Minecraft with RTX: Java から Bedrock へのワールド変換ガイド

執筆者: Andrew Burnes, Kelsey Blanton, PearlescentMoon, GeminiTay 投稿日: 2020年3月30日 | Featured Stories Guides Minecraft with RTX Ray Tracing

はじめに

『Minecraft』 Java Edition のワールドの構築に時間をかけてきたなら、Minecraft with RTX で必須となる Windows 10 Bedrock 形式に変換できることは嬉しいニュースです。

本ガイドでは、手順を段階的に説明しますが、このプロセスは完璧でも確実でもありません。進める前に、必ずすべてのワールドとファイルをバックアップしてください。

本ガイドはワールド変換の非公式ガイドであることにご注意ください。ここではサードパーティ製のツールを使用します。また、変換したものが、今後リリースされる Minecraft with RTX で最適な体験ができることを保証するものではありません。

RTX 拡張テクスチャを作成する方法については、こちらをご覧ください。

必要なツールとファイル

ワールドを変換するには、最新版の『Minecraft』の Java Edition と Windows 10 Edition と、非公式にサポートされているサードパーティ製のツールとアプリケーションが必要です。

公式アプリ

非公式アプリ

  • MCC Tool Chest (Bedrock Edition)
  • MCA Selector
  • Forge Installer
    • 最新バージョンをダウンロードしてください。これは、使用している『Minecraft』Java Edition のバージョン番号とあわせる必要があります。例えば、「Forge 1.15.2」は「Minecraft Java 1.15.2」との組み合わせになります。バージョン番号は『Minecraft』Java 版 Launcher の [起動構成] タブで確認できます。
  • Forge 用 World Edit
    • 前述のように、使用している『Minecraft』のバージョンに一致するバージョンをダウンロードします。たとえば、『Minecraft』 Java 1.15.2には「WorldEdit 7.1.0 (Minecraft 1.15.2 向け Forge)」を選択します。

既定のファイルの場所

ワールドの変換には、ワールドのファイルとゲーム クライアント ファイルにアクセスする必要があります。既定の場所は以下のとおりです。

  • Minecraft Bedrock (UWP) ワールドの保存フォルダー
    • C:\Users\%USER%\AppData\Local\Packages\Microsoft.MinecraftUWP_8wekyb3d8bbwe\LocalState\games\com.mojang\minecraftWorlds
  • Minecraft Java ワールドの保存フォルダー
    • C:\Users\%USER%\AppData\Roaming\.minecraft\saves

古い Java ワールドの場合は? 始める前に更新しよう

1.15.2 より前のバージョンの『Minecraft』Java でワールドを作成している場合、Bedrock への変換を始める前にアップデートする必要があります。

  1. 最新版の Java と『Minecraft』 Java Edition をインストールします。
  2. PC で古いワールドのローカル バックアップを作成します。
  3. 1.15.2 以降の『Minecraft』 Java Edition を起動し、古いワールドのコピーを読み込みます。
  4. メッセージが表示されたら、ワールドを更新し、ゲームを開始し、保存して終了します。

WorldEdit と WorldEdit Forge の変換

WorldEdit または WorldEdit Forge の機能および設計図を使用している場合、変換プロセスはここから始まります。そうではない場合、下の「MCA Selector」セクションに移動してください。

  1. 現行版の『Minecraft』で古いワールドを開き、その他の必要なツールを起動します。
  2. // World Edit Forge コマンドを使って建築物の設計図を作成し、.minecraft 内の WorldEdit schematic フォルダーに保存します。フォルダーがない場合、シングル プレイヤーでテスト用に設計図を作成するとフォルダーが自動生成されます。
  3. 古いファイルとインストールをバックアップします。
  4. 上記のリンクからすべての最新ソフトウェアをインストールします。
  5. Windows 10 Bedrock を起動し、新しい空のワールドを作成し、それに読み込みます。必要であれば、設計図を追加したいスペースを作成します。完了したら、保存して終了します。
  6. 最新版の『Minecraft』 Java Edition を読み込み、新しいシングルプレイヤーのワールドを作成します。
  7. 設計図を読み込み、任意の場所に貼り付けます (メニューで [Open To LAN] が有効になっていることを確認します)。
  8. 保存して終了します。
  9. 以下の MCA Selector の手順に従って、貼り付けた設計図で新しい Java ワールドを使用し、次に MCC Tool Chest の手順に従います。
  10. これらの手順が完了したら、Windows 10 Bedrock を起動します。選択した座標で自分の作品を確認できます。Minecraft with RTX がリリースされたら、Minecraft with RTX のベータ フォルダーにワールドをコピーし、レイ トレーシングとオプションの高解像度 PBR テクスチャによる制作を体験しましょう。

MCA Selector を使ったチャンクの編集

執筆時点では、MCA Selector を使用しない限り、『Minecraft』 Bedrock Edition で変換したワールドを読み込むとエラーが発生します。このツールを利用すると、水、気泡柱、滑らかな石、レッドストーン リンク、ネザーポータル リンクを含む厄介なチャンクを手動で一括削除できます。Bedrock でワールドのそれらの構成要素を手動で再編集する手間が省けます。

このプロセスは早く簡単です。何もない空間 (チャンクが削除された空間) には、変換時にBedrock 用の正しいチャンクが自動的に追加されます。ただし、ゲーム内で特定の要素を手動で微調整したり、更新したりすることがあります。

