NVIDIA のソフトウェアにより、全世界の数十万の企業が、 VMware vSphere および業界標準のサーバーを使って AI を活用することが可能に
2021 年 8 月 24 日、カリフォルニア州サンタクララ — NVIDIA は、NVIDIA AI Enterprise の一般提供を開始したこを発表しました。NVIDIA AI Enterprise は、AI ツールとフレームワークで構成された包括的なソフトウェア スイートであり、これにより、数十万の企業が、NVIDIA-Certified Systems™ (NVIDIA認証システム)上でVMware vSphere を実行し、AIワークロードを仮想化することができます。
Atos や Dell Technologies、GIGABYTE、Hewlett Packard Enterprise、Inspur、Lenovo、Supermicro といった大手メーカーが、VMware vSphere 上で NVIDIA AI Enterprise によって実行される AI ワークロードに最適化された、NVIDIA-Certified Systems を投入しています。さらに、Dell Technologies は、NVIDIA AI Enterprise に対応し、 NVIDIA-Certified System の要件を満たす初のハイパーコンバージド プラットフォームとなる、Dell EMC VxRail も発表しました。
また、データサイエンティストのチームがワークロードを最も効率的に実行できるようにするために、Domino Data Lab は、Domino Enterprise MLOps PlatformをNVIDIA AI Enterpriseを用いて検証していることを発表しました。これは、メインストリームの NVIDIA-Certified Systems 上で実行されるプラットフォームです。
NVIDIA のエンタープライズ コンピューティング を統括するマヌバー ダス (Manuvir Das) は、次のように述べています。「AI の最初の波は、業界の一部のパイオニアだけが導入可能な、専門的なインフラストラクチャによって支えられたものでした。本日、AI時代における新たな章が幕開けします。メインストリームのデータセンター サーバーを使い、VMware でワークロードを実行している世界中の企業に、NVIDIA のソフトウェアは、変革を起こすパワーをもたらします」
また、VMware のシニアバイスプレジデント兼クラウド プラットフォーム ビジネスユニットのゼネラル マネージャーであるクリシュ プラサード (Krish Prasad) 氏は、次のように話しています。「AI アプリケーションが不可欠になるにつれ、お客様は AI を自社のエンタープライズ インフラストラクチャで活用し、管理のしやすさ、拡張性、セキュリティおよびガバナンスを担保することを望んでいます。NVIDIA AI Enterprise を VMware vSphere で実行すれば、導入と運営が簡単な、認証済みの、エンドツーエンドの AI 対応エンタープライズ プラットフォームを手に入れられるようになります」
Domino Data Lab の共同創業者/ CEO であるニック エルプリン (Nick Elprin) 氏は、次のように話しています。「NVIDIA と密接な連携を通じて、Domino Enterprise MLOps Platform をさまざまな NVIDIA GPU で実行し、NVIDIA AI Enterprise向けに検証することで、当社は製品の統合を拡大させています。この新しい取り組みにより、数十万の企業がデータサイエンスを大規模に加速できるようになるでしょう」
NVIDIA AI Enterprise による簡略化と規模拡大 自動車、教育、金融、ヘルスケア、製造およびテクノロジ業界に属する、全世界の数十の企業が、NVIDIA AI Enterprise のアーリーアダプターとなっています。その多くは、世界で広く普及しているサーバーを使って、多様なアプリケーションを開発し、データサイエンス、対話型 AI、コンピューター ビジョン、レコメンダー システムなどの導入と拡張を行っている、中規模の企業です。
NVIDIA AI Enterprise を最も早く導入した企業に、Cerence Inc. があります。同社は、自動車およびモビリティ マーケットを顧客とした、対話型 AI の大手プロバイダーであり、およそ 4 億台の Cerence 搭載車両が全世界に出荷されています。Cerence Inc. は AI Enterprise を使って、インテリジェントな車載アシスタントとデジタルのコパイロットを開発しています。
また、イタリアの公立研究大学であるピサ大学は、複数の分野にわたって HPC と AI トレーニングを採り入れ、NVIDIA のソフトウェアで科学研究を進めています。
ピサ大学のチーフテクノロジーオフィサーのマウリツィオ ダヴィーニ (Maurizio Davini) 氏は、次のように話しています。「NVIDIA AI Enterprise により、当学では、データ アナリティクスおよび AI のディープラーニングと機械学習を活用している研究者および学生へのサポートを強化できるようになっているほか、これらのアプリケーションの導入と管理を簡単に行えるようになっています。NVIDIA と VMware の最近の連携により、GPU によって高速化された仮想化インフラストラクチャの性能を、ベアメタルに近い速度にまで引き上げられるようになっていることが私たちのテストによって検証済みです」
