NVIDIA Broadcast アプリケーション: セットアップ ガイド

執筆者: Gerardo Delgado 投稿日: 2020年9月17日木曜日 | 特集記事 NVIDIA Ampere 配信 GeForce RTX GPU ガイド ライブ配信

NVIDIA Broadcast について

NVIDIA Broadcast により、あらゆる部屋がホーム スタジオに変わります。標準的な Web カメラやマイクが、AI の力で高性能なスマート デバイスにアップグレードされます。 マイク ノイズ除去、ルーム エコー除去、バーチャル背景、オートフレーム、動画のノイズ除去などの AI を活用した機能で、ライブストリームの動画と音声の品質を向上させることができます。 NVIDIA RTX GPU に搭載された Tensor コアと呼ばれる専用の AI プロセッサにより、AI ネットワークは高品質なエフェクトをリアルタイムで追加できます。

要件

GPU NVIDIA GeForce RTX™ 2060、Quadro RTX™ 3000、TITAN RTX™、RTX Spark またはそれ以上
RAM 8 GB RAM 以上
CPU 推奨: Intel Core i5 8600、AMD Ryzen 5 2600 以上
ドライバー

Windows: Windows: NVIDIA Studio ドライバー 572.61、Game Ready ドライバー 572.61、NVIDIA RTX Enterprise ドライバー 572.61 以上

ARM 版 Windows: NVIDIA Studio ドライバー 617.42、Game Ready ドライバー 617.42、NVIDIA RTX Enterprise ドライバー 617.42 以上

オペレーティング システム Windows 10 64-bit、Windows 11 64-bit、ARM 版 Windows
接続 インストール中のインターネット接続

クイック スタート ガイド

NVIDIA Broadcast は、Windows PC のマイク、スピーカー、Web カメラの出力を受け取る仮想デバイスを作成します。仮想デバイスは 出力に対して AI エフェクトを適用し、さまざまな方法で出力品質を高めます。 お使いのライブストリーミング アプリケーションまたはビデオ会議アプリケーションでこの仮想デバイス (名前は NVIDIA Broadcast) を選択してください。

インストール:

  1. アプリをダウンロードします。
  2. アプリをインストールします。 インストール中、アプリはシステムに必要なファイルをダウンロードします。 ダウンロードには約 3 GB の追加ストレージが必要です。接続環境が良好であることと、十分なストレージ容量があることを確認してください。

セットアップ:

  1. NVIDIA Broadcast を設定します。

a. NVIDIA Broadcast アプリを開きます。

b. 各デバイスに移動し、上部のプルダウン メニューから入力デバイスを選択します。

c. 適用するエフェクトを選択します。

i. 複数のエフェクトを組み合わせることもできます。

ii. 不要な GPU リソースの消費を避けるため、必要なエフェクトのみを有効にすることをお勧めします。

iii. 有効にしたエフェクトで GPU 使用状況を確認するには、[設定] で [GPU 使用率] インジケーターを有効にします。

NVIDIA Broadcast アプリの設定

d. 一部のエフェクトでは、下部に表示されるスライダーまたはオプションでエフェクトの設定を調整できます。

2. Windows のサウンド設定を確認します。

a. Windows の [設定] > [システム] > [サウンド] に移動し、使用するヘッドセットまたはスピーカーが出力デバイスとして設定されていることを確認します。 システムのサウンドはすべてフィルターで除外されるため、NVIDIA Broadcast スピーカーをデフォルトにする必要はありません。

b. NVIDIA Broadcast マイクを入力として選択できます。 この方法では、アプリごとに設定する必要はありません。 この場合、必ず NVIDIA Broadcast で実際に使用するマイクを選択してください。

3. 使用するライブストリーミング アプリケーションまたはビデオ会議アプリケーションを設定します。

a. 使用するアプリケーションを開きます。

b. [設定] に移動し、[音声とビデオ] セクションに移動します。

c. NVIDIA Broadcast デバイスを選択します。

i. マイク (NVIDIA Broadcast)

ii. スピーカー (NVIDIA Broadcast)

iii. カメラ (NVIDIA Broadcast)

特定のアプリの設定方法については、こちらをご覧ください。

これで完了です。

高度なストリーミング設定:

  • マルチ エフェクトについて: デバイスごとに、AI エフェクトを組み合わせることができます。
    • 複数のエフェクトを実行すると、アプリの GPU 使用率が増加します。
    • すべてのエフェクトを組み合わせられるわけではありません。 たとえば、Studio Voice はマイクのバックグラウンド ノイズ低減機能と併用することはできません。
  • サードパーティ製フィルターに関する問題を回避するには: ノイズ キャンセリングなど、NVIDIA Broadcast と同様のエフェクトをサードパーティのアプリケーションが適用する場合があります。 エフェクトを二重に適用すると、エフェクトが正しく機能しなくなることがよくあります。 お使いのアプリケーションやドライバーでは、そのようなエフェクトを無効にすることをお勧めします。
  • キーボード ショートカット: キーボード ショートカットを割り当てることで、カメラ、マイク、スピーカーのエフェクトを有効または無効にするタイミングを制御できます。 [設定] からキーボード ショートカットを有効にし、キーボード マッピングを編集することができます。 ショートカットに割り当てたキーを押すたびに、直前の選択内容が有効または無効になります。 Elgato Stream Deck を使用している場合は、デバイスを使用してキーボード ショートカットを制御することもできます。 こちら から Elgato Marketplace にアクセスしてプラグインをインストールし、指示に従って設定を行ってください。
  • 解像度の変更: カメラの解像度を調整する場合は、NVIDIA Broadcast 側で調整してください。 ストリーミング/ビデオ会議アプリの設定はデフォルトのままにするか、NVIDIA Broadcast の設定と一致させてください。 NVIDIA Broadcast でウェブカメラの解像度を変更する場合、アプリでカメラを再読み込みする必要があります (カメラを再起動し、[自動] に設定されていない場合は手動で解像度を調整してください)。
  • マイク/スピーカーを頻繁に接続/切断する場合: マイク/スピーカーを頻繁に変更する場合 (抜き差しする場合など)、NVIDIA Broadcast で [既定のデバイス] を入力デバイスとして選択できます。そうすることで、Windows で新しい既定の入力デバイスとして検出されたマイクやスピーカーを自動的に使用できるようになり、毎回設定し直す必要がなくなります。
  • Windows サウンド設定で NVIDIA Broadcast を既定のデバイスとして設定する: NVIDIA Broadcast は Windows の既定のデバイスとして選択できます。アプリケーションごとに変更する必要はありません。 この方法を選択した場合、NVIDIA Broadcast で実際に使用するマイクを選択していることを確認してください。  スピーカーではこの設定を行わないでください。ビデオや音楽など、デバイスから入力されるすべての音声がフィルタリングされます。
  • ワイド ディスプレイ モード: NVIDIA Broadcast は現在 2 つのサイズをサポートしています。縦向き表示は、狭いスペースでアクセスしやすいアプリを求めるユーザーに最適です。ワイド ディスプレイ モードでは、ナビゲーションが容易になり、より大きくビデオのプレビューが表示されます。
    • アプリビューを展開または折りたたむには、上部のウィンドウ バーにある [展開/縮小] ボタンをクリックします。

テスト方法

NVIDIA Broadcast にはテスト機能が組み込まれています。

  • マイクをテストするには、バックグラウンド ノイズがある状態で自分の声を録音します。 ファイルを再生し、エフェクトのオン/オフを切り替え、強度を調整し、エフェクトによる音声の変化を確認します。
  • スピーカーのテスト用に、数種類のサンプル音声が用意されています。エフェクトのオン/オフを切り替えて効果を確認できます。 エフェクトの強度も調整できます。
  • ウェブカメラをテストするには、プレビュー ウィンドウを使用します。
    • プレビュー ウィンドウに、新たに「before/after」機能が追加されました。 この機能では、未加工のカメラ出力と AI エフェクトを適用した NVIDIA Broadcast 出力とを比較することができます。 有効にするには、カメラのプレビュー ウィンドウで横並び表示アイコンをクリックします。
  • 注: ビデオ通話のブロードキャストや参加を開始する前には、この機能を無効にしてください。無効にしない場合、オーディエンスにも横並びに表示されたビデオが表示されてしまいます。

ファイル プロセッサの使用方法

ファイル プロセッサでは、一部の NVIDIA Broadcast オーディオ エフェクトとビデオ エフェクトを、録画済みのメディア ファイルに適用できます。これは、ライブ モードで使用されているものと同じ AI テクノロジですが、オフラインでも利用できます。 一部のエフェクトは、ファイルの処理時にはリアルタイム モードよりも高い品質で実行され、可能な限り高品質な出力を実現します。
サポートされている形式: .mp4、.m4a、.mp3、.wav サポートされているコーデック: H.264 (8-bit)、AAC サポートされているオーディオ チャンネル数: 2

使用方法:

  1. NVIDIA Broadcast を開き、[ファイル] タブに移動します。
  2. ブラウズ、フォルダーの追加、またはドラッグ アンド ドロップでファイルを追加します。複数のファイルを追加することもできます。
  3. 互換性のあるオーディオ エフェクトとビデオ エフェクトを選択します。
  4. 出力する場所を選択します。
  5. ファイルを処理します。
  6. 進捗状況を追跡できます。 完了したら、出力ファイルをプレビューするか、開きます。

注: ライブ処理とファイル処理は同時に実行することはできません。ライブ エフェクトが有効になっている状態でファイルの処理を開始すると、NVIDIA Broadcast から 切り替えの確認メッセージが表示されます。 ファイル処理が停止すると、保存されたライブ設定が復元されます。

AI エージェントで NVIDIA Broadcast を制御する方法

NVIDIA Broadcast には、ローカルの MCP サーバー (Model Context Protocol) が搭載されており、互換性のある AI エージェントが自然言語によるリクエストを使用して NVIDIA Broadcast を制御できます。 Broadcast と同じ Windows PC で動作し、API キーは不要です。

つまり、AI アシスタントならば、簡単な会話だけで現在のエフェクトの有効化と無効化、デバイスの切り替え、ファイルの処理も実行できます。

エージェントを接続します。

  1. NVIDIA Broadcast を開始します。
  2. [設定] > [AI エージェント リソース] を開きます。

3. 希望するトランスポートの接続情報をコピーします。

オプション A - ストリーミング可能な HTTP (推奨)

MCP サーバーの下に表示されているサーバー URL をコピーします。 エージェントの MCP 設定で、カスタム サーバーを追加します。

設定 入力値
名前 NVIDIA Broadcast
トランスポート ストリーミング可能な HTTP (一部のクライアントでは単に HTTP と表示されます)
サーバー URL

ブロードキャストからコピーした URL を貼り付けます。

認証 なし

常にアプリから URL をコピーします。ポートはセッション間で変更される場合があります。
NVIDIA Broadcast が実行されている必要があります。

オプション B - Stdio (ストリーミング可能 HTTP をサポートしていないクライアント用)
MCP サーバーの下に表示されている stdio コマンドをコピーします。 エージェントの MCP 設定で、stdio サーバーを登録します。

{
  "command": "C:\\Program Files\\NVIDIA Corporation\\NVIDIA Broadcast\\NvBroadcastMCP.exe"
}

stdio ブリッジは stdin から JSON-RPC を読み取り、stdout に返信を書き込みます。 NVIDIA Broadcast が実行されている必要があります。

4. サーバーを保存するか、接続します。 クライアントから、エフェクト、デバイス、またはファイルの変更に関するリクエストを承認するように求められる場合があります。

NVIDIA Broadcast スキルを追加します。

  1. [設定] > [AI エージェント リソース] で、[スキル] の横にある [開く] を選択します。
  2. エージェントのローカル スキル ワークフローを使用して、nvidia-broadcast フォルダーを追加します。

MCP 接続はスキルなしで動作しますが、スキルを追加することによりエージェントは適切なツールとパラメータを選択できます。

MCP サーバーの機能

  • エフェクト: 使用可能なカメラ、マイク、スピーカーのエフェクトの読み取り、説明、有効化、無効化、および調整ができます。 実際のエフェクトは、インストールされたビルドとサポートされている GPU によって異なります。
  • デバイス: カメラ、マイク、スピーカーの一覧表示と切り替え、カメラ モードの表示、カメラの解像度またはフレーム レートの変更ができます。
  • ファイル: ローカルの .mp4、.m4a、.mp3、および .wav ファイルにサポートされているカメラ エフェクトとマイク エフェクトを適用し、処理ステータスと出力場所を報告します。

利用できるプロンプトの例

  • 「現在有効になっている NVIDIA Broadcast エフェクトは何ですか?」
  • 「マイク ノイズ除去をオン、背景のぼかしを 70% にして」
  • 「使用できるマイク エフェクトと、その中でビデオ通話に一番おすすめなものを教えて」
  • 「接続されているカメラをリストアップして。それから<camera name>の設定を 1080p、60 fps に切り替えて」
  • 「ビデオ ノイズ除去と Studio Voice を C:\path\to\my\videos\clip.mp4 につけて」

接続できない場合

  • NVIDIA Broadcast が実行されていること、および初期化が完了したことを確認し、[設定] を再度開き、表示された URL をもう一度コピーしてから、再接続します。
  • ブロードキャストが開始されたばかりの場合は、MCP サーバーの準備が整うまで最大 60 秒待ってください。
  • クライアントから承認または許可のリクエストが報告された場合は、確認したうえでリクエストを許可してください。

フィードバックをお送りください。

RTX ビデオ超解像度、フレーム生成、およびビデオ ノイズ除去は、現在ベータ版です。 継続的な改善にご協力いただくために、ご意見をお寄せください。

NVIDIA Broadcast マイク、ウェブカメラ、またはスピーカーを使用するようにアプリを構成する方法

OBS Studio

1. [設定] > [音声] の順に移動します。

2. デバイスとして NVIDIA Broadcast を選択します。[デバイス] > [マイク/外部オーディオ] で [マイク (NVIDIA Broadcast)] を選択します。.

