NVIDIA の新しい高性能な GeForce RTX グラフィックス カードには、ディープラーニング スーパーサンプリング (DLSS) という革新的な新技術が搭載されているため、前世代のグラフィックス カードに比べて最大 2 倍のパフォーマンスを実現することができます。多くのゲームに採用される予定ですが、そのうちの 25 作品は既に告知済みです。
そのうちの 1 作品が「Final Fantasy XV: Windows Edition」です。開発元の Square Enix は、このゲームのベンチマークの特別なバージョンを公開しています。進化したグラフィックス、徹底したパフォーマンス、オープンワールドのアクション RPG で DLSS がどのように性能を発揮するかを確認することができます。
GeForce RTX グラフィックス カードをお持ちであれば、本日午後 5 時 (太平洋標準時) からこの新しい DLSS ベンチマークをこちらからダウンロードできます。ただし、あらゆる GPU で DLSS の利点を活用せずに実行することもできます。
ベンチマークを実行するとスコアが表示されますが、フレームレートをキャプチャする場合は、MSI Afterburner または Fraps のベンチマーク機能、あるいはそれらと同様の機能を使用してください。DLSS を有効にすると、前世代に比べて最大 89% のパフォーマンス向上が見られます。NVIDIA の最新 RTX GPU では、DLSS を有効にすることで TAA と比較して最大 40% の増加が得られます。ゲーマーにはさらに高速化されたゲーミング体験と視覚効果の質を高める余地が与えられます。
DLSS ベンチマークをご自身で試してみたい場合は、こちらからダウンロードしてください。
DLSS で画質やパフォーマンスをどのくらい向上できるか見てきたので、今度はその仕組みが知りたくなったのではありませんか。
まず、最大 64x でスーパーサンプリング (64xSS) された各 DLSS ゲームからの数千単位の画面キャプチャをニューラル ネットワークに見せます。次に、アンチエイリアシングなしで記録した別の画像セットを見せます。次に、スクリーンショットを見比べる仕事をネットワークに与え、莫大なパフォーマンス コストをかけることなく 64xSS の品質に近似させる方法を学習してもらいます。
ネットワークがプロセスを繰り返すたびにそのアルゴリズムが調整され、最終的にはプロセスを自動化することを学習します。アンチエイリアシングが 64xSS の画質に近づき、同時に、画面全体のぶれ、動きによるぶれ、ゴースト発生、透明な部分の乱れなど、TAA 関係の問題を回避します。
もちろん、誰もがスーパーコンピューターを所有しているわけではありません。そこで、NVIDIA は弊社のニューラル ネットワークからトレーニングしたデータをパッケージ化して小さなファイルを作り、Game Ready ドライバーに含めました。その結果、ご利用の GeForce RTX GPU は各 DLSS ゲームを最も効果的にレンダリングする方法を自動的に認識し、毎回最適な結果を約束します。
ついに、NVIDIA はディープラーニング スーパー サンプリングの非常に優れた 64xSS 品質と NVIDIA の高品質フィルターを活用し、ゲームの内部レンダリング解像を減らすまでに至りました。それにより画質に目立ったマイナスの影響を与えることなく、パフォーマンスが大幅に加速します。この様子は、「Final Fantasy XV: Windows Edition」DLSS ベンチマークでご確認いただけます。
このパフォーマンス促進と、GeForce RTX グラフィックス カードのラスタライゼーション パフォーマンスの向上が組み合わさることで、10 シリーズの Pascal アーキテクチャ グラフィックス カードと比べ、4K で最大 2 倍のフレームレート増加が確認されています。設定を上げて、このような規格外のパフォーマンスを引き出したり、60 FPS 以上で超滑らかな映像を楽しんだりすることで、究極のゲーム体験が実現します。
DLSS の詳細については、NVIDIA のゲーム サポート記事をお読みください。DLSS 対応となる予定のゲーム、NVIDIA のグラフィックス再創造の技術詳細、Turing アーキテクチャ ホワイトペーパーなどをご覧いただけます。新しい DLSS 統合に関するニュースについては、GeForce.com に定期的にアクセスしてください。