クリエイティブなプロフェッショナル、Adobe Creative Suite 6の ワークフローをNVIDIA GPUテクノロジで高速化|NVIDIA
 

クリエイティブなプロフェッショナル、Adobe Creative Suite 6の ワークフローをNVIDIA GPUテクノロジで高速化

 
 

NVIDIA GPU、Adobe After Effects CS6、Adobe Premiere Pro CS6、Adobe SpeedGrade CS6、Adobe Photoshop CS6で GPU高速化に対応したさまざまな機能を実現

2012年4月13日 - カリフォルニア州サンタクララ -NVIDIA(本社:米国カリフォルニア州サンタクララ、社長兼CEO: ジェンスン・フアン(Jen-Hsun Huang)、Nasdaq:NVDA)は本日、NVIDIA®のプロフェッショナルGPU、Quadro®やTesla™による高速化に対応したAdobe® Creative Suite® 6 Production Premiumがもうすぐリリースされると発表しました。新しいAdobe Creative Suite 6.0なら、アーティストもエディターも、かつてないほどのパワーとインタラクティビティを手にすることができます。構築に何時間もかかっていたモーショングラフィックスがほんの数分で作れるようになります。ほんの数フレーム/秒しかレンダリングできなかったほどのエフェクトもフルにかけられるようになります。このような価格帯ではいままで対応できなかったカラーグレーディングも可能で、小さな代理店でも利用できるようになるなど、さまざまな特長を持つ製品です。

GPUによる高速化機能の幅と深さを拡大
前バージョンのAdobe Premiere® Proには、NVIDIA CUDA™を用いた高速化に対応できる画期的なAdobe Mercury Playback Engineが搭載されました。それに続く今回が画期的なのは、Adobe Creative Suite 6 Production Premiumソフトウェアの全体でNVIDIA GPUがサポートされる点です。Adobe After Effects® CS6、Adobe Premiere Pro CS6、Adobe SpeedGrade CS6、Photoshop®のいずれを使う場合も、NVIDIA Quadro GPUやTesla GPUを搭載したシステムでは、アーティストやエディターにはっきりと感じられるほどワークフローが改善されます。NVIDIA Maximus™テクノロジにより、Adobe Creative Suite 6ソフトウェアで新しく搭載されたツールや改良されたツールが限界まで高速化されるからです。

Adobe After Effects CS6
Adobe After Effects CS6ではモーショングラフィックスのワークフローをかつてないほどシンプルかつすばやく進めることができます。新しくパワフルな3Dコンポジティング・パイプラインが用意されており、妥協のない高画質を実現可能なレイトレーシングが行えるのです。テキストやシェイプにベベルやエクストルードをかけて組み込む、レンダリングをネイティブ・レイヤーと結合するなどの処理は、いままで、他の3Dツールと行ったり来たりしなければならず時間がかかっていましたが、それがAfter Effects内で直接行えるようになりました。アドビの新しい「Ray Trace 3D」レンダラーはNVIDIA® OptiX™レイトレーシング・エンジンに対応しており、リアルな質感、正確な反射、ソフトな陰影、フィールドの奥行き感、モーションブラーなどをレンダリングすることができます。NVIDIA GPUを使うと新しいレイトレーシングは完全にインタラクティブとなり、6コアCPUのデュアル構成だけの場合に比べて最大27倍もの高速で最終フレームを出力できるようになります1。

Digital Spatula社のシニア・クリエイティブ・ディレクター、スティーブ・テイラー(Steve Taylor)氏は、次のように述べています。「私は毎日After Effectsを使っており、仕事の90%は大量のモーショングラフィックスと膨大なビデオ編集を行うポスト・プロダクションです。今度のAfter Effectsに搭載された新しい3Dレイトレーシング機能をNVIDIA Maximus対応ワークステーションで利用すると、いままでよりも短い時間でずっと多くの処理を行うことができます。おかげで、プロジェクトのもっとクリエイティブな側面についていろいろと考える時間的余裕が得られました。アニメーション化した魅力的な3Dのテキストやロゴを作りたい場合も、ほかの3Dアプリケーションに切り替えるという面倒なこともしなくてよくなりました。ものすごく高速、効率的で使いやすいというのもAfter Effects CS6の魅力ですが、それだけでなく、品質の高い成果物の制作に集中できる時間も増えるのがすばらしいと思います。」

