2019 年 10 月 21 日、ロサンゼルス — Mobile World Congress - NVIDIA と世界をリードするオープンソース ソリューションのプロバイダーである Red Hat は本日、両社の提携を拡大し、Red Hat OpenShift をベースとした、高性能なソフトウェア デファインドの5G ワイヤレス インフラストラクチャを通信事業業界に提供すると発表しました。
ロサンゼルスで開催の MWC の基調講演で NVIDIA の創業者/CEO であるジェンスン フアン (Jensen Huang) が発表したこの提携は、通信事業者が、ソフトウェア デファインドの多様なエッジ ワークロードに対処できる 5G ネットワークに移行するのを後押しするものです。まずは 5G の無線アクセス ネットワーク (RAN) に重点を置き、通信事業者のエッジで AI 対応アプリケーションの利用度向上を目指します。
Red Hat と NVIDIA は、エンタープライズのデータセンターでの Kubernetes の導入を加速するという、本年初頭の発表から提携を続けています。今回の提携拡大により、お客様は NVIDIA EGX プラットフォームと Red Hat OpenShift を使って、NVIDIA GPU をより簡単に展開できるようになり、エッジでの AI、データ サイエンスおよび機械学習を加速できるようになります。
5G のプロバイダーが特定用途向けのクラウドネイティブのインフラストラクチャに移行するために欠かせない要素となるのが、NVIDIA Aerial です。同じく本日発表された、このソフトウェア開発者キットにより、プロバイダーは、2 つの重要な進歩を実装することで、高性能なソフトウェア デファインドの5G ワイヤレス RAN を構築及び提供できるようになります。この 2 つの重要な進歩とは、Mellanox ネットワーク インターフェイス カードと GPU メモリを直接結ぶ低遅延のデータパスと、すべてのデータを GPU の高性能メモリ内に保持する 5G 物理層の信号処理エンジンです。
フアンは、次のように述べています。「業界は 5G に向かって進んでおり、『smart everything (あらゆるもののスマート化)』の革命が始まりつつあります。そのうちに、数十億ものセンサーとデバイスが世界中に広がり、新しいアプリケーションとサービスが生まれるようになるでしょう。NVIDIA は Red Hat とともに、この新しい 5G の世界のために、クラウドネイティブで、きわめてスケーラブルな、高性能の GPU コンピューティング インフラストラクチャを構築します。スマートフォン革命のときとまったく同じように、NVIDIA EGX エッジ スーパーコンピューティング プラットフォームを活用した、アプリケーションの新しい波が到来することでしょう」
Red Hat OpenShift は、エンタープライズグレードで、プロダクションレディの Kubernetes を備えており、Aerial 5G RAN、コンテナ ネットワークおよび他の新しいエッジ サービスの管理および自動化を可能にします。これによって、通信事業者は、インフラストラクチャを大規模に展開および管理できるようになります。
Red Hat の CEO であるジム ホワイトハースト (Jim Whitehurst) 氏は、次のように話しています。「次世代のモバイル ネットワークは、柔軟性に欠けた、独占的なソリューションによって定義されるのではなく、オープンなクラウドネイティブ テクノロジをベースとして構築されるようになるでしょう。オープンで、イノベーティブな通信インフラストラクチャ構築のリーダーである当社は、通信事業者のエッジで標準化されたソフトウェアを走らせることをとても大きな利点としており、動的にスケーラブルなサービスを通じて、多様なワークロードが新たに生み出されるのを後押ししています」
クラウドネイティブなプラットフォームで 5G RAN を運用することにより、通信事業者は、ネットワーク投資を最大限に活用でき、AI や AR、VR、ゲーミングといった新しいサービスをマーケットに広く展開できるようになります。
Red Hat について エンタープライズ向けオープンソースソフトウェア・ソリューションのプロバイダーとして世界をリードするRed Hatは、コミュニティとの協業により高い信頼性と性能を備えるLinux、ハイブリッドクラウド、コンテナ、Kubernetesなどのテクノロジを提供しています。お客様の新規および既存のITアプリケーションの統合、クラウドネイティブ アプリケーションの開発、業界をリードする当社のオペレーティング・システムによる標準化、および複雑な環境の自動化/セキュリティ確保/管理をお手伝いします。受賞歴を誇るサポート、トレーニング、およびコンサルティング サービスにより、Red Hatはフォーチュン500企業に対する信頼すべきアドバイザリーとなっています。クラウドプロバイダー、システムインテグレーター、アプリケーションベンダー、お客様、およびオープンソース コミュニティの戦略的パートナーとして、デジタルの未来に備えるための準備を支援します。
NVIDIA について 1999 年における NVIDIA (NASDAQ 表示: NVDA) による GPU の発明は、PC ゲーミング市場の成長に爆発的な拍車をかけ、現代のコンピューター グラフィックスを再定義し、並列コンピューティングに革命的変化を起こしました。最近では、GPU ディープラーニングが最新の AI (次世代コンピューティング) に火をつけ、世界を知覚し理解することができるコンピューター、ロボット、自律走行車の脳として GPU は機能しています。詳細は、こちらのリンクから: www.nvidia.com/ja-jp/