3. NVIDIA Broadcast カメラを選択するには、シーンに [ビデオ キャプチャ ソース] を追加し、[カメラ (NVIDIA Broadcast)] を選択します。すべての設定を既定値のままにします。カメラの解像度を変更するには、NVIDIA Broadcast 側で調整を行う必要があります。

Discord

1. [設定] (歯車アイコン) に進み、[音声・ビデオ] を選択します。

2. NVIDIA Broadcast のマイク、スピーカー、カメラを、入力/出力デバイスおよびカメラとして選択します。

3. 最高品質で利用するために、Discord のノイズキャンセリング/除去 エフェクトを無効にしてください。

Microsoft Teams

1. 左側のメニューで [通話] をクリックします。

2. [デバイス] の [オーディオ デバイス] で [カスタム セットアップ] を選択します。

3. デバイスとして [NVIDIA Broadcast] を設定します。

4. 最高品質で利用するために、ノイズ キャンセリング エフェクトを無効にしてください。

Zoom

1. デスクトップ アプリケーションを設定するには、[設定] > [音声設定] に移動します。

2. [スピーカー] と [マイク] のデバイスに [NVIDIA Broadcast] を選択します。

3. [ビデオ] で [カメラ (NVIDIA Broadcast)] を選択します。

4. 最高品質で利用するために、ノイズ キャンセリング エフェクトを無効化するか、強度を弱めてください。

ミーティング内でデバイスを設定することもできます。

1. 左下のオプションの小さな矢印をクリックします。

2. [マイク] と [スピーカー] のデバイスに [NVIDIA Broadcast] を選択します。

3. 同様に、[ビデオ] オプション (左下の 2 番目) でも [カメラ (NVIDIA Broadcast)] を選択します。

Streamlabs

1. [設定] に移動します。

2. [音声] に移動して、[マイク/外部デバイス 1] で [マイク (NVIDIA Broadcast)] を選択します。

3. NVIDIA Broadcast カメラを選択するには、シーンに [ビデオ キャプチャ ソース] を追加し、[カメラ (NVIDIA Broadcast)] を選択します。すべての設定を既定値のままにします。カメラ解像度の変更は、NVIDIA Broadcast で行う必要があります。

XSplit Broadcaster

1. [ファイル] -> [設定] で [音声] タブを選択します。

2. デバイスとして NVIDIA Broadcast を選択する:

a. [音声プレビュー] で、[スピーカー (NVIDIA Broadcast)] を選択します。

b. [マイク] で、[マイク (NVIDIA Broadcast)] を選択します。

3. NVIDIA Broadcast カメラを選択するには、シーンに [デバイス ソース] を追加し、[カメラ (NVIDIA Broadcast)] を選択します。

WebEx

WebEx は 2 通りの方法で構成できます。

1. WebEx ミーティングに接続すると、ミーティングへの接続方法を尋ねられます。 [コンピュータ音声を使用] を選択し、使用するデバイスとして [NVIDIA Broadcast] を選択します。

2. 既に接続している場合、[音声] の [音声とビデオの接続] で設定を変更できます。

a. 次に、[設定の変更] を選択します。

b. NVIDIA Broadcast を使用するようにデバイス設定を構成します。

[Automatically adjust volume (音量の自動調整)] のチェックを外し、手動で設定することをお勧めします。

Slack

1. 左下のアイコンをクリックし、[環境設定] をクリックします。

2. 音声とビデオを選択します。

3. デバイスとして NVIDIA Broadcast を設定します。

Google Chrome

  1. [設定] に移動します (右上にある 3 つの点を選択し、[設定] を選択します)。
  2. [サイトの設定] > [マイク] の順にクリックします。
  3. [マイク (NVIDIA Broadcast)] を選択します。
  4. [サイトの設定] に戻り、[サイトの設定] > [サイトの設定] > [カメラ] の順に移動します。
  5. [カメラ (NVIDIA Broadcast)] を選択します。

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