Adobe Premiere Pro CS6
Adobe Creative Suiteは以前からNVIDIA CUDA™で高速化したAdobe Mercury Playback EngineがAdobe Premiere Proで使えていましたが、この点は今回のAdobe Creative Suite 6も変わっておらず、ビデオ編集のパフォーマンスが最大で8倍となります2。今回は連続再生などの機能も新しくGPUによる高速化に対応したほか、Three-Way Color Correctorにもさまざまな機能が追加されました。Warp Stabilizerで安定化したビデオのリアルタイム再生も行えるようになりました。この結果、DSLR、RED 4、5Kネイティブのフッテージなど、処理負担の大きい動画フォーマットやD-Cinemaフォーマットも流れるような再生が可能になりました。また、NVIDIA開発のAdobe Premiere Pro CS6用プラグインでNVIDIA Quadro SDI出力カードがサポートできるようになったため、複数チャンネルのHD-SDI出力をごく低いレイテンシでサポートできるようになりました。

Adobe SpeedGrade CS6
Adobe Creative Suite 6にはAdobe SpeedGrade CS6が用意されます。これはリアルタイムにカラーグレーディングが行えるプロフェッショナル向けのツールで、NVIDIA Quadro GPUに最適化されており、 NVIDIA SDI出力カード専用です。RAWやハイダイナミックレンジのコンテンツについて高い精度とパフォーマンスでカラーグレーディングが行えるように、Adobe SpeedGradeで推奨されているのは、Quadro 4000、Quadro 5000、Quadro 6000のみとなっています。

Adobe Photoshop CS6
Adobe Photoshop CS6には新開発のMercury Graphics Engineが搭載され、Liquify(ゆがみ)、パペットワープ、直感的なブラーといったツールなど、GPU高速化に対応した重要機能がいくつも追加されました。いままでもさまざまな機能がGPU高速化に対応していましたが、今回、それがさらに拡充され、プレビューの高速化、リアルタイム・イメージング、スムーズな応答などを実現して編集やコンポジティング、イメージ操作をかつてないほどのスピードでスムーズに行えるようになりました。

新しいCreative Suite 6のPremiereをはじめとするさまざまなビデオツールに用意されている機能については、//success.adobe.com/en/na/programs/events/1203_16108_nab.htmlをご覧ください。

NVIDIA Quadro SDI出力
Adobe SpeedGradeとAdobe Premiere Pro CS6のいずれにおいてもグラフィックス・ツー・ビデオ出力に対応し、ひとつのGPU対応システムでワークフロー全体についてSDIモニタリングを効率的に行うためには、NVIDIA Quadro GPUとQuadro SDI出力カードの組み合わせが必要です。

NVIDIA Maximusテクノロジ
NVIDIA Maximus対応システムはひとつの統合ドライバーでNVIDIAのQuadro GPUとTesla GPUを1台のワークステーション上で使えるため、マルチレイヤーの複雑なプロジェクトを従来よりも短時間で制作することができます。高性能なグラフィックス処理と並列処理を同時に行えるため、生産性が高まるとともに創造性を発揮しやすい環境が生まれ、編集ワークフローが一変するのです。

Adobeのビデオ・オーディオ製品管理担当ディレクター、ビル・ロバーツ(Bill Roberts)氏は、次のように述べています。「Adobe Creative Suite 6は従来以上にNVIDIAのGPUにまつわる処理へイノベーションを投入し、クリエイティブなプロが最小限の時間で最高品質の成果物を作れるようにするさまざまな機能を実現し、デザイン・ワークフローのさらなるシンプル化を進めました。NVIDIA GPU各種に対応した高速化を推進すれば、できる限りよい成果が出せる編集ソリューションのパワフルなエコシステムが生まれるのです。」

2012年4月16日から19日までラスベガスでNAB 2012が開催されますが、そのアドビ・ブース(ブース番号:SL2624)では、NVIDIA GPUで高速化されたAdobe Creative Suite 6 Production Premiumソフトウェアのデモがご覧いただけます。NVIDIAブース(SL9215)でも、Adobe After Effects CS6の3Dレイトレーシング機能やAdobe Premiere Pro CS6のデモを行います。いずれも、NVIDIA GPUテクノロジーで高速化された製品です。

