NVIDIA Ansel: GeForce GTX ゲーマーのためのスクリーンショット キャプチャの革命

スクリーンショットの位置と構図を決めたら、Ansel ゲーム内オーバーレイの [High Resolution (高解像度)] を選択すると、数万ピクセルのサイズでスクリーンショットをキャプチャできます。

これらの超解像度スクリーンショットは、Irfanview などのアプリケーションで表示できるほか、ファイル共有サイト、フォーラム、または大きなファイルのアップロードに対応しているその他のサービスを通じて、オンラインで共有することもできます。

しかしながら、何のために超解像度のスクリーンショットを数万ピクセルのサイズでキャプチャするのでしょうか。まず、キャプチャの結果として得られるスクリーンショットには全くと言っていいほどエイリアシングが存在せず、細部は極めて鮮明かつクリアで、スクリーンショットのどの部分をトリミングしても忠実度レベルは最大です。また、スクリーンショットを低い解像度にダウンサンプリングしてウォール プリントやポスター、超高品質デスクトップ壁紙として利用できます。

このような高解像度での保存によって、驚くほど細かい部分まで表示することができます。たとえば、以下の「ウィッチャー 3 ワイルドハント (The Witcher 3: Wild Hunt)」のスクリーンショットを見てみましょう。この画像では、リヴィアのゲラルトの目は 1 ピクセルに満たないサイズですが、画像を拡大してみると、彼の目や顔全体が詳細に確認できます。下方には別の部屋があり、プレイヤーはゲームの開始時にここを通り抜けます。この部屋を拡大してみると、そこにある本に書かれた言葉を細部まで読むことができます。

スクリーンショットを保存する前に、その見た目や印象、雰囲気を微調整したい場合、Ansel には明度、ビネット、スケッチ、カラー エンハンサー、特殊効果といった画像の微調整用のオプションが用意されています。さらに Ansel では、ReShade などの後処理アプリケーションを利用する場合と同じように、ユーザー独自の特殊効果フィルターを作成して共有することもできます。

Industrial Light & Magic の OpenEXR 形式で Ansel スクリーンショットをエクスポート。後処理としてカメラの露出を選択したり、頻繁に見られる縞模様を発生させることなく、色やレベルを調整したりできます。Adobe の Photoshop など、あらゆる人気画像編集ツールを使用できます。

360 度ビデオ、Google Cardboard、バーチャル リアリティ (VR) は、どれもが今話題を集めているキーワードです。360 度の映画および写真キャプチャ ソリューションが大手企業から発売され、それでキャプチャされた作品が、YouTube や Google フォトなどのサービスで何百万人ものユーザーに視聴されています。さらに、数千万台の高解像度スマートフォンが Google の初心者向け Google Cardboard VR ソリューションに対応し、HTC、Oculus VR、Samsung の各社からはバーチャル リアリティ ヘッドセットが販売されています。

Ansel を利用すると、このようなサービスやデバイス向けに、360 ゜のステレオ表示に対応するスクリーンショットを作成できます。Ansel で使いたい 360 ゜画像を選択し、NVIDIA Ansel テクノロジに関するページの手順に従って共有することで、Web 上や、Google Cardboard、バーチャル リアリティ ヘッドセットで画像を表示できます。他に面倒な操作は必要ありません。

NVIDIA の画期的な Ansel テクノロジは、「ウィッチャー3 ワイルドハント (The Witcher 3: Wild Hunt)」、Epic Games の「フォートナイト (Fortnite)」、「Paragon」、「Unreal Tournament」、Cyan Worlds の「Obduction」、Thekla の 「The Witness」、Boss Key Productions の「Lawbreakers」、Ubisoft の「ディビジョン (Tom Clancy’s The Division)」、そして Hello Games による待望の「No Man’s Sky」など、たくさんの人気ゲームに近日中に導入される予定です。