いつものことですが、始める前に Java ワールドをバックアップすることをお勧めします。

1. mcaselector-1.9.3.jar 以降のバージョンを右クリックし、[プログラムから開く…] から [Java] を選択します。

2. [Open] の順にクリックし、ワールドの .mca ファイルが含まれているフォルダーに移動します。たとえば、C:\Users\%USER%\AppData\Roaming\.minecraft\saves\WorldName\region です。そのフォルダーに移動して、[フォルダーの選択] をクリックします。

3. ワールドがアプリに読み込まれます。マウスの真ん中のボタンで移動します。マウス ホイールで拡大縮小します。

a. 注: 極端に大きなワールドの場合、正しく読み込めなかったり、レンダリングに時間がかかったりすることがあります。

4. マウスの左ボタンで、変換しないチャンクを選択します。チャンクを間違って選択した場合、右クリックで選択解除します。

a. パワー ユーザーは [Tools] > [Filter Chunks] をお試しください。特定の種類のチャンクを特定するスピードが大幅に上がります。

5. [Selection] をクリック > [Delete Selected Chunks](Ctrl+D) します。

6. 警告ウィンドウが表示され、大量のチャンクを削除しようとしていると伝えられます。[Accept] を選択し、待機します。

7. これで Java ワールドで一部のチャンクが削除されます (チャンクがなくなります)。

8. これで MCA Selector を閉じることができます。Bedrock に変換後、足りないチャンクが見つかった場合、ゲーム内で手動編集するか、変換前に MCA Selector の手順を再度行います。

9. 下の MCC Tool Chest の指示に従い、チャンクを削除した Java ワールドを Bedrock に変換します。

MCC Tool Chest による変換: 最終ステップ

Java のワールドをアップデートし準備ができたら、MCC Tool Chest (Bedrock Edition) を読み込んで、Windows 10 Bedrock 形式への変換を開始できます。変換が始まると後戻りできないので、始める前にすべての Java と Bedrock のワールド ファイルが完全にバックアップされていることを確認してください。

1. MCC Tool Chest (Bedrock Edition) をインストールし、読み込みます。ここから先は「MCC」と表記します。

2. [File] > [Open] 」の順にクリックし、新しい空のワールドを選択します。

3. [Tools] > [Convert] > [To Bedrock] の順にクリックします。

4. Bedrock に変換する Java のワールドを選択するように求められます。

5. 変換するワールドを選択すると、新しい画面が表示されます。

a. 注: MCC で Java のワールド フォルダーを自動的に検出できない場合、以下のような画面がまず表示されます。[Minecraft Java world folder]の隣にある右上のフォルダー アイコンを使用し、フォルダーの場所を指定します。たとえば、C:\Users\%USER%\AppData\Roaming\.minecraft\saves\WorldName\ です。続く指示に従うと、下の画像のような変換画面に戻ります。

6. 全部のオプションを初期値のままにして [Convert] をクリックします。変換が開始されます (ワールドが大きい場合、変換に時間がかかることがあります)。

7. 完了すると、[Conversion Completed] メッセージが表示されます。[Close] をクリックすると、メインの MCC ウィンドウに戻ります。

8. 新しいウィンドウは前と変わらないように見えますが、[File] > [Save As] > [New World] の順にクリックすると、Java から Bedrock に変換したワールドに名前を付けるよう求められ、入力後 [OK] をクリックします。

9. これで Java ワールドが保存され、Bedrock 内からアクセスできるようになりました!

10. ベータ版の「Minecraft with RTX」にアクセスするには、新しく変換した Bedrock のワールドを AppData UWP World 保存フォルダーにコピーし、ワールドを読み込みます。

Minecraft Bedrock (UWP) ワールドの保存フォルダー

C:\Users\%USER%\AppData\Local\Packages\Microsoft.MinecraftUWP_8wekyb3d8bbwe\LocalState\games\com.mojang\minecraftWorlds

11. ワールド保存フォルダー内にリソース パックが組み込まれていることを確認してください。リソース パックが組み込まれておらず、作成する必要がある場合、こちらのガイドをご覧ください。物理ベースのレンダリング パイプラインで独自のテクスチャを作成する方法が紹介されています!

resource_packs フォルダー

12. リソース パック内の manifest.json ファイルに移動します。

My Resource Pack フォルダー
manifest.json ファイル

13. manifest.JSON の最後の波括弧閉じの前に次のセクションを追加します。

"capabilities": [
                            "raytracing"

                         ]

14. これでワールドのレイ トレーシングが有効になったので、マーケットプレイス ストアから「Minecraft with RTX Beta」を起動します。

15. メニューから自分のワールドがプレイできるはずです。また、レイ トレーシングが切り替えられるようになります。

16. 自分のワールドを探検してください。問題が見つかったら、必要に応じてアップデートしてください。

17. レイ トレーシングで新しいワールドをお楽しみください!

まとめ

初めは大変で複雑ですが、ツールやワークフローに慣れると、ワールドの変換は数分で完了します。Java のワールドをすべて Bedrock に簡単に持ち込めるようになります。「Minecraft with RTX Beta」がリリースされたときには、下のデモ画像のように、レイ トレーシングで引き立ちます。

『Minecraft Java Edition』のワールドを『Minecraft Bedrock Edition』に変換。「Minecraft with RTX」の PBR テクスチャやレイ トレーシングで強化可能。謝辞: @PearlescentMoon

「Minecraft with RTX Beta」のリリースに関する情報は GeForce.comで随時お伝えします。

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