メインストリーム サーバーでパワフルな AI 性能を実現 NVIDIA AI Enterprise により、VMware vSphere を使って従来のエンタープライズ アプリケーションを実行させてきた IT プロフェッショナルは、AI ワークロードに簡単かつ費用対効果の高い方法で対応できるようになり、さらに既存のツールを使って、大規模なデータセンターやハイブリッド クラウドの管理もできるようになります。
Atos、Dell Technologies、GIGABYTE、Hewlett Packard Enterprise、Inspur、Lenovo および Supermicro より販売されている NVIDIA AI Enterprise 向けの NVIDIA-Certified Systemsには、A100、A30、A40、A10 および T4 といった NVIDIA GPU が搭載されています。これらメインストリームのアクセラレーション システムは、お客様にベアメタルのサーバーと実質的に区別ができない vSphere 上のスケールアウト、マルチノードおよび AI アプリケーション性能を持つ幅広い選択肢を提供します。
提供予定 NVIDIA AI Enterprise は現在、Atea やCarahsoft、Computacenter、Insight Enterprises、NTT、 SoftServe、SVA System Vertrieb Alexander GmbH といった、全世界の NVIDIA チャネル パートナーより入手いただけます。
サブスクリプション ライセンスは、CPU ソケット当たり年間 2,000 ドルからとなっており、これにはBusiness Standard Support (週 5 日、1 日 9 時間) が含まれています。永続ライセンスは 3,595 ドルで、サポートの追加購入が必要となります。NVIDIA の AI エキスパートに年中無休で問い合わせができる、Business Critical Supportへのアップグレードも可能です。
NVIDIA について 1999年における NVIDIA (NASDAQ表示: NVDA) による GPU の発明は、PC ゲーミング市場の成長に爆発的な拍車をかけ、現代のコンピューター グラフィックス、ハイパフォーマンス コンピューティング、そして人工知能 (AI) を再定義しました。NVIDIA のアクセラレーテッド コンピューティングと AI における先駆的な取り組みは、輸送、ヘルスケア、製造業などの数兆ドル規模の産業を再構築し、その他のさまざまな産業の拡大も加速させています。詳細は、こちらのリンクから: https://nvidianews.nvidia.com/
NVIDIA AI Enterprise を含む NVIDIA の製品およびサービスの利点、影響、性能、特徴、価格および入手可能性、大手メーカーが VMware vSphere 上で NVIDIA AI Enterprise によって実行される AI ワークロードに最適化された NVIDIA-Certified Systems を提供すること、NVIDIA と Domino Data Lab とのパートナーシップの影響、 NVIDIA のソフトウェアによって世界中の企業に変革の力がもたらされること、お客様が NVIDIA AI Enterprise を採用し使用すること、NVIDIA-Certified Systems が お客様にスケールアウト、マルチノードおよび AI アプリケーション性能の幅広いオプションの選択肢を提供すること、および全世界の NVIDIA チャネル パートナーからのNVIDIA AI Enterpriseの入手可能性など、本プレスリリースにおける一定の記載は将来の見通しに関する記述であり、予測とは著しく異なる結果を生ずる可能性があるリスクと不確実性を伴っています。かかるリスクと不確実性は、世界的な経済環境、サードパーティに依存する製品の製造・組立・梱包・試験、技術開発および競合による影響、新しい製品やテクノロジの開発あるいは既存の製品やテクノロジの改良、NVIDIA製品やパートナー企業の製品の市場への浸透、デザイン・製造あるいはソフトウェアの欠陥、ユーザーの嗜好および需要の変化、業界標準やインターフェイスの変更、システム統合時にNVIDIA製品および技術の予期せぬパフォーマンスにより生じる損失などを含み、その他のリスクの詳細に関しては、Form 10-K での NVIDIA のアニュアル レポートならびに Form 10-Q での四半期レポートなど、米証券取引委員会 (SEC) に提出されている NVIDIA の報告書に適宜記載されます。SEC への提出書類は写しが NVIDIA の Web サイトに掲載されており、NVIDIA から無償で入手することができます。これらの将来予測的な記述は発表日時点の見解に基づくものであって将来的な業績を保証するものではなく、法律による定めがある 場合を除き、今後発生する事態や環境の変化に応じてこれらの記述を更新する義務を NVIDIA は一切負いません。
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