G-SYNC Compatible テストのフェーズ 1 が完了: 検証された Adaptive-Sync モニターのうち、合格したのはわずか 5% でした。

執筆者: Andrew Burnes 投稿日: 2019年5月27日 | Featured Stories Computex 2019 G-SYNC Hardware

Adaptive-Sync の可変リフレッシュ レート モニターのサポートを発表してから、NVIDIA では市場にあるすべてのモデルをテストして、複数のテストに合格したモデルには “G-SYNC Compatible” の表示を与えてきました。この検証により、購入者は基本的な可変リフレッシュ レート (VRR) 体験が保証され、ゲーミングをよりスムーズに、画像をよりクリアにし、さらに楽しくプレイできます。

NVIDIA では可能な限り多くの Adaptive-Sync モニターを手に入れ、テストの最初のフェーズを終えて、その結果を共有できるようになりました。

これまでに、503 種の VRR モニターが NVIDIA のラボでテストを受け、G-SYNC Compatible と確認できたのは 28 種 (5.56%) です。つまり、475 種のモニターが不合格でした。

その理由として、273 種は最低 2.4:1 の VRR レンジ (例: 60 Hz から 144 Hz まで) を達成できずに不合格となりました。これは、フレームレートがその範囲に収まらずに、VRR の恩恵を得られない可能性が高くなることを意味します。

また、202 種のモニターでは、十分な VRR レンジを実現したものもあったようですが、画質 (フリッカーやブランク) やその他の問題のために不合格となりました。ゲームプレイ中に止まってしまう (PvP の MP ゲームでは相手に倒されてしまう) モニターから 、毎回電源の入れ直しやコントロール パネルでの設定が必要となるモニターまで、重大度はさまざまでした。

また、他の 33 種のモニターは、すでに製造されていないために、テスト用のモニターを手に入れることができませんでした。

テストの過程で、市場にある多くの VRR モデルに関して、興味深い情報がたくさん集まりました。たとえば 55% のモデルでは、おそらく価格面の競争力を優先したため VRR の最大リフレッシュ レートが 75 Hz 未満になっており、より高いフレームレートでプレイする場合、VRR が有効にならず頻繁にテアリングが発生するか、テアリングを回避するため V-SYNC を常時有効にしなければならず、入力遅延の増加によりゲームプレイのレスポンスの低下を感じることになります。

リフレッシュ レート別のモニター モデルの割合

リフレッシュ レート (Hz)

G-SYNC

G-SYNC Compatible

Adaptive-Sync

144 超

50%

39%

4%

76 以上 144 以下

41%

58%

41%

75 未満

9%

3%

55%

注意: すべての G-SYNC ディスプレイと G-SYNC ULTIMATE ディスプレイは、1 Hz からディスプレイの最大リフレッシュ レートまでの範囲で G-SYNC VRR が有効になりますが、G-SYNC Compatible ディスプレイと Adaptive-Sync ディスプレイでは、特定のリフレッシュ レートの範囲でのみ VRR が有効になります。

GeForce RTX グラフィックス カードは『Apex Legends』、『Mordhau』、『Rage 2』、『World War Z』などの最新のゲーム タイトルにハイレベルのパフォーマンスが提供しますが、VRR リフレッシュ レートが最大 75Hz のディスプレイをゲーマーが購入した場合、実際にはプレイ時間のほとんどで VRR が有効にならないことがテストで判明しました。したがって、高いリフレッシュ レートを求めるゲーマーには、このようなディスプレイよりも、1 Hz からディスプレイの最大リフレッシュ レートまでの範囲で動作する G-SYNC ディスプレイ、つまり G-SYNC ULTIMATE ディスプレイか、VRR の最大リフレッシュ レートがより高く、VRR レンジがより広い G-SYNC Compatible ディスプレイの購入をお勧めします。

G-SYNC Compatible ディスプレイでは、テスト中の最大リフレッシュ レートおよび合否の詳細にも注目しました。その結果、300 を超える不合格のモニターは、リフレッシュ レートが 75 Hz 以下、または VRR レンジが極端に狭いモニターであり、合格した 3 種のモニターのみが最大 120 Hz で、残りの多くのモニターではリフレッシュ レートが 144 Hz 以上でした。しかしながら、リフレッシュ レートが高いこれらの G-SYNC Compatible モニターの 76% は 1920x1080 のみで動作するため、ゲームの細部描写と明瞭度が制限されます。

さらに、G-SYNC Compatible モニターの多くが TN ディスプレイを使用しているため、忠実度、ピクセルごとの応答時間、表示角度、色の正確度、その他のディスプレイに関する多くの面が制限されます。

一方、G-SYNC モニターと G-SYNC ULTIMATE モニターでは、優れた VA もしくは IPS ディスプレイを装備しているモデルがはるかに多いため、色、コントラスト、全体的な画質が改善しています。すべてが 1 Hz からサポートされる最大リフレッシュ レートまでの範囲で動作し、2560x1440、4K、高解像度のウルトラワイドなど様々なディスプレイでゲームをプレイできます。

G-SYNC、G-SYNC ULTIMATE、G-SYNC Compatible のゲーミング モニターのすべてのリストをスクロールしてご覧ください。様々なディスプレイ サイズ、リフレッシュ レート、パネル タイプの G-SYNC と G-SYNC ULTIMATE があります。さらにその他の多くの G-SYNC の改良によって、特別な設定をすることなくすぐに最高の体験が得られます。

これはすべて、G-SYNC および G-SYNC ULTIMATE の厳しい検証プロセスによって可能となりました。製品の構想から、開発を経て最終的なリリースに至るまで、NVIDIA がメーカーやパートナーと提携しています。詳細については、以下の「LinusTechTips」のビデオをご覧ください。

NVIDIA は G-SYNC を 2013 年に開発して以降、可変リフレッシュ レート ゲーミングの水準を上げ続け、Computex 2019 では、最先端の Mini LED テクノロジを採用したエンスージアスト向けの次世代のゲーミング モニターを発表しました。こちらの記事で詳しい内容をご確認ください。また、新しい Game Ready ドライバーをダウンロードしてインストールしてください。アップデートを行うと、さらに 3 つのモデルの G-SYNC Compatible ゲーミング モニターがサポートされます。

G-SYNC Compatible の次のフェーズでは、新たにリリースされる Adaptive Sync  モニターに対しての G-SYNC の互換性テストを継続し、合格したモニターに対するサポートを新しい Game Ready ドライバーにて提供します。

最新の G-SYNC、G-SYNC ULTIMATE、G-SYNC Compatible の開発についての詳しいニュースは、GeForce.com で随時お伝えします。