Uber が所有する AI 搭載の自動運転車両と自動運転トラックの走行距離はすでに 200 万マイルを超え、走行回数は 5 万回を突破
米国ラスベガス — CES — (2018 年 1 月 7 日) — NVIDIA (NASDAQ: NVDA) と、Uber は、ライドシェアリング サービスを提供する Uber が、自社の自動運転車両に搭載する AI コンピューティング システムに NVIDIA の技術を採用したことを発表しました。
CES 2018 の開幕前に開催されたプレス カンファレンスにおいて、NVIDIA の創業者兼 CEO、ジェンスン フアン (Jensen Huang) は、このコラボレーションでは Uber Advanced Technologies Group の自動運転車両と自動運転トラックで NVIDIA の技術を利用し、AI アルゴリズムの実行によって、複雑な環境においても各車両が世界を認識し、次に起こることを予測し、最善の方策をすばやく選択できるようになると述べています。
「交通輸送の将来はモビリティ サービスによって変革されます。便利で手頃な MaaS (サービスとしてのモビリティ) が都市や社会を作り変え、今後 10 年間で予想される 10 億人規模の世界人口の増加に対処できるようになります。自動運転車両はモビリティ サービスの普及にとって必要不可欠な技術です。私たちは Uber と協力してこのビジョンを実現することを楽しみにしています。」とフアンは述べています。
Uber は 2015 年の初めに自動運転技術への取り組みを開始し、2016 年秋にピッツバーグで初の公道走行実験を行いました。続いて 2017 年の初めには、フェニックスで 2 回目の実験を開始しています。この間に Uber の自動運転車は 5 万回を超える乗客輸送を行い、200 万マイル超の走行距離を記録しています。
Uber が NVIDIA の技術を採用したことは、自動運転車両におけるコンピューター技術の要件が膨大であるという現実を反映しています。自動運転車両や自動運転トラックは、高精細の 360 度サラウンド カメラとライダーを通して世界を知覚し、センチメートル単位の精度で自車の位置を認識して、他の車両や人を検出および追跡し、目的地までの安全で快適な経路を計画する必要があります。しかも、最高レベルの安全性を確保するには、このすべての処理をマルチレベルの冗長性をもって実行する必要があります。無人走行車におけるコンピューター技術への要求水準は、今日の最先端を行く一般車の優に 50 ~ 100 倍に達します。
Uber Advanced Technologies Group の責任者であるエリック メイホファー (Eric Meyhofer) 氏は、次のように述べています。「安全で信頼できる自動運転車両を開発するには、高度な AI ソフトウェアと高性能の GPU コンピューティング エンジンを車内に配備する必要があります。Uber がスケーラブルな自動運転車両と自動運転トラックを市場に提供するうえで、NVIDIA は非常に重要なテクノロジ プロバイダーだと言えます。」
Uber は、Volvo XC90 SUV の最初のテスト車両で NVIDIA GPU コンピューティング テクノロジの使用を開始し、現在では高性能の NVIDIA プロセッサを使用して、自動運転/配車車両と自動運転の貨物トラックの両方でディープ ニューラル ネットワークを稼働させています。Uber 車両の開発ペースは急激に加速しており、直近では 100 万マイルの自動走行をわずか 100 日間で達成しています。
UBER について
Uber は、ボタンを押すだけでタクシーをつかまえるにはどうしたらよいかという重要な課題を解決するため、2009 年に創業されました。その後利用回数は 50 億回を超え、Uber はさらに大きな課題への挑戦を開始しています。それは、自動運転車両による安全な輸送、Uber Eats による早くて安いフード配達、さらに、乗り合いの人数を増やすことによる都市の渋滞の緩和です。
NVIDIA についての最新情報:
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NVIDIA について
NVIDIA が 1999 年に開発した GPU は、PC ゲーム市場の成長に拍車をかけ、現代のコンピューター グラフィックスを再定義し、並列コンピューティングを一変させました。最近では、GPU ディープラーニングが最新の AI、つまりコンピューティングの新時代の火付け役となり、世界を認知して理解できるコンピュータ、ロボット、自動運転車の脳の役割を GPU が果たすまでになりました。今日、NVIDIA は「AI コンピューティング カンパニー」として知名度を上げています。詳しい情報は、//www.nvidia.co.jp/ をご覧ください。
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