2010年8月23日 - カリフォルニア州サンタクララ - NVIDIA(本社:米国カリフォルニア州サンタクララ、社長兼CEO: ジェンスン・フアン(Jen-Hsun Huang)、Nasdaq:NVDA)は本日、ジョージア工科大学をCUDAセンター・オブ・エクセレンスとして認定したと発表しました。
ジョージア工科大学は工学・科学の分野における世界有数の大学であり、GPUコンピューティングを活用してさまざまな研究や開発、教育を推進しています。
新しいCUDAセンター・オブ・エクセレンスの主任研究員には、ジョージア工科大学コンピューティング学科教授であり、かつ、オークリッジ国立研究所のグループ・リーダーでもあるジェフリー・ベッター(Jeffrey Vetter)氏が就任します。
ベッター氏は、次のように述べています。「NVIDIAはCUDAアーキテクチャで並列処理機能を導入しましたが、ジョージア工科大学では、昔から、その並列処理機能を必要とする教育や研究を行ってきました。今までは25もの研究グループがばらばらに活動を進めていましたが、今回の認定により、今後は、ひとつのセンターでまとめて推進する形になります。この結果、我々の研究能力が大きく高まるものと思われます。」
ジョージア工科大学では、非営利の研究機関、GTRI(Georgia Tech Research Institute)も、米国防総省などの政府関連機関や業界各社との共同研究にGPUを活用しています。
ベッター氏は、次のようにも述べています。「アイディアやスキルについて交流が推進でき、ソフトウェアやハードウェア設備が共有できる、NVIDIAのスタッフやその専門知識に優先的にアクセスできるようになってやりとりがすばやく行えるようになるなど、今回の認定は大きな強みを数多く、研究プログラムや教育プログラムに与えてくれると思います。」
NVIDIAとジョージア工科大学は、米国における科学的インフラストラクチャの形成を支援するさまざまなプロジェクトで協力関係にあります。ジョージア工科大学は、アメリカ国立科学財団のTrack 2D Keeneland Projectにより、今年、NVIDIA® Tesla™プロセッサによる大型システムを導入し、2012年までにはペタフロップ・クラスというさらに大型のシステムを導入する計画となっています。ジョージア工科大学とオークリッジ国立研究所も、先日、DARPAのUHPC(Ubiquitous High Performance Computing)プログラムにおいて、エネルギー効率が高く、「キャビネット・サイズでペタフロップ」を実現するプロトタイプ・システムを2018年までに共同開発することになりました。
ジョージア工科大学ではまた、マルチコアCPUのシステムでCUDAコードをシームレスに走らせることが可能なコンパイラ、「Ocelot」というソフトウェア・ツールの開発も行っています。このコンパイラはCCOEが配布する計画となっており、オープンソースのインフラストラクチャとしてさまざまな研究に役立つものと期待されています。
CUDAセンター・オブ・エクセレンスの認定を受けた大学や研究機関は、ジョージア工科大学のほか、ハーバード大学、ケンブリッジ大学、中国科学院など、世界全体で10組織があります。そのほか、世界で350校以上の大学がCUDAプログラミングモデルの教育を行っています。
CUDA™はNVIDIAが提唱したコンピューティング・アーキテクチャで、NVIDIAのGPUを業界標準のプログラミング言語とAPIでプログラミングし、その膨大な並列処理能力をグラフィックス以外のさまざまなアプリケーションに活用することができます。
ジョージア工科大学CUDAセンター・オブ・エクセレンスについての詳しい情報は、こちらをごらんになるか、あるいは、NVIDIA CUDAセンター・オブ・エクセレンス・プログラムのページをご覧ください。
NVIDIA について
NVIDIAは、1999年にグラフィックス・プロセッシング・ユニット(GPU)を発明した時、コンピュータグラフィックスのパワーを世界に目覚めさせました。それ以来、ポータブルメディアプレイヤーからノートブック、ワークステーションまで幅広い範囲におけるインタラクティブなグラフィックス機器で、継続的かつ驚異的なビジュアルコンピューティングの新しい標準を創り上げてきました。NVIDIAのプログラム可能なGPUの専門的技術は、費用のかからない安価な、そして幅広いアクセスができるスーパーコンピュータによる並列処理の進歩を続けています。米フォーチュン誌でNVIDIAは半導体産業におけるイノベーション分野で2年連続して1位にランキングされました。より詳しい情報については、www.nvidia.com あるいは日本語サイト//www.nvidia.co.jpをご覧ください。
本参考情報に記載されている記述の中には、CUDA センター・オブ・エクセレンス、NVIDIA テクノロジに関する利点、特徴、影響および性能など、これらに限らず、将来予測的なものが含まれており、予測とは大幅に異なる結果を生ずる可能性があるリスクと不確実性を伴っています。これらのリスクと不確実性に関してはこれらに限らず、より効率かつ迅速な技術開発、並列処理におけるCPUの採用、デザイン、製造、あるいはソフトウェアの欠陥、技術開発および競合による影響、ユーザの嗜好および需要の変化、競合製品のユーザの採用、業界標準およびインターフェースの変更、システムを統合する際の当社製品および技術の予期せぬパフォーマンスの損失などがあり、その他のリスクの詳細に関しては、Form 10-Kの2010年5月2日を末日とする四半期レポートなど、米証券取引委員会(SEC)に提出されているNVIDIAの報告書に適宜記載されます。これらの将来予測的な記述は発表日時点での見解に基くものであり、NDIVIAはこれらの記述を更新する一切の義務を負いません。
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