今週、世界最大のゲーム見本市、Gamescom に NVIDIA が参戦します。昨日 NVIDIA は、『Minecraft』や『Dying Light 2』などの超大作向けのレイ トレーシングについて発表、『Bloodlines 2』、『コール オブ デューティ モダン・ウォーフェア』、『ウォッチドッグス レギオン』、その他、今後発売予定のレイ トレーシングを採用した大作タイトルの新しい予告編やスクリーンショットを多数公開しました。
本日、NVIDIA は GeForce ゲーミング コミュニティを称賛して、特別な Gamescom Game Ready ドライバーを太平洋標準時の午前 6 時にリリースします。このドライバーには、『Apex Legends』、『Battlefield V』、『Forza Horizon 4』、『Strange Brigade』、『World War Z』向けにフレームレートを最大 23% 向上させるいくつかの大幅なソフトウェア最適化が含まれています。
また、コミュニティからのフィードバックや要望に応え、いくつかの新しいベータ機能が追加されました。より速い入力応答の超低レイテンシ、ピクセル アート ゲームに最適な整数スケーリングのディスプレイ モード、そして新しい GeForce Experience Freestyle のより鮮明なフィルターです。最後に、新しいドライバーでは 3 つの新しい G-SYNC Compatible ゲーミング モニターに対応し、また『Remnant: From The Ashes』をリリース日にサポートしています。
すべての詳細については、続きをお読みください。
NVIDIA のソフトウェア エンジニアは、『Apex Legends』、『Battlefield V』、『Forza Horizon 4』、『Strange Brigade』、『World War Z』における素晴らしい最適化を巧みに構築し、前世代ドライバー (431.60) と比較してパフォーマンスが最大 23% 向上しました。
それぞれの結果の詳細は下のグラフをご覧ください。さまざまな解像度と GPU を対象に計測しています。
ゲーミングにとって良い FPS だけがすべてではないことはわかっています。ゲーマーは優れた画質とより速い応答も求めています。そこで、新しい超低レイテンシ モードを導入しました。ゲーマーはグラフィックスの質や解像度を妥協することなく、高いフレームレートで低いレイテンシを得ることができます。
GeForce ゲーマーは 10 年以上にわたり、NVIDIA コントロール パネルで「Maximum Pre-Rendered Frames (事前にレンダリングされるフレームの最大数)」を調整してきました。これは、レンダー キューにバッファーされるフレームの数です。このレンダー キューのフレーム数を減らすことで、新しいフレームが GPU に届くまでの時間が短縮され、待ち時間が短くなり、反応が良くなります。
NVIDIA は Gamescom Game Ready ドライバーで新しい超低レイテンシ モードを導入しました。「ジャスト イン タイム」のフレーム スケジューリングが可能になり、GPU で必要とされる直前に、レンダリングするフレームを送ります。これにより、レイテンシが最大 33% 低減されます。
低レイテンシ モードはゲームが GPU バインドで、フレームレートが 60 FPS から 100 FPS の間の場合に最も効果を発揮します。これにより、グラフィックスの忠実度を下げることなく、高フレームレート ゲームの応答性が実現します。
低レイテンシ モードを選択するには、NVIDIA コントロール パネルを開き、[3D 設定の管理] に移動し、下にスクロールして [Low Latency Mode] を見つけます。3 つのオプションがあります。
注: [プログラムの設定] タブでは、すべてのレイテンシ オプションをゲームごとに適用できます
NVIDIA の新しい[低レイテンシ モード]はベータ版でリリースされており、DX9 ゲームと DX11 ゲームのあらゆる GPU に対応しています。DX12 ゲームと Vulkan ゲームの場合、フレームをキューに入れるタイミングはゲームによって決定されます。
『FTL』、『Hotline Miami』、『Terarria』のようなレトロ ゲームやピクセル アート ゲームは、GeForce コミュニティでも人気が高いです。しかしながら、高解像度ディスプレイでプレイすると、多くのピクセル アート ゲームはディスプレイに合わせて拡大され、ぼやけてしまいます。これに対処するため、コミュニティから「整数スケーリング」という画像スケーリング モードの要望がありました。この機能では、解像度を上げたとき、ピクセル アート ゲームのディテールが維持されます。
NVIDIA は要望を受け、ハードウェアアクセラレーションを使用したプログラマブルなスケーリング フィルターが Turing で利用できたため、ついに GPU 整数スケーリングが実現しました!
