SaaS プラットフォームにより、大手機器メーカー、工場、倉庫、小売業の AI 製品およびサービスの導入を支援
2021 年 6 月 22 日 — カリフォルニア州サンタクララ — NVIDIA は本日、マネージド エッジ AI サービス プラットフォームNVIDIA Fleet Command™ の一般提供を開始することを発表しました。これにより、企業は数千もの拠点で NVIDIA-Certified Systems™ に AI アプリケーションを安全に展開、管理する上で直面する問題を解決できます。
NVIDIA Fleet Command のリモート管理ソフトウェアを使用すると、企業はエッジ コンピューティングのリアルタイム処理能力はそのままに、AI アプリケーションを安全に導入し、管理することができます。Fleet Command は、企業の IT における負担を軽減することに特化して設計されており、ユーザーが中央の拠点からソフトウェアを迅速にインストール、更新、管理できるようにすることで、あらゆる場所に AI の民主化をもたらします。
Fleet Commandをいち早く採用したのは、小売、ヘルスケア、ロジスティクス分野における世界の大手企業や、そうした企業と連携するソフトウェア専門企業です。
NVIDIA のエンタープライズ コンピューティング を統括するマヌバー ダス (Manuvir Das) は次のように述べています。「スマート ファクトリー、インテリジェント リテール、スマート シティなど、IoT時代に向けて企業が直面する最も複雑な問題の 1 つが、エッジで AI アプリケーションを展開および管理する能力です。NVIDIA Fleet Command はビジネス全体の効率性を高め、これまでにないスピードでエッジ AI を拡張することができます。」
このプラットフォームをインストールしてから数分以内に、管理者はアプリケーションの追加または削除、システム ソフトウェアの OTA (Over-the-Air) での更新、および遠く離れた場所にあるデバイスの状態を監視することができます。
精度とスピードの向上 世界の小売ロジスティクス企業トップ 10 に名を連ね、世界に 700 を超える配送センターを持つ Bollore Logistics は、AI インテリジェンスを活用して配送センターでの注文処理の精度とスピードを向上させる取り組みを進めています。同社は、NVIDIA のパートナーであるDematic と Osaro によるソリューションを実装して、Fleet Commandを活用して数百の拠点に AI アプリケーションを展開、管理できるようにしています。
作成から展開までエンドツーエンドで NVIDIA がサブスクリプションで提供している AI の展開および管理ツールは、企業が AI プロジェクトをプロトタイプから本番環境に迅速に移行できるクラウド ホスト型の開発ハブである NVIDIA Base Commandと組み合わせることができます。プラットフォームを組み合わせることで、企業はエッジ AI や産業用 AI のアイデアを素早く着想し、迅速に展開や管理を行うことができます。
Data Monsters は、Fleet Command をアーリー アクセスで使用する十数社のパートナーのうちの 1 社です。AI コンサルタント会社である同社は、世界最大級の飲料会社と連携して、多くの製造施設にソフトウェアを展開および管理しており、コンピューター ビジョンによって消費者向け缶製品のへこみや傷を検知し、問題発生時には従業員に通知する仕組みを構築しています。
Data Monsters で産業用 AI の責任者を務めるジャーマン スヴォーロフ (German Suvorov) 氏は次のように述べています。「Fleet Command は、ハードウェア リソースのプロビジョニング、展開の自動化や監視など、コンピューティング リソースのセキュアな展開と管理を大規模に行うために統一されたアプローチを提供してくれます。また、アプリケーション コンテナと DNN モデル用の単一のグローバルかつプライベートなレジストリである NVIDIA GPU Cloud と統合されています。このような機能はすべて、世界中の製造拠点のネットワーク上にあるエッジ AI アプリケーションのシームレスな拡張を可能にします。」
NVIDIA認証 NVIDIA-Certified Systemsにより、NVIDIA Ampereアーキテクチャ GPU と NVIDIA ネットワーキングが主要な NVIDIAパートナーのサーバーに統合されます。 NVIDIA から認証を受けたシステムは、エッジ AI ワークロードに優れたパフォーマンスを提供するように構成されており、Fleet Command 向けに最適化されています。
