カリフォルニア州サンタクララ (2017 年 5 月 9 日) ―NVIDIA (NASDAQ: NVDA)
- 第 1 四半期の売上高は前年同期比 48% 増の 19 億 4,000 万ドル
- 米国 GAAP に基づく 1 株当たり利益は、前年同期比 126% 増の 0.79 ドル
- 非 GAAP に基づく 1 株当たり利益は、前年同期比 85% 増の 0.85 ドル
- 全ての製品ラインで幅広く成長
NVIDIA (NASDAQ:NVDA) は、2017 年 4 月 30 日を末日とする第 1 四半期の売上高が 19 億 4,000 万ドルとなったと発表しました。これは、前年同期の13億ドルから 48% 増、前四半期の 21 億 7,000 万ドルから 11% 減にあたります。
米国 GAAP に基づく業績では、第 1 四半期の希薄後1株当たりの利益は 0.79 ドルとなりました。これは、前年同期の 0.35 ドルから 126% 増、前四半期の 0.99 ドルから 20% 減にあたります。非 GAAP に基づく業績では、希薄後 1 株当たりの利益は 0.85 ドルとなり、前年同期の 0.46 ドルから 85% 増、前四半期の 1.13 ドルから 25% 減となりました。
NVIDIA の創設者兼 CEO、ジェンスン フアン (Jensen Huang) は、次のように述べています。「AI 革命はハイペースで進み、加速し続けています。NVIDIA の GPU ディープラーニング プラットフォームは、研究者、インターネット大手および新興企業にとって最適なツールです。なぜなら、未来を作り出しているのはそうしたお客様だからです。」
「当社のデータセンター GPU コンピューティング事業は、昨年のほぼ 3 倍の規模になりました。ディープラーニングを採用するコンピューター科学者が世界中で増えているためです。GPU ディープラーニングや AI は、現代における最重要の技術力ですが、その潜在能力に気づき始めている業界が後を絶ちません。」
資本の還元
2018 年会計年度については、四半期の現金配当と自社株買いの継続を通じて 12 億 5,000 万ドルを株主に還元する予定です。2018 年会計年度第 1 四半期に、NVIDIA は現金配当として 8,200 万ドルを支払いました。
次回の四半期現金配当は 1 株当たり 0.14 ドルとし、2017 年 5 月 23 日を配当基準日として、2017 年 6 月 14 日に支払う予定です。
2018 年会計年度第 1 四半期の概要
四半期財務情報 (GAAP ベース) の比較 | |||||
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(単位: 百万ドル 1 株当たりのものを除く) | Q1 FY18 | Q4 FY17 | Q1 FY17 | Q/Q | Y/Y |
売上高 | $1,937 | $2,173 | $1,305 | 11% 減 | 48% 増 |
売上高総利益率 | 59.4% | 60.0% | 57.5% | 60 bps 減 | 190 bps 増 |
営業費用 | $596 | $570 | $506 | 5% 増 | 18% 増 |
営業利益 | $554 | $733 | $245 | 24% 減 | 126% 増 |
純利益 | $507 | $655 | $208 | 23% 減 | 144% 増 |
希薄後 1 株当たりの利益 | $0.79 | $0.99 | $0.35 | 20% 減 | 126% 増 |
四半期財務情報 (非 GAAP ベース) の比較 | |||||
---|---|---|---|---|---|
(単位: 百万ドル 1 株当たりのものを除く) | Q1 FY18 | Q4 FY17 | Q1 FY17 | Q/Q | Y/Y |
売上高 | $1,937 | $2,173 | $1,305 | 11% 減 | 48% 増 |
売上高総利益率 | 59.6% | 60.2% | 58.6% | 60 bps 減 | 100 bps 増 |
営業費用 | $517 | $498 | $443 | 4% 増 | 17% 増 |
営業利益 | $637 | $809 | $322 | 21% 減 | 98% 増 |
純利益 | $533 | $704 | $263 | 24% 減 | 103% 増 |
希薄後 1 株当たりの利益 | $0.85 | $1.13 | $0.46 | 25% 減 | 85% 増 |
2018 年会計年度第 2 四半期については、以下のように予想されます。
