Turing™ GPU アーキテクチャを発表し、コンピューター グラフィックスに革新をもたらしました。Turing は、世界初のレイ トレーシング GPU です。Turing には、レイ トレーシングを加速する新しい RT コアと、AI による推論のための新しい Tensor コアを搭載しています。これら 2 つが初めて搭載されることで、リアルタイムのレイ トレーシングが可能となると共に、シミュレーションとラスタライゼーションの向上を実現するためのさらにパワフルなコンピューティング能力を提供します。Turing は NVIDIA RTX™ を補完するもので、ラスタライゼーション、レイ トレーシング、コンピューティングおよび AI を組み合わせた、リアルタイムのレイ トレーシングを可能にする、新しいハイブリッド レンダリング グラフィックスのアプローチであり、まさにコンピューター グラフィックスの夢の実現と言えます。Turing は、ビデオ ゲームの世界を変革するものであり、2,500 億ドルの規模を持つビジュアル エフェクト業界にもたらされた、革命的な GPU です。
NVIDIA Research では、標準的なスローモーション ビデオから高品質なスローモーション ビデオを作り出すための新手法や破損した写真データから画像粒子の粗い、あるいはぼやけた写真を鮮明にする新手法、人の行動を観察することによってその行動を真似できるようにする、新しい方法のロボット訓練といった、ディープラーニングでの発明を活用した AI によって、今後も限界を押し広げてまいります。NVIDIA Research は、先頃の Computer Vision and Pattern Recognition Conference にて 4 つの賞を獲得いたしました。さらに、米国国防高等研究計画局と 2,300 万ドルの契約を結び、大学や業界の研究機関と連携し、ポスト ムーアの法則時代のシステムの開発を行っています。
第 1 四半期の収益報告後の各マーケット プラットフォームのハイライトは、以下の通りとなっています。
データセンター:
- データセンター関連の売上は前年同期比 83 パーセント増で、7 億 6,000 万ドルとなりました。
- オークリッジ国立研究所で、27,000 以上の NVIDIA® Volta Tensor Core GPU を搭載した、世界最速のスーパーコンピューター Summit の完成を発表しました。
- 世界最速のシステムの上位 500 の新リストに基づき、世界最速のスーパーコンピューター 7 つのうちの 5 つに NVIDIA GPU が搭載されているという発表を行いました。リストに入っている新しいコンピューティング パワーの 56% に NVIDIA GPU が搭載されています。
- AI および高性能コンピューティング向けの、世界初のユニファイド コンピューティング プラットフォーム NVIDIA HGX-2™ を投入しました。クラウド サービス プロバイダーやサーバーの OEM および ODM など、世界中のいくつものパートナーが HGX-2 を組み込んだシステムの構築を行っています。
- Google Cloud では、AI 推論およびグラフィックス仮想化を目的に最適化された、NVIDIA Tesla® P4 GPU を採用しています。
- Fast.ai の研究者たちが、Amazon Web Services で利用できる NVIDIA Tesla V100 GPU を使って、AI のトレーニング時間の世界最短記録を達成しました。
- ディープラーニングの導入および拡張のための、簡単にデプロイできるモジュラー アプローチである AIRI Mini with Pure Storage と ONTAP AI with NetApp を投入しました。
ゲーム:
- ゲーム関連の売上は前年同期比 52 パーセント増で、18 億ドルとなりました。
- すべての大手 OEM から 25 機種以上の Max-Q デザインの GeForce ゲーミング ノート PC が提供されており、薄くて軽量なノートブックで高い性能が実現されているという発表を行いました。
- 衝撃的な 1,000 NIT HDR の輝度で、カク付きなしでゲームが楽しめる、次世代 NVIDIA G-SYNC® HDR ディスプレイの出荷が始まりました。
プロフェッショナル ビジュアライゼーション:
- プロフェッショナル ビジュアライゼーション関連の売上は前年同期比 20 パーセント増で、2 億 8,100 万ドルとなりました。
- 5,000 万人以上のデザイナーやアーティストの作業に革命をもたらす、Turing ベースの GPU、NVIDIA® Quadro RTX™ 8000、RTX 6000 および RTX 5000 を発表しました。