NVIDIA GPUは、Adobe Creative Suite 6のパフォーマンスを高め、最高のユーザー体験が得られるように設計され、認定されています。高い信頼性や専用Quadro SDI出力のサポート、優れた画質、高いパフォーマンスが得られるほか、Adobe Creative Suite 6で究極のパフォーマンスが得られるように最大6GBものグラフィックス・メモリーが利用できるNVIDIA Maximusテクノロジーも用意されているのです。

新しいAdobe Creative Suite 6.0を高速化すると認定されているNVIDIAグラフィックス・ソリューションは、以下の通りです。

デスクトップ・ワークステーション: モバイル・ワークステーション:
Quadro 2000 + Tesla C2075 (NVIDIA Maximus) Quadro 5010M
Quadro 6000 Quadro 5000M
Quadro 5000 Quadro 4000M
Quadro 4000 Quadro 3000M
Quadro 4000 for Mac Quadro 2000M
Quadro 2000  
   
ゲーム:  
GeForce GTX 580  
GeForce GTX 570  
GeForce GTX 470  

Quadroプロフェッショナル・グラフィックス・カードは、Adobe Creative Suite 6アプリケーションにおいて業界をリードするパフォーマンスと信頼性、互換性、安定性が提供できるように、NVIDIAが設計・開発を行いました。プロフェッショナルが必要とするパフォーマンスと信頼性を得るため、AdobeとNVIDIAは、Quadroソリューションを強く推奨します。AdobeもNVIDIAも、Adobe Premiere Proに最適でベストなユーザー体験が得られるQuadroソリューションとするため、膨大なエンジニアリング・リソースを投入しています。

Adobe Creative Suite 6とNVIDIA GPUによる並外れた高速化や各種の機能、メリットについての詳細は、//www.nvidia.co.jp/cs6をご覧ください。

NVIDIAのワークステーションやQuadroについての情報はYouTubeにもあります。ツイッターは@NVIDIAQuadroです。

About NVIDIA
1999年、NVIDIAによるグラフィックス・プロセッシング・ユニット(GPU)の発明が、世界中の人々にコンピュータグラフィックスの可能性を認識させることとなりました。今日、NVIDIAのプロセッサはスマートフォンからスーパーコンピューターまでの幅広い製品に、またモバイル・プロセッサは携帯電話、タブレット、および車載インフォテインメント・システムに搭載されています。なかでもPCゲーム分野ではリアリティあふれる仮想空間の実現によって多くのゲーマーを魅了しています。専門的な分野では、映画製作における高度な視覚効果や3Dグラフィックスをはじめ、ジャンボジェット機からゴルフクラブにいたるまであらゆるものの開発に役立っているほか、より高性能なコンピューターを必要とする先端科学の研究者にも利用されています。NVIDIAが保有する特許は申請中のものも含めると4,500件以上に上っており、近代的なコンピューティング技術の基礎となっているものも数多く含まれています。当社の詳細については//www.nvidia.co.jpまたは日本語サイト//www.nvidia.co.jpをご覧ください。

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本参考情報に記載されている記述の中には、Quadro GPUに関する特許の影響など、これらに限らず、将来予測的なものが含まれており、予測とは大幅に異なる結果を生ずる可能性があるリスクと不確実性を伴っています。これらのリスクと不確実性に関してはこれらに限らず、世界的な経済環境、サードパー ティーに依存する製品の製造、組立、梱包、試験、技術開発および競合による影響、新しい製品やテクノロジーの開発あるいは既存の製品やテクノロジーの改 良、当社製品やパートナー企業の製品の市場への浸透、デザイン、製造、あるいはソフトウェアの欠陥、ユーザの嗜好および需要の変化、業界標準やインターフェースの変更、システムを統合する際の当社製品および技術の予期せぬパフォーマンスの損失などがあり、その他のリスクの詳細に関しては、Form 10-Kの2012年1月29日を末日とする会計年度レポートなど、米証券取引委員会(SEC)に提出されているNVIDIAの報告書に適宜記載されます。 これらの将来予測的な記述は発表日時点での見解に基づくものであり、NDIVIAはこれらの記述を更新する一切の義務を負いません。

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