Jetson Orin ファミリーの発売開始からわずか半年以内に、Canon、John Deere、 Microsoft Azure、 Teradyne、 TK Elevator を含む1,000 を超える顧客が支持
カリフォルニア州サンタクララ - GTC - 2022 年 9 月20日 — NVIDIA は本日、前世代に比べて最大 80 倍のパフォーマンスを提供する新しい Jetson Orin Nano™ システム オン モジュールを発表しました。NVIDIA® Jetson™ のラインナップを拡大し、エントリー レベルのエッジ AI およびロボティクスの新しい基準を設定します。
あらゆる種類のエッジ AI およびロボティクス アプリケーションをサポートするため、NVIDIA Jetson ファミリーは初めて6 種の Orin ベースの量産モジュールを網羅します。これには、最小のフォームファクターで 1 秒あたり最大 40 兆回の演算 (TOPS) を実行できる AI パフォーマンスを発揮する Orin Nano と、高度な自律動作マシン向けに 275 TOPS を提供する Jetson AGX Orin™ が含まれます。
Jetson Orin は、NVIDIA Ampere アーキテクチャ GPU、Arm ベースの CPU、次世代のディープラーニングおよびビジョン アクセラレータ、高速インターフェイス、高速メモリ帯域幅、マルチモーダル センサー サポートを備えています。前例のないパフォーマンスと汎用性により、エッジ AI アプリケーションを展開するエンジニアから、次世代のインテリジェント マシンを構築するロボティクス オペレーティング システム (ROS) 開発者まで、より多くの顧客がかつては不可能と思われていた製品を商品化できるようになります。
NVIDIA の組み込みおよびエッジ コンピューティング担当バイス プレジデントであるディープゥ タッラ (Deepu Talla) は次のように述べています。「NVIDIA がわずか 半年前に Jetson AGX Orin の発売を開始して以来、1,000 を超える顧客と 150 を超えるパートナーが Jetson AGX Orin を採用しており、Orin Nano はこの流れを大幅に拡大することでしょう。何百万人ものエッジ AI および ROS 開発者のために桁違いのパフォーマンスを提供する Jetson Orin は、あらゆる種類のロボティクス展開にとって理想的なプラットフォームです」
エッジ AI とロボティクスをより身近に Orin Nano モジュールは、以前に発表された Orin NX モジュールとフォームファクターおよびピンの互換性があります。また、発売中の AGX Orin 開発者キットを利用した完全なエミュレーション サポートにより、今から Orin Nano シリーズ向けの開発を始めることができます。これによって開発者は 1 つのシステムを設計して複数の Jetson モジュールに展開し、アプリケーションを簡単に拡張できる柔軟性が得られます。
Orin Nano は、高速 I/O と NVIDIA Ampere アーキテクチャ GPU により、同時に複数の AI アプリケーション パイプラインに対応します。小売分析や産業品質管理などにおけるエントリー レベルのデバイスやアプリケーションの開発者は、より複雑な AI モデルに低コストで簡単にアクセスできるようになります。
Orin Nano モジュールは 2 種類の異なるメモリ容量を搭載したバージョンで提供されます。Orin Nano 8GB は、7W から 15W まで構成可能な電力で最大 40 TOPS を提供します。4GB バージョンは、5W から 10W の低電力オプションで最大 20 TOPS を提供します。
Jetson Orin プラットフォームは、最も困難なロボティクスの課題を解決するように設計されており、70 万人を超える ROS 開発者にアクセラレーテッド コンピューティングをもたらします。Orin Nano のパワフルなハードウェア機能と、強化された ROS 用の最新の NVIDIA Isaac™ ソフトウェアを組み合わせることで、ロボット開発者はさらなるパフォーマンスと生産性を得ることができます。
強力なパートナー エコシステムとソフトウェア サポート Jetson Orinは、Canon、John Deere、Microsoft Azure、Teradyne、TK Elevatorなど、ロボティクスおよび組み込みコンピューティングのエコシステム全体で幅広い支持を得ています。
NVIDIA の活溌な Jetson エコシステムは急速に成長しており、100 万人を超える開発者、6,000 の顧客、2,000 のスタートアップ、150 のパートナーが含まれます。Jetson パートナーは、AI ソフトウェア、ハードウェア、アプリケーション設計サービスから、カメラ、センサー、周辺機器、開発者向けのツール、開発システムまで、幅広いサポートを提供しています。
Orin Nano は NVIDIA JetPack™ SDK に対応しており、産業用 IoT、製造、スマート シティなどの分野で画期的な AI 製品を開発するために活用されている NVIDIA CUDA-X™ アクセラレーテッド コンピューティング スタックを搭載しています。
提供予定 Jetson Orin Nano モジュール は、日本国内でオープン価格にて (米国販売参考価格199 ドルから)、2023 年 1 月に発売予定です。
NVIDIA Jetson Orin Nano の詳細については、ジェンスン フアンによる GTC 2022 基調講演をご覧ください。また、GTC に無料で登録し、NVIDIA や業界リーダーによるセッションにご参加ください。
NVIDIA について 1999 年における NVIDIA (NASDAQ表示: NVDA) による GPU の発明は、PC ゲーミング市場の成長に爆発的な拍車をかけ、現代のコンピューター グラフィックス、ハイパフォーマンス コンピューティング、そして人工知能 (AI) を再定義しました。NVIDIA のアクセラレーテッド コンピューティングと AI における先駆的な取り組みは、輸送、ヘルスケア、製造業などの数兆ドル規模の産業を再構築し、その他のさまざまな産業の拡大も加速させています。詳細は、こちらのリンクから:https://nvidianews.nvidia.com/
NVIDIA Jetson Orin Nano、Jetson AGX Orin、Orin Nanoモジュール、 NVIDIA Isaac、NVIDIA Jetpack SDK、 NVIDIA CUDA-Xを含むNVIDIA の製品およびテクノロジの利点、影響、使用、性能、特徴および入手可能性、顧客やパートナーがJetson AGX Orinを導入していること、Orin NanoがJetson AGX Orinの導入を加速させていること、NVIDIA のJetsonエコシステムが急速に拡大していることなどに関する記述を含め (ただし、これらに限定されません)、本プレスリリースに記載されている記述の中には、将来予測的なものが含まれており、予測とは著しく異なる結果を生ずる可能性があるリスクと不確実性を伴っています。かかるリスクと不確実性は、世界的な経済環境、サードパーティに依存する製品の製造・組立・梱包・試験、技術開発および競合による影響、新しい製品やテクノロジの開発あるいは既存の製品やテクノロジの改良、NVIDIA 製品やパートナー企業の製品の市場への浸透、デザイン・製造あるいはソフトウェアの欠陥、ユーザーの嗜好および需要の変化、業界標準やインターフェイスの変更、システム統合時に NVIDIA 製品および技術の予期せぬパフォーマンスにより生じる損失などを含み、その他のリスクの詳細に関しては、Form 10-K での NVIDIA のアニュアル レポートならびに Form 10-Q での四半期レポートなど、米証券取引委員会 (SEC) に提出されている NVIDIA の報告書に適宜記載されます。SEC への提出書類は写しが NVIDIA の Web サイトに掲載されており、NVIDIA から無償で入手することができます。これらの将来予測的な記述は発表日時点の見解に基づくものであって将来的な業績を保証するものではなく、法律による定めがある場合を除き、今後発生する事態や環境の変化に応じてこれらの記述を更新する義務を NVIDIA は一切負いません。
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