- 売上高は、19 億 5,000 万ドル ±2% の範囲になる見込みです。
- 売上高総利益率は、GAAP ベースが 58.4%±0.5%、非 GAAP ベースが 58.6% ± 0.5% となる見込みです。
- GAAP ベースの営業費用は、約 6 億 500 万ドル程度となる見込みです。非 GAAP ベースの営業費用は、約 5 億 3,000 万ドル程度となる見込みです。
- GAAP ベースのその他収益および費用は、転換社債の早期転換に伴う追加費用を含め約 800 万ドルの費用となる見込みです。非 GAAP ベースのその他収益および費用は、約 300 万ドルの費用となる見込みです。
- 2018 年度第 2 四半期の GAAP 税率および非 GAAP 税率は、ともに 17% ± 1% となる見込みです(個別項目は除く)。
- GAAP ベースおよび非 GAAP ベースの希薄後 EPS (1 株当たり利益) の計算に用いた加重平均株式数は、本四半期中の加重平均株価を基準としています。
- 資本支出は約 5,500 万ドルから 6,500 万ドルの範囲になるものと見込まれます。
2018 年会計年度第 1 四半期のハイライト
第 1 四半期において、NVIDIA は以下のような幅広い成果を上げました。
ゲーム:
- 世界最速のゲーミング GPU、GeForce® GTX 1080 Ti を発表しました。
- 究極のパフォーマンスを求めるゲーム愛好家や研究者向けに TITAN Xp を発表しました。
データセンター:
- Microsoft と共同で NVIDIA® Tesla® P100 および P40 の GPU を Azure クラウドに投入することを発表しました。
- データセンター用 AI の性能向上のために設計された NVIDIA の Tesla アクセラレーターが Google Cloud、Tencent Cloud、IBM Cloud、および Baidu Cloud に採用されたと発表しました。
- 東京工業大学が、NVIDIA のアクセラレーテッド コンピューティング プラットフォームを使用して日本最速の AI スーパーコンピューター、TSUBAME3.0 を開発すると発表しました。
- 富士通が 24 台の NVIDIA DGX-1™ AI システムを使用して、日本最大の研究センターである理化学研究所向けに新たなAIスーパーコンピューターを製作すると発表しました。
- Facebook と共同で Caffe2 ディープラーニング フレームワークおよび Tesla P100 GPU を搭載した Big Basin サーバーを発表しました。
- NVIDIA Deep Learning Institute を通じ、今年は 10 万人の開発者を対象にトレーニングを行う計画を発表しました。これは、2016 年から 10 倍増にあたります。
- ロボット、ドローンおよびスマート カメラなどに端末向けAI、ディープラーニングおよびコンピューター ビジョンの機能を提供する、高性能かつ低電力のコンピューター プラットフォーム、NVIDIA Jetson™ TX2 を発表しました。
自動車:
- 世界最大の自動車部品サプライヤー Bosch と共同で、Bosch ブランドの AI 自動運転車向けコンピューターを新たに開発する計画を発表しました。
- Peterbilt、Kenworth および DAF などのブランドを擁する世界屈指のトラックメーカー、PACCAR と協業し、自動運転トラック向けソリューションを開発することを発表しました。
より詳細な 2018 年会計年度の通期と第 1 四半期の業績は、こちらをご覧ください。
NVIDA CFO によるコメント
NVIDIA のエグゼクティブ バイスプレジデント 最高財務責任者、コレット クレス (Colette Kress) による本四半期に関するコメントを //investor.nvidia.com/ で読むことができます (英語)。
非 GAAP 財務指標について
