E3 (Electronic Entertainment Expo) では、開発者と出版社が超大作ゲームを発表し、既存および最新のタイトルでの主要なアップデートを共有します。E3 2019 の超大作には、NVIDIA が開発したレイ トレーシングで強化されているものもあり、そのすべてについて以下で詳しくご紹介します。
『Cyberpunk 2077』は、現時点で最もヒットが期待されているゲームです。100 以上の賞を受賞した E3 2018 での発表以来、スクリーンショットや最新情報が公開されるたびに関心が高まってきており、これまでにない盛り上がりを見せています。評価の高かった『ウィッチャー 3: ワイルド ハント』と同じ CD Projekt RED で開発された『Cyberpunk 2077』は、ナイト シティと呼ばれる未来の大都市を舞台に、テッキーなネットランナーや専業ハッカー、そしてサイバー強化されたストリート兵士達がひしめく中で、「V」と呼ばれる主人公が活躍します。
『Cyberpunk 2077』では、NVIDIA は、リアルタイム レイ トレーシングの導入に取り組むオフィシャル テクノロジ パートナーとして CD PROJEKT RED と連携しています。
CD PROJEKT RED のスタジオ代表である Adam Badowski 氏は次のように述べています。「レイ トレーシングにより、入り組んだ都市環境での光の動きをリアルに表現できるようになりました。おかげで、ゲームの舞台となる大都市の情景をより深く魅惑的なものにすることができます。」
昨年すべての人を感動させた初の E3 デモ、CD PROJEKT RED が今年も登場し、リアルタイム レイ トレーシングを実装した新しいゲームのデモを紹介することで、オープン ワールドのグラフィックス忠実度の限界を押し上げています。
このデモはまだオンラインで見ることはできませんが、世界初のレイ トレーシングを実装した PC のスクリーンショットを下図でご覧いただければ、2020 年 4 月 16 日公開の『Cyberpunk 2077』が驚異的なレベルにあることを詳しく知ることができます。
詳しくはこちらをご覧ください。また、『Cyberpunk 2077』の PC 技術については GeForce.com で随時ご確認いただけます。
Ubisoft の『Watch Dogs®』シリーズは、オープンワールド ゲームの最前線に立ち、他のタイトルにはみられない大規模な都市の情景や大量の NPC など、最先端のさまざまなエフェクトが導入されています。さらに、PC 版の『Watch Dogs®』と『Watch Dogs 2®』では、NVIDIA とのパートナーシップが大きく生かされて PC に特化した技術と体験拡張機能が導入され、究極の体験が実現しています。
そしてこの度、NVIDIA と Ubisoft が再び協力して、DXR リアルタイム レイ トレーシングを新たに発表された『Watch Dogs®: Legion』に導入しました。まるで実写のような近未来のロンドンが再現されています。
『Watch Dogs: Legion』のレイ トレーシング技術に関する作業は順調に進んでおります。詳しくご覧になりたい方や初めてご覧になる方は、GeForce.com で随時ご確認いただけます。
Activision と Infinity は、その代表作である『Modern Warfare』シリーズの新たなリマスター版を提供しています。PC 版リリースでは、Activision および Infinity Ward と NVIDIA が連携して、リアルタイム レイ トレーシングとパフォーマンスを強化する NVIDIA Adaptive Shading など NVIDIA の高度なゲーミング テクノロジを『Call of Duty: Modern Warfare』に導入しています。
詳細は、随時更新されますので定期的にご確認ください。
Remedy Entertainment は『Max Payne』、『Alan Wake』および『Quantum Break』を制作した企業です。今回の E3 では『Control™』のデモンストレーションを行っています。これは、サードパーソン アクション アドベンチャーであり、その舞台は超自然現象を公衆の目に触れさせないことを任務とする政府の秘密組織、Federal Bureau of Control (FBC) の建物ですが、この建物は形を次々と変化させます。超自然現象は FBC の内部で常に発生しており、その組織を奪還するのがプレイヤーです。
今回のイベントでは『Control 』を非公開でプレイできます。リアルタイム レイ トレーシングに対応することで、正確かつリアルで没入感と透明感のある反射などのレイ トレーシング効果も加わって、忠実度が大幅に向上しています。自宅におられる方は、Remedy と NVIDIA の共同作業による、全く新しいレイ トレーシング トレーラーを次のサイトでご覧いただけます。
『Control』は 8 月 27 日に発売となります。ゲームおよびその技術の詳細は、GeForce.com で随時ご確認いただけます。
Bethesda Softworks は E3 ショーケースを数日前に開催して、1 人でも協力モードでもプレイできる新しい FPS『Wolfenstein: Youngblood』に関して、多くの情報とそのゲームプレイを明らかにしました。
PC 版リリースでは、Bethesda と開発を担当する MachineGames が『Wolfenstein: Youngblood』の PC プラットフォームとして NVIDIA GeForce を選んだことで、NVIDIA は最新技術のレイ トレーシング効果と、パフォーマンスを加速する NVIDIA Adaptive Shading を実装できました。
このパートナーシップを記念して、現在 NVIDIA では、対象の GeForce RTX グラフィックス カード、デスクトップ PC またはノート PC をご購入のお客様向けにこのゲームをバンドルしています。
NVIDIA のパートナーシップについて詳しくはこの特集記事を、バンドルついてはこちらをご覧ください。PC 版の『Wolfenstein: Youngblood』に実装されたリアルタイム レイ トレーシング技術については、GeForce.com で随時ご確認いただけます。