- ムーアの法則が終焉を迎えようとしているなか、世界のレンダー ファームを大きく変革する、フル レイ トレーシングのグローバル イルミネーション レンダリング サーバー NVIDIA RTX Server を投入しました。
- NVIDIA RTX が、業界を横断して、世界の大手グラフィックス ソフトウェア企業から支持されていると発表しました。
自動車:
- 自動車関連の売上は前年同期比 13 パーセント増で、1 億 6,100 万ドルとなりました。
- Daimler および Bosch が完全自動化された無人自動車を実用化させるために NVIDIA の DRIVE™ プラットフォームを採用し、来年、シリコンバレーでパイロット テストを実施するという発表を行いました。
NVIDA CFO によるコメント
NVIDIA のエグゼクティブ バイス プレジデント兼最高財務責任者 (CFO) であるコレット クレス (Colette Kress) による本四半期に関するコメントを、http://investor.nvidia.com/ で読むことができます (英語)。
カンファレンス コールおよび Web キャスト情報
2019 年会計年度第 2 四半期決算および現在の財務見通しについてのアナリストおよび投資家とのカンファレンス コールのライブ Web キャスト (視聴のみモード) は、NVIDIA のインベスター リレーションズ Web サイト、 http://investor.nvidia.com および www.streetevents.com でアクセス可能です。Web キャストは録音され、NVIDIA の 2019 年会計年度第 3 四半期決算についてのカンファレンス コールが開催されるまで再生できます。
非 GAAP 財務指標について
NVIDIA では、GAAP ベースの要約連結損益計算書と要約連結貸借対照表に加え、一部の項目については非 GAAP ベースの財務指標を使用しています。使用している非 GAAP 財務指標は、非 GAAP ベースの売上高総利益、非 GAAP ベースの売上高総利益率、非 GAAP ベースの営業費用、非 GAAP ベースの営業利益、非 GAAP ベースのその他の利益 (費用)、非 GAAP の支払法人税、非 GAAP ベースの純利益、非 GAAP ベースの希薄後 1 株当たり純利益あるいは利益、非 GAAP ベースの希薄後株式数、ならびにフリー キャッシュ フローです。また、現在と過去の財務指標を比較しやすいように、GAAP ベースの財務指標と非 GAAP ベースの財務指標がどのような関係にあるのかも明らかにしています。この情報を活用すれば、関連する GAAP 財務指標から、株式報酬費用、和解費用、買収関連費用、拠出金、関連会社以外への投資による損益、減債償却に関連する支払利息、債務関連費用、およびこれらの項目に関連して発生する税金の影響 (該当する場合)を除外することができます。非 GAAP ベースの希薄後 1 株当たり純利益は加重平均株式数を用いて算出していますが、その際、社債ヘッジの反希薄効果を考慮しております。フリー キャッシュ フローは、営業活動の収益から不動産や設備、無形資産の購入費を差し引いた GAAP ベースのキャッシュ純額として算出されます。非 GAAP 財務指標の提示は、過去から続く財務状況の変遷を理解しやすくするものであると NVIDIA では考えています。なお、NVIDIA が提示している非 GAAP 財務指標はそれのみを独立して見るべきものでもなければ、GAAP ベースで用意された業績を代替するものでもありません。また、NVIDIA が提示する非 GAAP 財務指標は、他社が提示する非 GAAP 財務指標とは異なる可能性があります。
より詳細な 2019 年会計年度の通期と第 2 四半期の業績は、こちらをご覧ください。
NVIDIA について
NVIDIA が 1999 年に開発した GPU は、PC ゲーム市場の成長に拍車をかけ、現代のコンピューター グラフィックスを再定義し、並列コンピューティングを一変させました。最近では、GPU ディープラーニングが最新の AI、つまりコンピューティングの新時代の火付け役となり、世界を認知して理解できるコンピューター、ロボット、自動運転車の脳の役割を GPU が果たすまでになりました。今日、NVIDIA は「AI コンピューティング カンパニー」として知名度を上げています。詳しい情報は、//www.nvidia.co.jp/ をご覧ください。
NVIDIA の最新情報は、以下の方法で入手できます。
公式ブログ NVIDIA blog、Facebook、Google+、 Twitter、LinkedIn および Instagram、NVIDIA に関する動画 YouTube、画像 Flickr。