NVIDIA では、GAAP ベースの要約連結損益計算書と要約連結貸借対照表に加え、一部の項目については非 GAAP ベースの財務指標を使用しています。使用している非 GAAP 財務指標は、非 GAAP ベースの売上高総利益、非 GAAP ベースの売上高総利益率、非 GAAP ベースの営業費用、非 GAAP ベースの営業利益、非 GAAP ベースのその他の利益 (費用)、非 GAAP の支払法人税、非 GAAP ベースの純利益、非 GAAP ベースの希薄後 1 株当たり純利益あるいは利益、非 GAAP ベースの希薄後株式数、Intel のライセンスを除く売上高、ならびにフリー キャッシュ フローです。また、現在と過去の財務指標が比較しやすいように、GAAP ベースの財務指標と非 GAAP ベースの財務指標がどのような関係にあるのかも明らかにしています。この情報を活用すれば、関連する GAAP 財務指標から、株式報酬費用、和解費用、買収関連費用、先進医療制度への拠出、リストラその他関連費、関連会社以外への投資による損益、減債償却に関連する支払利息、転換社債の早期転換に伴う損失、および存在する場合には、これらの項目に関連して発生する税金の影響を除外することができます。非 GAAP ベースの希薄後 1 株当たり純利益は加重平均株式数を用いて算出していますが、その際、社債ヘッジの反希薄効果は考慮してあります。フリー キャッシュ フローは、営業活動の収益から不動産や設備、無形資産の購入費を差し引いた GAAP ベースのキャッシュ純額として算出されます。非 GAAP 財務指標の提示は、過去から続く財務状況の変遷を理解しやすくするものであると NVIDIA では考えています。なお、NVIDIA が提示している非 GAAP 財務指標はそれのみを独立して見るべきものでもなければ、GAAP ベースで用意された業績を代替するものでもありません。また、NVIDIA が提示する非 GAAP 財務指標は、他社が提示する非 GAAP 財務指標とは異なる可能性があります。
NVIDIA の最新情報は、以下の方法で入手できます。
公式ブログ NVIDIA blog、Facebook、Google+、 Twitter、LinkedIn および Instagram、NVIDIAに関する動画 YouTube、画像 Flickr。
NVIDIA について
NVIDIA が 1999 年に開発した GPU は、PC ゲーム市場の成長に拍車をかけ、現代のコンピューター グラフィックスを再定義し、並列コンピューティングを一変させました。最近では、GPU ディープラーニングが最新の AI、つまりコンピューティングの新時代の火付け役となり、世界を認知して理解できるコンピューター、ロボット、自動運転車の脳の役割を GPU が果たすまでになりました。今日、NVIDIA は「AI コンピューティング カンパニー」として知名度を上げています。詳しい情報は、//www.nvidia.co.jp/ をご覧ください。
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本プレスリリースに記載されている、AI 革命の継続的な加速、AI の最重要技術としての確立、2018 年度における当社の目標投資利益、当社の四半期の現金配当、当社の 2018 年第 2 四半期の財務見通し、2018 年度第 2 四半期の同社の税率、NVIDIA Tesla GPU、NVIDIA の高速コンピューティング プラットフォーム、NVIDIA DGX-1 AI システム、NVIDIA Jetson TX2、Bosch および PACCAR とのパートナーシップの提携や今年の NVIDIA Deep Learning Institute による 10 万人の開発者に対してのトレーニングの影響と利点は大幅に異なる結果が生じるリスクと不確実性を伴っています。かかるリスクと不確実性は、世界的な経済環境、サードパーティーに依存する製品の製造・組立・梱包・試験、技術開発および競合による影響、新しい製品やテクノロジの開発あるいは既存の製品やテクノロジの改良、当社製品やパートナー企業の製品の市場への浸透、デザイン・製造あるいはソフトウェアの欠陥、ユーザーの嗜好および需要の変化、業界標準やインターフェイスの変更、システム統合時に当社製品および技術の予期せぬパフォーマンスにより生じる損失などを含み、その他のリスクの詳細に関しては、Form10-K の 2017 年 1 月 29 日を末日とする四半期レポートなど、米証券取引委員会 (SEC) に提出されている NVIDIA の報告書に適宜記載されます。SEC への提出書類は写しが NVIDIA のウェブサイトに掲載されており、NVIDIA から無償で入手することができます。これらの将来予測的な記述は発表日時点の見解に基づくものであって将来的な業績を保証するものではなく、法律による定めがある場合を除き、今後発生する事態や環境の変化に応じてこれらの記述を更新する義務を NVIDIA は一切負いません。
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