3 月に、『Vampire: The Masquerade - Bloodlines 2』が発表され、同時に NVIDIA は PC 版リリースがリアルタイム レイ トレーシングで強化され、他の NVIDIA 技術でも強化されることを明らかにしました。
E3 で、Paradox Interactive と Hardsuit Labs はゲームプレイの映像を初めて明らかにし、2004 年に発売した 1 作目のゲームのファンに、待望の続編のために作り上げた没入感のある緻密な世界を一足先にお披露目しました。
さらに多くの映像を盛り込んで時間を長くしたトレーラーはこちらからご覧いただけます。
PC 版およびそのレイ トレーシング技術については、後日詳しくお伝えします。詳細については、今後の情報にご期待ください。
すばらしいゲームであっても、E3 の展示会場の明るい照明のもとで見えにくいと、意味がありません。したがって、参加者はモニターの技術に関しては最高水準のものだけを求めています。今年の場合、それはたくさんある高品質の G-SYNC ゲーミング モニターと、言うまでもなく 1000 nit の HDR を導入した G-SYNC ULTIMATE ゲーミング モニターのことであり、究極の視聴体験を味わうことができます。
取引会場、プレス イベント、会場外でのイベントなどあらゆる場所で使用される何千ものディスプレイの中から、4 つの新しい G-SYNC ゲーミング モニターをご紹介します。
LG UltraGear 38GL950G および 27GL850: LG の 3840x1600 (21:9、38 インチ) および 2560x1440 (16:9、27 インチ) のゲーミング モニターは、世界で初めて Nano IPS テクノロジが採用され、速度が遅い従来の IPS パネルで 1ms という超高速の応答時間を実現し、色再現性もさらに改善されています (DCI-P3 98%)。
38 インチ モデルは、これまでで最大のデスクトップ向け G-SYNC ゲーミング モニターであり、144Hz で動作、175Hz にクロックアップ可能、曲率は 2300R で、VESA DisplayHDR 400 をサポートしています。また、NVIDIA が実施するパフォーマンスと画質に関する 300 超のテストで認定されているので、テアリングやカクつきのない滑らかな動作で優れたゲーミング体験が提供されます。さらに、事実上ボーダーレスとなるように設計され、アップグレードされた Sphere Lighting 2.0 が装備されています。これは、モニターの背面にあるたくさんの RGB ライトの色が画面上のアクションに合わせて変化することで、ゲーミング PC のセットアップやゲーミング ステーションの環境を改善する機能です。
27 インチ モデルは NVIDIA G-SYNC Compatible に認定され、HDR10 をサポートし、48 から 144 Hz の範囲の VRR を実現しています。米国とヨーロッパで 7 月 1 日から予約注文できます。
Samsung CRG5: 同社で初めての G-SYNC Compatible となる 240Hz の曲面ゲーミング モニターは、ファースト パーソン シューティング ゲームや高速で展開するゲームで最速の応答時間を必要とするプレイヤーおよび eSports 向けに設計されています。
1920X1080、27 インチ、曲率 1500R で動作し、可変リフレッシュ レートの範囲は 48 から 240 Hz、コントラスト比は 3,000:1 です。
Samsung の 27 インチ CRG5 G-SYNC Compatible モニターは、中国では 6 月から、韓国では 7 月から、そして 2019 年第 3 四半期には世界で発売されます。
Lenovo Legion Y27GQ-20: この 27 インチの G-SYNC ゲーミング モニターは、初めて 240 Hz、2560x1440 で動作したモニターです。これを高性能のマシンに接続すると、eSports に必要なフレーム レートやリフレッシュ レートが実現し、より高い解像度で細部まで表現されてゲーム要素がより明確で見やすくなります。
これらの最新リリースに先立って、HP OMEN X 25、HP OMEN X 25、HP 25mx が NVIDIA の G-SYNC Compatible モニターのリストに追加され、G-SYNC および G-SYNC ULTIMATE ゲーミング モニターが先月の Computex で発売されました。詳しくはこちらの記事を、G-SYNC Compatible についてはこちらをご覧ください。
NVIDIA では毎年 E3 を記念して、数万ドル相当の景品をコミュニティにプレゼントしています。今年も同じように、6 月 21 日まで、合計 50,000 ドル相当の景品を抽選で選ばれた受賞者にプレゼントします。
GPU、ノート PC、Maingear PC、HP BFGD、ゲーム コードなどが当たります。こちらからエントリ方法をご覧いただくか、次のビデオをご確認ください。
レイ トレーシングは常にゲーミングの最高目標と考えられており、2019 年と 2020 年の超大作ゲームに採用されます。『Call of Duty: Modern Warfare』の高速で展開するマルチプレイヤー アクションでも、『Cyberpunk 2077』の驚異的な近未来の世界でも、『Watch Dogs: Legions』の没入型オープン ワールドのハッキングでも、『Control』の超人的なアクションでも、『Wolfenstein: Youngblood』の協力モードの大乱闘でも、リアルタイム レイ トレーシングと GeForce RTX によって最高にリアルで没入感のあるゲーミング体験が実現します。
Frostbite、Unreal Engine、Unity など最大のゲーム エンジンすべてがレイ トレーシングを統合しているため、DXR のサポートを発表する出版社や開発者がますます多くなると期待されます。NVIDIA が先頭に立ってリアルタイム レイ トレーシングの研究と開発を担っているおかげで、 GeForce RTX グラフィックス カードで究極のレイ トレーシングを体験できます。
レイ トレーシングを利用したゲーム、G-SYNC モニターなど、NVIDIA の技術に関するすべての最新情報については、 GeForce.com をブックマークしてください。まだお持ちでない場合は、『Quake II RTX』を無料でお試しください。これは 1997 年に登場した FPS の名作をレイ トレーシングでリマスターしたものです。