2019 年 12 月 18 日、中国蘇州 — GTC China — NVIDIA は、自動運転車両およびロボット向けの高度で先進的なソフトウェア デファインド プラットフォーム、NVIDIA DRIVE AGX Orin™ を発表しました。
このプラットフォームは、Orin と呼ばれる新しいシステムオンチップ (SoC) がベースとなっています。Orinは、170 億個のトランジスタを集積し、4 年間の研究開発投資によって生まれました。Orin SoC には、NVIDIA の次世代の GPU アーキテクチャと Arm Hercules CPU コア、更に、ディープラーニング用とコンピューター ビジョン用の新しいアクセラレーターが実装され、NVIDIA の前世代の Xavier SoC の 7 倍近くの処理能力となる、1 秒当たり合計 200 兆回の演算能力を実現します。
Orin は、自動運転車両やロボットで実行される様々なアプリケーションとディープ ニューラル ネットワークを同時に処理し、また、システムがISO 26262 ASIL-D のような安全基準を満たすことが出来るように設計されています。
ソフトウェア デファインド プラットフォームとして構築された DRIVE AGX Orin は、レベル 2 から完全自動運転のレベル 5 まで拡張可能な、アーキテクチャの互換性があるプラットフォームを実現するために開発されました。これにより、自動車メーカーや関連企業は大規模で複雑なソフトウェア群を開発できます。Orin と Xavier はいずれもオープンな CUDA と TensorRT API ならびにライブラリを通じてプログラムできるので、開発者は複数の製品世代にわたって投資を活用できます。
NVIDIA の創業者/CEO であるジェンスン フアン (Jensen Huang) は、次のように述べています。「安全な自動運転車両を作ることは、今の社会で最大のコンピューティング上の課題でしょう。自動運転車両を作るための投資額は指数関数的に膨らんでおり、入り組んだ課題を解決するためには、Orin のようなスケーラブルで、プログラマブルな、ソフトウェア デファインドの AI プラットフォームが欠かせません」
また、Navigant Research の主席リサーチ アナリストのサム アブエルサミド (Sam Abuelsamid) 氏は、次のように話しています。「NVIDIA の運輸業界に対する長期の貢献と革新的なエンドツーエンドのプラットフォームとツールは、巨大なエコシステムを生み出しており、自動運転車両に取り組んでいるほぼすべての企業が、コンピュート スタックに NVIDIA を活用しています。Orin は、この改良の絶えないテクノロジ ストーリーの次の重要な章に向けての大きな 1 歩になります」
NVIDIA DRIVE AGX Orin ファミリーには、単一のアーキテクチャに基づいた多様な構成があり、自動車メーカーが設定している 2022 年の製品化を見据えたものとなっています。
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NVIDIA について 1999 年における NVIDIA (NASDAQ 表示: NVDA) による GPU の発明は、PC ゲーミング市場の成長に爆発的な拍車をかけ、現代のコンピューター グラフィックスを再定義し、並列コンピューティングに革命的変化を起こしました。最近では、GPU ディープラーニングが最新の AI (次世代コンピューティング) に火をつけ、世界を知覚し理解することができるコンピューター、ロボット、自律走行車の脳として GPU は機能しています。詳細は、こちらのリンクから: www.nvidia.com/ja-jp/
NVIDIA DRIVE AGX Orin および Orin SoC の利益、影響、特徴、開発者が、複数の製品世代に渡る投資を利用可能になること、安全な自動運転車を作ることがおそらく社会的に最大のコンピューティング上の課題であること、および事実上自動運転車に取り組む全ての企業が自社のコンピュート スタックに NVIDIA を導入していることなど、本プレスリリースにおける一定の記載は将来の見通しに関する記述であり、予測とは著しく異なる結果を生ずる可能性があるリスクと不確実性を伴っています。かかるリスクと不確実性は、世界的な経済環境、サードパーティに依存する製品の製造・組立・梱包・試験、技術開発および競合による影響、新しい製品やテクノロジの開発あるいは既存の製品やテクノロジの改良、当社 製品やパートナー企業の製品の市場への浸透、デザイン・製造あるいはソフトウェアの欠陥、ユーザーの嗜好および需要の変化、業界標準やインターフェイスの変更、システム統合時に当社製品および技術の予期せぬパフォーマンスにより生じる損失などを含み、その他のリスクの詳細に関して は、Form 10-K での NVIDIA のアニュアル レポートならびに Form 10-Q での四半期レポートなど、米証券取引委員会 (SEC) に提出されている NVIDIA の報告書に適宜記載されます。SEC への提出書類は写しが NVIDIA の Web サイトに掲載されており、NVIDIA から無償で入手すること ができます。これらの将来予測的な記述は発表日時点の見解に基づくものであって将来的な業績を保証するものではなく、法律による定めがある 場合を除き、今後発生する事態や環境の変化に応じてこれらの記述を更新する義務を NVIDIA は一切負いません。
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