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業界を問わず求められているコンピューティング能力と、従来のコンピューティング能力でできることのギャップの拡大、開発者たちが自身のニーズに対応するために開発された、GPU アクセラレーテッド コンピューティング モデルの登場を歓迎していること、Turing が世界初のレイ トレーシング GPU であり、NVIDIA RTX プラットフォームを補完し、コンピューター グラフィックス業界における 40 年間の夢を実現するものであること、Turing は NVIDIA が 10 年以上前に CUDA を導入して以来のコンピューティングにとっての大躍進であり、最大の進歩であること、NVIDIA が予定する 2019 年度の資本の還元、NVIDIA の次の四半期の現金配当、NVIDIA の 2019 年度第 3 四半期の財務見通し、NVIDIA の 2019 年度第 3 四半期の予想税率、株式報酬に関連する税制優遇措置の過不足から変動が生じるという NVIDIA の予想、リアルタイムでのレイ トレーシングおよびコンピューティングによるシミュレーションとラスタライズの向上を実現する能力があること、世界初のレイ トレーシング GPU であること、NVIDIA RTX プラットフォームであること、新しいハイブリッド レンダリング グラフィックスのアプローチであること、コンピューター グラフィックスの夢の実現であると言えること、ビデオ ゲームの世界を変革するものであり、2,500 億ドルの規模を持つビジュアル エフェクト業界にもたらされた、革命的な GPU であることを含む、NVIDIA の Turing GPU アーキテクチャのインパクト、便益および能力、NVIDIA Research が新しい手法および方法を含むディープラーニング関連の発明によって AI の可能性を今後も押し広げること、世界中のパートナーが NVIDIA HGX-2 を組み込んだシステムの構築を行っていること、Google Cloud が NVIDIA Tesla P4 GPU を採用していること、AIRI Mini および ONTAP AI を投入して、エンタープライズにディープラーニングの導入および拡張のための、簡単にデプロイできるモジュラー アプローチを提供すること、薄くて軽量のノート PC にハイエンドの機能をもたらす Max-Q ノート PC デザイン、1,000 NIT HDR の輝度で、カク付きなしでゲームが楽しめる NVIDIA G-SYNC HDR の出荷と配送、NVIDIA Quadro RTX 8000、Quadro RTX 6000 および Quadro RTX 5000 がデザイナーおよびアーティストの作業に革命をもたらすこと、ムーアの法則が終焉を迎えようとしているなか、NVIDIA RTX Server がレンダー ファームを大きく変革すること、および Daimler および Bosch が NVIDIA の DRIVE プラットフォームを採用し、完全自動化およびドライバーレスの自動車を街路に持ち込んで、来年にもパイロット テストを実施を開始することなど、本プレスリリースにおける一定の記載は将来の見通しに関する記述であり、予測とは著しく異なる結果を生ずる可能性があるリスクと不確実性を伴っています。かかるリスクと不確実性は、世界的な経済環境、サードパーティに依存する製品の製造・組立・梱包・試験、技術開発および競合による影響、新しい製品やテクノロジの開発あるいは既存の製品やテクノロジの改良、当社製品やパートナー企業の製品の市場への浸透、デザイン・製造あるいはソフトウェアの欠陥、ユーザーの嗜好および需要の変化、業界標準やインターフェイスの変更、システム統合時に当社製品および技術の予期せぬパフォーマンスにより生じる損失などを含み、その他のリスクの詳細に関しては、Form 10-K での当社のアニュアル レポートならびに Form 10-Q での四半期レポートなど、米証券取引委員会 (SEC) に提出されている NVIDIA の報告書に適宜記載されます。SEC への提出書類は写しが NVIDIA の Web サイトに掲載されており、NVIDIA から無償で入手することができます。これらの将来予測的な記述は発表日時点の見解に基づくものであって将来的な業績を保証するものではなく、法律による定めがある場合を除き、今後発生する事態や環境の変化に応じてこれらの記述を更新する義務を NVIDIA は一切負いません。
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