2021 年会計年度第 1 四半期の業績を発表

売上高は前年同期より 39% 増の 30億 8,000 万ドル、データセンターの売上高は
史上最高の 11 億 4,000 万ドルで前年同期より 80% 増、
GAAP ベースの総利益率も史上最高で 65.1%

2020 年 5 月 21 日、カリフォルニア州サンタクララ -- NVIDIA (NASDAQ:NVDA) は、2020 年 4 月 26 日に終了した第 1 四半期の売上高が 30 億 8,000 万ドルとなったことを発表しました。これは、前年同期の 22 億 2,000 万ドルから 39% 増、前四半期の 31億 1,000 万ドルから 1% 減になります。

米国 GAAP に基づく業績では、第 4 四半期の希薄後 1 株当たりの利益は 1.47 ドルと、前年同期の 0.64 ドルから 130% 増、前四半期の 1.53 ドルから 4% 減となりました。非 GAAP に基づく希薄後 1 株当たりの利益は 1.80 ドルで、前年同期の 0.88 ドルから 105% 増、前四半期の 1.89 ドルから 5% 減となりました。

NVIDIA は、2020 年 4 月 27 日、取引額 70 億ドルで Mellanox Technologies Ltd. の買収を完了いたしました。また、GPU Technology Conference を完全デジタルのフォーマットに移行して 5 万 5,000 人以上の登録参加者を集め、NVIDIA の創業者/CEO であるジェンスン フアン (Jensen Huang) の基調講演のビデオは最初の 3 日間で 380 万回視聴されました。

フアンは次のように述べています。「世界が COVID-19 と戦う中、NVIDIA は、最前線で働く医療従事者の皆さん、ならびに生活を守り、世界を動かし続けるために危険な状況に勇気を持って踏み入っているサービス従事者の皆さんに敬意を表したいと思います。また、COVID-19 のワクチンをいち早く見つけるために努力を続けている、世界中のサイエンティストに感謝いたします。」

「NVIDIA は、好調な四半期を終えました。Mellanox の買収により、NVIDIA のクラウドおよびデータンセータでの機会が拡大します。NVIDIA は、Ampere GPU のローンチと出荷によって、AI コンピューティングを新たな高みに引き上げました。また、デジタルの GTC カンファレンスには記録的な数の開発者の皆さまが集まり、NVIDIA GPU コンピューティングの導入が加速していることを示しました。

NVIDIA のデータセンター事業は、史上最高の業績となり、初めて四半期当たりの売上高が 10 億ドルを突破しました。NVIDIA は、クラウド コンピューティングと AI という、今の時代で最もパワフルなテクノロジを活用できる、有利な立場にあります。」

2021 年会計年度第 1 四半期において、NVIDIA は 9,800 万ドルの配当を支払いました。現在はマーケットが不透明な状況にあるため、NVIDIA は自社株の買い戻しを再開するタイミングを検討中であり、今後もマーケットの状況に応じて迅速に対応します。NVIDIA は現在、2022 年 12 月までに、最大で 72億 4,000 万ドル相当の自社株を買い戻すことを認められています。NVIDIA は、今後も四半期配当を支払う姿勢を維持してまいります。

2021 年会計年度第 1 四半期の概要

四半期財務情報 (GAAP ベース) の比較
(単位: 百万ドル 1 株当たりのものを除く) Q1 FY21 Q4 FY20 Q1 FY20 Q/Q Y/Y
売上高 $3,080 $3,105 $2,220 1% 減 39% 増
売上高総利益率 65.1% 64.9% 58.4% 20 bps 増 670 bps 増
営業費用 $1,028 $1,025 $938 -- 10% 増
営業利益 $976 $990 $358 1% 減 173% 増
純利益 $917 $950 $394 3% 減 133% 増
希薄後 1 株当たりの利益 $1.47 $1.53 $0.64 4% 減 130% 増
四半期財務情報 (非 GAAP ベース) の比較
(単位: 百万ドル 1 株当たりのものを除く) Q1 FY21 Q4 FY20 Q1 FY20 Q/Q Y/Y
売上高 $3,080 $3,105 $2,220 1% 増 39% 増
売上高総利益率 65.8% 65.4% 59.0% 40 bps 増 680 bps 増
営業費用 $821 $810 $753 1% 増 9% 増
営業利益 $1,205 $1,220 $557 1% 減 116% 増
純利益 $1,120 $1,172 $543 4% 減 106% 増
希薄後 1 株当たりの利益 $1.80 $1.89 $0.88 5% 減 105% 増

2021 年会計年度第 2 四半期についての NVIDIA の予想には、第 2 四半期の初日に完了した、Mellanox の買収による影響が考慮されています。第 2 四半期全体の見通しは、以下の通りとなっています。