Fleet Command は、こちらも本日発表された NVIDIA AI LaunchPad プログラムの主要ソリューションの 1 つです。ハイブリッドクラウド プロバイダーを通じて提供される AI LaunchPad により、企業は NVIDIA によるインフラストラクチャやソフトウェアに即座にアクセスして AI ライフサイクル全体を合理化することができるようになります。
入手方法 Fleet Command ハイブリッドクラウド マネージド サービスは、NVIDIA-Certified Systemsを使用したエッジ AI の展開に合わせて、NVIDIA から直接提供されます。
NVIDIA について 1999年における NVIDIA (NASDAQ表示: NVDA) による GPU の発明は、PC ゲーミング市場の成長に爆発的な拍車をかけ、現代のコンピューター グラフィックス、ハイパフォーマンス コンピューティング、そして人工知能 (AI) を再定義しました。NVIDIA のアクセラレーテッド コンピューティングと AI における先駆的な取り組みは、輸送、ヘルスケア、製造業などの数兆ドル規模の産業を再構築し、その他のさまざまな産業の拡大も加速させています。詳細は、こちらのリンクから: https://nvidianews.nvidia.com/
NVIDIA Fleet Command および NVIDIA Base Command を含む、NVIDIA製品およびサービスの利点、影響、パフォーマンス、機能、および可用性、Bollore Logistics が AI インテリジェンスを使用して配送センターでの注文処理の精度とスピードを向上させる取り組みを進めていること、Bollore Logistics が NVIDIA パートナーである Dematic および Osaro のソリューションを実装し、多くの場所でのエッジ AI の管理を可能にしていること、Data Monsters が世界最大級の飲料会社と連携してソフトウェアをデプロイおよび管理していること、NVIDIA-Certified Systemsが NVIDIA Ampere アーキテクチャ GPU と NVIDIA ネットワーキングを主要な NVIDIA パートナーのサーバーに統合していること、AI LaunchPad により、企業が NVIDIA によるインフラストラクチャやソフトウェアに即座にアクセスして AI ライフサイクル全体を合理化できるようになること、およびFleet Command と NVIDIA AI LaunchPad のリリースのタイミングなど、本プレスリリースにおける一定の記載は将来の見通しに関する記述であり、予測とは著しく異なる結果を生ずる可能性があるリスクと不確実性を伴っています。かかるリスクと不確実性は、世界的な経済環境、サードパーティに依存する製品の製造・組立・梱包・試験、技術開発および競合による影響、新しい製品やテクノロジの開発あるいは既存の製品やテクノロジの改良、NVIDIA製品やパートナー企業の製品の市場への浸透、デザイン・製造あるいはソフトウェアの欠陥、ユーザーの嗜好および需要の変化、業界標準やインターフェイスの変更、システム統合時に当社製品および技術の予期せぬパフォーマンスにより生じる損失などを含み、その他のリスクの詳細に関しては、Form 10-K での NVIDIA のアニュアル レポートならびに Form 10-Q での四半期レポートなど、米証券取引委員会 (SEC) に提出されている NVIDIA の報告書に適宜記載されます。SEC への提出書類は写しが NVIDIA の Web サイトに掲載されており、NVIDIA から無償で入手することができます。これらの将来予測的な記述は発表日時点の見解に基づくものであって将来的な業績を保証するものではなく、法律による定めがある 場合を除き、今後発生する事態や環境の変化に応じてこれらの記述を更新する義務を NVIDIA は一切負いません。
©2021 NVIDIA Corporation. NVIDIA、NVIDIA のロゴ、および NVIDIA Fleet Command は、米国およびその他の国における NVIDIA Corporation の商標または登録商標です。その他の会社名および製品名は、それぞれの所有企業の商標または登録商標である可能性があります。機能、価格、利用の可否および仕様は予告なく変更される場合があります。