GeForce RTX または GeForce GTX 16 シリーズ GPU をお持ちで、NVIDIA の新しい Game Ready ドライバーをインストールしている場合、NVIDIA コントロール パネルのディスプレイ メニュー[デスクトップのサイズと位置の調整]で整数スケーリングのベータ版を有効にできます。
これを解像度スケーリング フィルターのないレトロ ゲーム、エミュレーター、ピクセル アート ゲームで有効にすると、輪郭と忠実度が劇的に変わります。
左の画像では「FTL」を 4K と従来のスケーリングで実行しています。右の画像では 4K と整数スケーリングで実行しており、ゲーム本来のスタイルと外観を維持しながら、はるかに鮮明な映像が実現しています。
自分で画像を比較する場合、ディスプレイ スケーラーが GPU スケーラーと比較されるため、従来のスクリーンショット手法では画像比較を作成できないことにご注意ください。代わりに、ディスプレイを写真撮影するか、ハードウェア キャプチャ カードを使用し、最終的な画像を画面に出力して記録してください。
GeForce Experience では、ゲームを最適化したり、ドライバーを更新したり、ゲームプレイを録画したり、ストリーミング配信したり、ゲーム内で写真を撮ったり、他にもいろいろできます。その中の 1 つ、NVIDIA Freestyle では、ゲーマーはカスタム フィルターを適用したり、重ねたりして自分だけのゲーム体験を創造できます。
新しい Game Ready ドライバーの一部として、新しい Sharpen Freestyle フィルターをリリースします。既存の“詳細” Freestyle フィルターと比べて、画質とパフォーマンスが向上します。新しいフィルターでは、画質が上がっても、パフォーマンスに与える影響が前のフィルターの約半分に抑えられています。
Freestyle の画像を鮮明にする機能は、いくつかの点で他のソリューションとは異なります。Freestyle では、ゲーマーは鮮明度を 0% から 100% までカスタマイズできます。また、ゲーム内オーバーレイを使用し、このカスタマイズをゲーム単位で適用できます。NVIDIA では、鮮明度は個人の好みに基づき、ゲームごとに変えるものと考えています。そのため、Freestyle では、ゲームごとに設定が記憶されるシンプルなソリューションを設計しました。
NVIDIA Freestyle では API を他のソリューションよりも広範囲でサポートしており、 600 を超える DX9、DX11、DX12、Vulkan API ゲームを強化できます。また、Game Ready ドライバー リリースの一環として、今後もサポートを追加します。
NVIDIA Freestyle を使用するには、GeForce Experience をインストールし、Alt+F3 を押して Freestyle ゲーム内オーバーレイを起動します。最新の Game Ready ドライバーに含まれる Sharpen フィルターとその他のフィルターを追加することで、ゲームの見た目をカスタマイズします。設定はゲームごとに保存され、今後のセッションで適用されます。
NVIDIA の最新 Game Ready ドライバーでは、3 つの G-SYNC Compatible ディスプレイのサポートが追加されました。G-SYNC Compatible ディスプレイは基本的な VRR (可変リフレッシュ レート) 体験を提供するゲーミング モニターであり、ゲームを滑らかで鮮明により楽しめるようにしてくれます。詳しくはこちらをご覧ください。
今回新たに認められたモデルは、ASUS VG27A、ACER CP3271、ACER XB273K GP です。最高のゲーミング モニターを探しているゲーマーにとって選択肢が増えました。
G-SYNC、G-SYNC ULTIMATE、G-SYNC Compatible ゲーミング モニターの完全一覧は、NVIDIA のわかりやすく頻繁に更新される G-SYNC ページをご覧ください。
新しい Game Ready ドライバーでは 30 ビット カラーのサポートが追加されました。7 月に NVIDIA の Studio ドライバー で最初に導入され、GeForce と TITAN を含む全製品群、バンディングのないシームレスな色の変化を実現します。24 ビット カラーの場合、ピクセルは1,670 万色から構成されます。30 ビットに増やすことで、ピクセルは 10 億以上の色から構成できるようになり、同じ色の濃淡が急に変化することがなくなります。
Adobe Photoshop、Adobe Premiere Pro、Autodesk RV、Colorfront Transkoder、Assimilate Scratch、Foundry Nuke などの様々なクリエイティブ アプリケーションが現在、30 ビット カラーを活用しています。
NVIDIA の Game Ready プログラムの一環として、NVIDIA は最近、ゲームの最適化 対応のゲームを増やしました。その中には、『Wolfenstein Youngblood』、『Dota Underlords』、『F1 2019』、『The Sinking City』、『BATTALION 1944』、『Gloomhaven』、『Bloodstained: Ritual of the Night』、『Pathologic 2』、『Rune 2』、『Observation』、『Beyond Two Souls』、『HEAVY RAIN 心の軋むとき』、『DEAD OR ALIVE Xtreme Venus Vacation』、『Blood of Steel』、『進撃の巨人 2』が含まれます。
ゲームを最適化するには、GeForce Experience を起動し、[Games (ゲーム)] タブのゲーム タイトルを選択して[Optimize (最適化)]をクリックします。
Game Ready ドライバーはゲーム業界のゴールド スタンダードであり、前例のないゲーム サポートを提供しています。パフォーマンスの最適化が頻繁に行われ、ゲーミングを改善する新しい機能が利用できます。
新しい GeForce Game Ready 436.02 WHQL ドライバーはこの 5 年以上にわたって手作りされてきた Game Ready ドライバーの 105 回目のリリースです。NVIDIA は皆様がこれで楽しくゲームをプレイすることを願っています。8 月 20 日の太平洋標準時午前 6 時より、 GeForce Experience の[Drivers (ドライバー)]タブからインストールできます。
今回の新しいベータ機能に対するフィードバックをお待ちしております。技術的な問題に遭遇した場合は、 GeForce.com ドライバー フィードバック フォーラムでお知らせください。このフォーラムでは、NVIDIA のカスタマー ケア チームが対応いたします。NVIDIA 製品チームは皆様からの要望をお待ちしております。
報告済みの問題に対するこのドライバーの修正一覧は、こちらでご覧いただけますs。Gamescom 2019 で行われた多数の発表など、ゲーミングに関する NVIDIA の最新情報は GeForce.com でご覧いただけます。