DLSS 3 は、AI によりフレーム全体をリアルタイムで生成し、GPU および CPU に制限のあるゲームやアプリに恩恵をもたらす
2022 年 9 月 20 日、カリフォルニア州サンタクララ — GTC— NVIDIAは本日、AI で性能を飛躍させ、ゲームやアプリケーション向けに NVIDIA RTX™ ニューラル レンダリングの新時代を切り開く、NVIDIA® DLSS 3 を発表しました。
DLSS 3 は、NVIDIA がリードする AI で高速化された超解像技術に基づいて構築されており、優れた画質と、力ずくのレンダリングと比べて最大 4 倍のパフォーマンス、さらに包括的なゲーム体験を決定づける素早い反応速度を実現します。
このテクノロジは本日、GeForce® その先へ: GTC 特別配信で発表され、そこでは新しい NVIDIA Ada Lovelace アーキテクチャに基づく GeForce RTX® 40 シリーズ GPU も紹介されました。
NVIDIA の創業者/CEO であるジェンスン フアン (Jensen Huang) は、次のように述べています。「DLSS は私たちの最高の発明の 1 つであり、リアルタイム レイ トレーシングを可能にしました。DLSS 3 は、ゲーマーとクリエイターにとって新たな飛躍となります。RTX ニューラル レンダリングにおける私たちの先駆的な研究は、仮想世界の構築において AI が中心的な役割を果たせる新しい世界を切り開きました」
DLSS 3 はすでにゲーミング エコシステムから広く支持されており、35 以上のゲームとアプリケーションがこのテクノロジの統合を表明しています。
DLSS 3: AI で性能が飛躍する レイ トレーシングと AI テクノロジの組み合わせは、画質の劇的な向上とパフォーマンスの大幅な向上を同時に実現することで、ビデオ ゲームに革命をもたらしました。これは、GeForce RTX 以前にはありえなかった偉業です。
GeForce RTX 40 シリーズ GPU に搭載された新しい第 4 世代 Tensor コアと、新しいオプティカル フロー アクセラレータを活用する DLSS 3 は、高い評価を得ている NVIDIA のディープ ラーニング スーパー サンプリング (DLSS) テクノロジの最新版であり、オプティカル マルチ フレーム生成と呼ばれる新しい機能を導入しています。
オプティカル マルチ フレーム生成は、ピクセルを生成するだけではなく、まったく新しいフレームを生成することで、驚異的なパフォーマンス向上を実現します。NVIDIA Ada Lovelace アーキテクチャに組み込まれた新しいオプティカル フロー アクセラレータは、ゲーム内の 2 つの連続した画像を解析し、フレームに表示されるものの従来のゲーム エンジンのモーション ベクトルではモデル化されていないオブジェクトや要素のモーション ベクトル データを計算します。これにより、AI がパーティクル、リフレクション、シャドウ、ライティングなどの要素をレンダリングする際の視覚的な異常が劇的に減少します。
ゲームからの超解像度フレームのペアは、エンジンとオプティカル フローの両方のモーション ベクトルと共に、畳み込みニューラル ネットワークに送られます。このネットワークはデータを分析し、ゲームでレンダリングされた各フレームに対して追加のフレームを自動的に生成するもので、リアルタイム ゲーム レンダリング向けには初めてです。DLSS で生成されたフレームを DLSS 超解像フレームと組み合わせることで、DLSS 3 は AI を使用して表示ピクセルの 8 分の7 を再構築し、DLSS を使用しない場合と比較して最大 4 倍にフレームレートを向上させます。
DLSS フレーム生成は GPU で後処理として実行されるため、ゲームが CPU でボトルネックになっている場合でも、フレームレートを高めることができます。物理演算が重いゲームや大規模な世界を扱うゲームなど、CPU で制約されたゲームの場合、DLSS 3 により、GeForce RTX 40 シリーズ GPU は、CPU がそのゲームを計算できるフレームレートの最大 2 倍のフレームレートでゲームをレンダリングできます。
