BMW、NTT 東日本、Procter & Gamble、Samsung Electronics、Walmart が、他社に先駆けて EGX プラットフォームを導入し、AI を工場、無線ネットワーク、店舗に展開
2019 年 10 月 21 日、ロサンゼルス — Mobile World Congress - NVIDIA は本日、企業や組織が工場、製造検査ラインや市街地から次々と流れ込んでくるデータを収集し、次世代の AI、IoT および 5G を活用したサービスを大規模かつ低遅延で、安全に提供できるようにするための、NVIDIA EGX エッジ スーパーコンピューティング プラットフォームを発表しました。
NVIDIA CUDA-X™ ソフトウェアに NVIDIA 認定 GPU サーバーおよびデバイスが組み合わされた、このプラットフォームの初期導入企業には、Walmart、BMW、Procter & Gamble、Samsung Electronics および NTT 東日本といった企業とともに、サンフランシスコやラスベガスといった都市が名を連ねています。
ロサンゼルスの Mobile World Congress の開幕時に行われた基調講演で、NVIDIA の創業者/CEO であるジェンスン フアン (Jensen Huang) は、次のように述べました。「私たちは、常時接続されている数兆のセンサーが 5G に接続され、AI によって処理される、新しい時代を迎えています。このプラットフォームには、離れた場所からでも簡単に管理でき、優れたセキュリティを提供し、ネットワーク接続された、新たな種類のコンピュータが必要となります」
「NVIDIA は、NVIDIA EGX エッジ スーパーコンピューティング プラットフォームをこのような環境のために開発しました。このプラットフォームは、コンピューティングが個人レベルからクラウドという垣根を越え、地球規模で実行するようになるでしょう」
EGX プラットフォームには、スマート シティーや、インテリジェントなビデオ アナリティクス向けアプリケーションを開発するのに使われる NVIDIA Metropolis や先頃発表されたばかりの NVIDIA Aerial™ ソフトウェア開発者キットといった、多様なアプリケーションに対応するためのソフトウェアが実装されています。Aerial により、通信事業者は、高度にプログラマブルかつスケーラブルで、エネルギー効率に優れ、完全に仮想化された 5G 無線アクセス ネットワークを構築できるようになります。その結果、通信事業者は、スマート ファクトリーや AR/VR、クラウド ゲーミングといった新サービスを提供できるようになります。
本日発表したように、NVIDIA と提携する初期のエコシステム パートナーには、Microsoft やEricsson、Red Hat が含まれています。
世界のリーダー企業が、EGX の活用によるエッジでの AI 実装に注目 Walmart は EGX の初期ユーザーで、ニューヨーク州レビットタウンにある、同社の Intelligent Retail Lab に EGX を導入しています。Intelligent Retail Lab は、ユニークな大規模食料品店で、AI によって店舗内の買い物体験をさらに高めようとしています。
Walmart は、EGX の高度な AI とエッジ機能を使うことで、毎秒 1.6 テラバイト以上生成されるデータをリアルタイムで計算し、AI を使って、商品の棚への補充、新しいレジ通路の開設、さらにショッピングカートの回収、肉や農産物の鮮度に関係するアラートが自動的に発せられるようにしています。
Walmart Intelligent Retail Lab の CEO であるマイク ハンラハン (Mike Hanrahan) 氏は、次のように話しています。「Walmart では AI を使って未来の小売店を定義し、テクノロジによって店舗運営をさらに向上させる方法を再考しようとしています。Walmart の Intelligent Retail Lab では、NVIDIA の EGX エッジ コンピューティング プラットフォームによって、リアルタイムの AI コンピューティングを店舗で行い、プロセスを自動化することで、従業員たちはお客様により優れた、より便利な買い物体験をしていただけるようにするための活動に注力できます」
同じように EGX を初期に導入した Samsung Electronics では、きわめて複雑な半導体設計や製造プロセスのために、エッジで AI を活用しています。
Samsung Electronics のファウンドリ セールス/マーケティング担当エグゼクティブ バイス プレジデントであるチャーリー ペ (Charlie Bae) 氏は、次のように話しています。「Samsung は、当初から GPU コンピューティングと AI の両方のアーリー アダプターでした。NVIDIA の EGX プラットフォームにより、当社 では、製造および設計のアプリケーションを工場の現場にスムーズに拡張できるようになっています」
EGX の他のアーリー アダプターには、以下のような企業が含まれています。
EGX エコシステムの拡大 NVIDIA の EGX エコシステムには、スタートアップ企業から、大手のソフトウェア ベンダー、クラウド サービス プロバイダー、ならびに世界的なサーバーおよびデバイスのメーカーまで、全世界の 100 以上のテクノロジ企業が含まれています。
エッジ コンピューティングへの移行を加速するために、NVIDIA は、サーバー認証プログラムを拡大し、NGC-Ready for Edge という新たな認証を加え、エッジでもっとも要件の厳しい AI ワークロードを処理する能力を備えた、NVIDIA T4、Quadro RTX 8000 および V100 Tensor コア GPU 搭載システムを認証しています。自社のシステムの認証を得るために、NVIDIA と最初に連携した企業には、Dell Technologies や Hewlett Packard Enterprise、Lenovo、QCT、Supermicro などがあり、現在では、全世界で 10 を超えるメーカーの 20 以上のサーバーが認証を受けています。
EGX ソフトウェア スタック アーキテクチャは、Canonical、Cisco、Nutanix、Red Hat および VMware といった、大手ハイブリッドクラウド パートナーから支持されています。
NVIDIA について 1999 年における NVIDIA (NASDAQ 表示: NVDA)による GPU の発明は、PC ゲーミング市場の成長に爆発的な拍車をかけ、現代のコンピューター グラフィックスを再定義し、並列コンピューティングに革命的変化を起こしました。最近では、GPU ディープラーニングが最新の AI (次世代コンピューティング) に火をつけ、世界を知覚し理解することができるコンピューター、ロボット、自律走行車の脳として GPU は機能しています。詳細は、こちらのリンクから: www.nvidia.com/ja-jp/
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© 2019 NVIDIA Corporation. All rights reserved. NVIDIA、NVIDIA のロゴ、CUDA-XおよびNVIDIA Aerialは、米国およびその他の国における NVIDIA Corporation の商標または登録商標です。その他の会社名および製品名は、それぞれの所有企業の商標または登録商標である可能性があります。機能、価格、可用性、および仕様は予告なしに変更されることがあります。