このプレスリリースに含まれる表現は、1995年米国民事証券訴訟改革法(Private Securities Litigation Reform Act of 1995)が定める定義の範囲内で「将来の見通しに関する声明」に相当する場合があります。将来の見通しに関する声明は、特定の仮定に基づいて将来の出来事に対する現在の期待を表明したものであり、過去または現在の事実に直接関連しない声明を含んでいます。実際の結果は、重要なさまざまの要因により、将来予測に関する記述に示されたものとは大きく異なることがあります。その重要な要因としては、NVIDIAが実効性のある競争を行えるか、新しい製品や技術革新を適時に提供して、それらに対する需要を喚起できるかに関するリスク、IT投資の遅れや削減、買収先の統合および取得した技術や商品を市場にうまく投入できるかに関するリスク、NVIDIAの製品及びNVIDIAの製品が依存する第三者の製品の誤りまたは欠陥に関するリスク、NVIDIA製品とその他のデータのセキュリティ上の脆弱性に関するリスク、為替レートの変動、主要スタッフの変更とそれらの者への依存、業界統合による影響、訴訟やそれに関連する和解の不確実性や不利な結末、NVIDIAの知的所有権を適切に保護できないこと、また、第三者の知的所有権に関してライセンス侵害・違反の請求がなされる可能性、NVIDIAの国際的活動における財務および活動上の課題への対応力、NVIDIAの成長と国際的活動に対する実効性がない管理と統制、その他の要因などが挙げられます。これらの要因に加えて、実際の将来の業績、結果、および成果は、業界や市場の全般的な状況、成長率、経済および政治の状況、政府・公共の政策の変更、地震や洪水などの自然災害の影響などの、より一般的な要因のために大きく異なる場合があります。本プレスリリースに掲載されている将来予測に関する記述は、その発行日時点のNVIDIAの見解を示したものであり、その見解は変更されることがあります。ただし、NVIDIAは将来のある時点で将来予測に関する記述を更新することもありますが、更新についていかなる義務も負うものではありません。これらの将来の見通しに関する声明は、本プレスリリースの発行日より後のいかなる時点におけるNVIDIAの見解も表すものではありません。
NVIDIA とRed Hat が両社の提携を拡大し、通信事業業界に 5G のインフラをもたらすこと、ソフトウェア デファインドのエッジ ワークロードを運用する通信事業者の 5G ネットワークへの移行を促進し、当初は RAN に焦点を当て、通信事業者のエッジでの AI 対応アプリケーションの利用度向上を目指す能力を含む NVIDIA と Red Hat の提携による利益と影響、NVIDIA Aerial と Red Hat OpenShift の利益、影響、能力および性能、業界が進歩し、smart everything の改革が始まること、数兆のセンサーとデバイスが世界中に広がり、新しいアプリケーションとサービスを可能にすること、アプリケーションの新しい波が到来すること、次世代のモバイルネットワークがオープンなクラウドネイティブ テクノロジにて築かれること、通信会社の側で標準化されたソフトウェアを実行し、動的にスケーラブルなサービスを通じて、多様なワークロードが可能になることの利点、および通信会社がネットワーク投資を最大限に活用でき、クラウドネイティブなプラットフォームで 5G RAN を運用することにより新しいサービスをもたらすことなど、本プレスリリースにおける一定の記載は将来の見通しに関する記述であり、予測とは著しく異なる結果を生ずる可能性があるリスクと不確実性を伴っています。かかるリスクと不確実性は、世界的な経済環境、サードパーティに依存する製品の製造・組立・梱包・試験、技術開発および競合による影響、新しい製品やテクノロジの開発あるいは既存の製品やテクノロジの改良、NVIDIA 製品やパートナー企業の製品の市場への浸透、デザイン・製造あるいはソフトウェアの欠陥、ユーザーの嗜好および需要の変化、業界標準やインターフェイスの変更、システム統合時にNVIDIA製品および技術の予期せぬパフォーマンスにより生じる損失などを含み、その他のリスクの詳細に関して は、Form 10-K での NVIDIA のアニュアル レポートならびに Form 10-Q での四半期レポートなど、米証券取引委員会 (SEC) に提出されている NVIDIA の報告書に適宜記載されます。SEC への提出書類は写しが NVIDIA の Web サイトに掲載されており、NVIDIA から無償で入手すること ができます。これらの将来予測的な記述は発表日時点の見解に基づくものであって将来的な業績を保証するものではなく、法律による定めがある 場合を除き、今後発生する事態や環境の変化に応じてこれらの記述を更新する義務を NVIDIA は一切負いません。
© 2019 NVIDIA Corporation. All rights reserved. NVIDIAおよびNVIDIA のロゴは、米国およびその他の国における NVIDIA Corporation の商標または登録商標です。その他の会社名および製品名は、それぞれの所有企業の商標または登録商標である可能性があります。機能、価格、可用性、および仕様は予告なしに変更されることがあります。