オートモーティブ関連企業とのAI ベースのモビリティ ソリューションに関する取引額が、80 億ドルを突破予定
2021 年 4 月 12 日 カリフォルニア州サンタクララ — GTC21 — NVIDIA は本日、最新の NVIDIA DRIVE™ ソリューションを使い、AI を活用した次世代の自律走行車を生み出そうとしている大手輸送関連企業が増え続けており、Volvo、Zoox および SAIC も本ソリューションを導入することになったことを発表しました。
次世代の自動車、トラック、ロボタクシー、および 新エネルギー車 (NEV) への採用が拡大しているのを受け、オートモーティブ関連企業からの NVIDIA DRIVE の受注高が今後 6 年間で 80 億ドル以上に達する見込みとなっています。
NVIDIA の創業者/CEO であるジェンスン フアン (Jensen Huang) は、次のように述べています。「輸送業界はテクノロジ業界になりつつあります。驚異的な自律走行テクノロジと AI テクノロジが搭載されるだけではなく、自動車は、ソフトウェア主導型のサービスを提供する、プログラマブルなプラットフォームとなり、輸送のビジネスモデルが再構築されるでしょう。数々の採用決定は、NVIDIAが世界最大級の、最も影響力のある業界の 1 つと連携し、モビリティの未来に革新をもたらしていることを表しています」
Volvo Carsと NVIDIA がコラボレーションを強化 Volvo Cars は、NVIDIA DRIVE Orin™ を搭載した次世代モデルを構築し、NVIDIA との過去数年間の密接な協力関係をさらに強化すると発表しました。DRIVE Orin テクノロジを活用した、最初の自動車となる、次世代の Volvo XC90 は、来年公開される予定です。
NVIDIA DRIVE Orin の高性能でエネルギー効率に優れた演算能力が、Volvo Cars と Zenseact (Volvo Cars の自律走行用ソフトウェア開発会社) によって社内開発されたソフトウェア、LiDARを含む先進のセンサー群、およびステアリングとブレーキのバックアップ システムと組み合わされることになります。その結果、このスウェーデンの自動車メーカーが生み出すインテリジェントな車両は、より安全で、よりパーソナライズされ、持続可能になります。さらに 十分にプログラマブルかつ OTAでのソフトウェア アップデートを通じて永続的にアップグレード可能であるので、Volvo Cars の次世代車両は日々改良されていきます。
Volvo Carsの発表についての詳細はこちらのブログをご参照下さい。
ロボタクシーが DRIVE を搭載 全世界での移動距離は 1 年間に数兆マイルにのぼり、この距離がサービスとして提供される比率がどんどん増えています。これに貢献しているのが、NVIDIA DRIVE をベースにして開発を行っている、以下のようなロボタクシー会社です。
Zoox は先頃、都市部で日常的に走行することを想定した、専用のロボタクシーを発表しました。この車両は、NVIDIA DRIVE を活用しており、双方向性機能を備えた最初のロボタクシーの 1 つであり、インテリジェントな次世代の輸送を実現しています。
中国の大手 MaaS (mobility-as-a-service: サービスとしてのモビリティ) プロバイダーである DiDiも、自律走行テスト用車両すべてに NVIDIA DRIVE を採用すると発表しました。これらのロボタクシー企業は、Pony.ai や Auto X といった、すでに NVIDIA DRIVE プラットフォーム上で開発を行っている企業のリストに加わることになります。
NVIDIA DRIVE を採用している、これら大手ロボタクシー企業の例についてはこちらのブログをご参照ください。
NEV 革命を主導 また、NVIDIA DRIVE Orin を使ってソフトウェア デファインドの車両を開発し、早ければ 2022 年より AI 機能を継続的に更新する計画を発表している自動車のスタートアップ企業や EV ブランドが、ここ数か月で増えています。以下は、その一例です。
NVIDIA DRIVE を活用した、次世代の電動自転車についてはこちらブログをご参照下さい。
NVIDIA DRIVE を搭載したトラックが公道を走行 Eコマース商品への需要が高まっているなか、トラック業界は深刻なドライバー不足に苦しんでいます。NVIDIA DRIVE プラットフォームは、ジオフェンスで区切られたエリアや公道、高速道路で走行できる、安全で、完全な自律走行可能なトラックの開発を実現します。
Navistar は TuSimple と連携し、NVIDIA DRIVE を活用して、レベル 4 までの自動運転が可能なトラックを新規に開発しようとしています。この米国メーカーのインテリジェントなトラックは、2024 年までに生産が開始される予定です。
中国最大のトラック メーカーである FAW は、NVIDIA DRIVE プラットフォームを実装した自律走行トラックを Plus と共同開発しています。このトラックは、今年後半に生産が開始される予定で、2022 年には Orin へのアップグレードが行われる予定となっています。
Volvo Group の一員である Volvo Autonomous Solutions も NVIDIA のエンドツーエンドの DRIVE プラットフォームを使って、自律輸送ソリューションと次世代のレベル 4 トラックの開発を行っています。
NVIDIA について 1999年における NVIDIA (NASDAQ表示: NVDA) による GPU の発明は、PC ゲーミング市場の成長に爆発的な拍車をかけ、現代のコンピューター グラフィックス、ハイパフォーマンス コンピューティング、そして人工知能 (AI) を再定義しました。NVIDIA のアクセラレーテッド コンピューティングと AI における先駆的な取り組みは、輸送、ヘルスケア、製造業などの数兆ドル規模の産業を再構築し、その他のさまざまな産業の拡大も加速させています。詳細は、こちらのリンクから: https://nvidianews.nvidia.com/
オートモーティブ関連企業からのNVIDIA DRIVEの受注高についての見込み、自動車業界がテクノロジ業界になりつつあり、車両が完全にプログラマブルなコンピューターとなり、ビジネスモデルが再構築されつつあること、車両に自律走行機能と AI テクノロジが搭載されていること、数々の採用決定は、NVIDIAがモビリティの未来に革新をもたらす業界との提携を表していること、NVIDIA DRIVE プラットフォームおよび NVIDIA と自動車メーカーとの提携の影響および利益、NVIDIA DRIVE テクノロジを実装した自動車の機能、利益および発売時期、および全世界での移動距離のうちサービスで提供されている距離の比率が増えていることなど、本プレスリリースにおける一定の記載は将来の見通しに関する記述であり、予測とは著しく異なる結果を生ずる可能性があるリスクと不確実性を伴っています。かかるリスクと不確実性は、世界的な経済環境、サードパーティに依存する製品の製造・組立・梱包・試験、技術開発および競合による影響、新しい製品やテクノロジの開発あるいは既存の製品やテクノロジの改良、NVIDIA製品やパートナー企業の製品の市場への浸透、デザイン・製造あるいはソフトウェアの欠陥、ユーザーの嗜好および需要の変化、業界標準やインターフェイスの変更、システム統合時にNVIDIA製品および技術の予期せぬパフォーマンスにより生じる損失などを含み、その他のリスクの詳細に関しては、Form 10-K での NVIDIA のアニュアル レポートならびに Form 10-Q での四半期レポートなど、米証券取引委員会 (SEC) に提出されている NVIDIA の報告書に適宜記載されます。SEC への提出書類は写しが NVIDIA の Web サイトに掲載されており、NVIDIA から無償で入手することができます。これらの将来予測的な記述は発表日時点の見解に基づくものであって将来的な業績を保証するものではなく、法律による定めがある 場合を除き、今後発生する事態や環境の変化に応じてこれらの記述を更新する義務を NVIDIA は一切負いません。
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