DLSS 3 の統合には、GPU と CPU を同期する NVIDIA Reflex も組み込まれており、最適な反応速度と小さいシステム遅延が保証されます。
ゲーム開発者が DLSS 3 を採用、35 以上のゲームとアプリケーションが近日公開 DLSS 3 の革新的なパワーは、芸術的なビジョンを表現したいゲーム開発者にとって大きなメリットとなります。このテクノロジは、Unity や Unreal Engine など、世界で最も人気のあるゲーム エンジンに搭載されています。
また、DLSS 3 は、世界をリードする多くのゲーム開発者からも支持され、次のような 35 以上のゲームとアプリケーションがサポートを表明しています。
DLSS 3 は DLSS 2 の統合の上に構築されるため、ゲーム開発者は、DLSS 2 または NVIDIA Streamline を既にサポートしている既存のタイトルですぐに有効にすることが可能です。
10 月 12 日に DLSS 3 のリリース予定 DLSS 3 は GeForce RTX 40 シリーズ GPU でサポートされており、10 月 12 日に GeForce RTX 4090 GPU の発売とともにデビューします。GeForce RTX 40 シリーズ GPU や NVIDIA DLSS テクノロジの詳細については、GeForce.com または NVIDIA.com をご確認ください。
NVIDIA について 1993 年の創業以来、NVIDIA (NASDAQ: NVDA) は、アクセラレーテッド コンピューティングのパイオニアとして活動してきました。1999年の GPU の発明は、PC ゲーミング市場の成長に拍車をかけ、コンピュータ グラフィックスを再定義し、現在の AI 時代の火付け役となりました。NVIDIA は現在、データセンター規模の製品を提供するフルスタック コンピューティング企業であり、産業のあり方を大きく変えています。詳細は、こちらのリンクから:https://nvidianews.nvidia.com/
NVIDIA DLSS 3、GeForce RTX 40 シリーズ GPU、NVIDIA Ada Lovelace アーキテクチャ、Tensor コア、オプティカル フロー アクセラレータ、オプティカル マルチ フレーム生成、NVIDIA Reflex を含む、NVIDIAの製品およびテクノロジの利点、影響、パフォーマンス、機能、および可用性、DLSS 3 を組み込んだ世界で人気のあるさまざまなゲーム エンジンと、主要なゲーム開発者が DLSS 3 のサポートを発表していること、およびDLSS 3 の利点、影響、パフォーマンス、機能に関する第三者の期待と、DLSS 3 を自社のプログラムやサービスに組み込むまたはサポートすることへの期待に関する記述を含め (ただし、これらに限定されません)、本プレス リリースに記載されている記述の中には、将来予測的なものが含まれており、予測とは著しく異なる結果を生ずる可能性があるリスクと不確実性を伴っています。かかるリスクと不確実性は、世界的な経済環境、サードパーティに依存する製品の製造・組立・梱包・試験、技術開発および競合による影響、新しい製品やテクノロジの開発あるいは既存の製品やテクノロジの改良、NVIDIA 製品やパートナー企業の製品の市場への浸透、デザイン・製造あるいはソフトウェアの欠陥、ユーザーの嗜好および需要の変化、業界標準やインターフェイスの変更、システム統合時に NVIDIA 製品および技術の予期せぬパフォーマンスにより生じる損失などを含み、その他のリスクの詳細に関しては、Form 10-K での NVIDIA のアニュアル レポートならびに Form 10-Q での四半期レポートなど、米証券取引委員会 (SEC) に提出されている NVIDIA の報告書に適宜記載されます。SEC への提出書類は写しが NVIDIA の Web サイトに掲載されており、NVIDIA から無償で入手することができます。これらの将来予測的な記述は発表日時点の見解に基づくものであって将来的な業績を保証するものではなく、法律による定めがある場合を除き、今後発生する事態や環境の変化に応じてこれらの記述を更新する義務を NVIDIA は一切負いません。
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