  • 売上高は、36 億 5,000 万ドル ±2% となる見込みです。Mellanox は、第 2 四半期全体の売上の 12% から 13% 程度に貢献するものと予想されています。
  • 売上高総利益率は、GAAP ベースが 58.6% ± 0.5%、非 GAAP ベースが 66.0% ± 0.5% となる見込みです。GAAP ベースでの売上高総利益率の減少は、買収関連費用の増加が主な理由となっており、買収関連費用のほとんどは非経常的な性質のものです。
  • 営業費用は、GAAP ベースが約 15 億 2,000 万ドル、非 GAAP ベースが約 10 億 4,000 万ドルとなる見込みです。GAAP ベースでの営業費用の変化は、株式報酬と買収関連費用の増加が理由となっています。通年の営業費用は、第 2 四半期から対象となる Mellanox を含んでおり、GAAP ベースがおよそ 57 億ドル、非 GAAP ベースがおよそ 41 億ドルとなる見込みです。
  • その他の収益および費用は、GAAP ベースが約 5,000 万ドル、非 GAAP ベースが約 4,500 万ドルとなる見込みです。
  • GAAP 税率および非 GAAP 税率は、ともに 9% ± 1% となる見込みです (個別項目は除く)。GAAP ベースの個別項目は、四半期ベースで変動すると NVIDIA が予想する、株式報酬に関連した税制優遇措置の過不足を含みます。

ハイライト

前回の会計報告以降、NVIDIA は以下のような領域で発展を遂げました。

ゲーミング

  • 第 1 四半期の売上高は 13 億 4,000 万ドルで、前期比で 10% 減、前年同期より 27% 増となりました。
  • Windows 10 のオープン ベータとして Minecraft with RTX を投入し、リアルタイム レイトレーシング、よりリアルな素材および DLSS 2.0 を世界で最も売れているビデオゲームに実装しました。
  • NVIDIA GeForce® GPU を搭載した、100 種類以上の新しいノート PC モデルを発表し、ハイエンド GPU の RTX 2080 SUPER™ と RTX 2070 SUPER を初めてノート PC に搭載しました。マスマーケットの消費者のために RTX 2060 ノート PC の価格帯を 999 ドルからに設定しました。
  • 新しい GeForce RTX SUPER GPU を搭載した、10 種類の新たなノート PC が Acer、Gigabyte、MSI および Razer から発売され、RTX Studio のラインアップがさらに拡大しました。
  • 第 2 世代のディープラーニング ニューラルネットワークである DLSS 2.0 をリリースしました。これにより、RTX GPU でプレイするゲーマーは、フレームレートを最大 2 倍で楽しめ、対応ゲームの画像解像度を高めることができます。
  • NVIDIA GeForce NOW™ を拡大しました。これにより、650 のゲームが利用できるようになったほか、今後 1,500 以上のゲームが追加予定になっており、2 月にサービスを開始して以来、ユーザーが 200 万人増加しました。

データセンター

  • 第 1 四半期の売上高は 11 億 4,000 万ドルで、前期比で 18% 増、前年同期より 80% 増となりました。
  • NVIDIA Ampere アーキテクチャをベースにした初の GPU である NVIDIA A100™ データセンター GPU を投入しました。現在、生産が本格化され、全世界に出荷されています。
  • 最も要件の厳しいワークロードに対応し、柔軟にソフトウェア デファインドのデータセンター インフラストラクチャの構築することを可能にする、5 PFLOPS の AI システム、NVIDIA DGX A100™ を投入しました。最初のシステムは、アルゴンヌ国立研究所に納入され、COVID-19 の研究に使用されています。
  • NVIDIA EGX™ Edge AI プラットフォーム向けの 2 つの製品を投入しました。1 つは、最新の A100 GPU と Mellanox SmartNIC テクノロジが組み合わされた、大規模な市販サーバー向けの EGX A100 で、もう 1 つは、マイクロエッジ サーバー用の EGX Jetson Xavier NX です。
  • 企業が自社の業界、製品および顧客に合わせてカスタマイズした、リアルタイムの言語ベース AI サービスを導入できるようにするためのアプリケーション フレームワーク、NVIDIA Jarvis™ をリリースしました。
  • オープンソース コミュニティとの連携を通じて、Apache Spark 3.0 に エンドツーエンドの GPU アクセラレーションをもたらしました。Apache Spark は、50 万人以上のデータ サイエンティストが使用している、世界最大のデータ アナリティクス プラットフォームです。
  • AI ベースのディープ レコメンデーション システムを一般化するアプリケーション フレームワークである、NVIDIA Merlin™ を発表しました。
  • セキュリティに優れ、効率的な 25/50 ギガビット/秒のイーサネット スマート ネットワークのインターフェース コントローラー、Mellanox ConnectX-6® Lx SmartNIC を投入しました。

プロフェッショナル ビジュアライゼーション

  • 第 1 四半期の売上高は 3 億 700 万ドルで、前期比で 7% 減、前年同期より 15% 増となりました。
  • Autodesk の最新の 3D ビジュアリゼーション ソフトウェアである VRED 2021 と NVIDIA Quadro RTX を組み合わせ、デザイナーがインタラクティブなレイトレーシングと AI を活用したデノイジングを作成できるようにしました。
  • Altair の AccuSolve and TheaRender エンジニアリング ソフトウェアと NVIDIA CUDA を組み合わせ、高品質なシミュレーションの作成時間を短縮できるようにしました。
  • HP の ZBook Create および ZBook Studio モバイル ワークステーション ラインアップに Quadro グラフィックス プロフェッショナルを融合させ、クリエイターの使用に適した優れた性能、モビリティおよび信頼性を実現させました。

オートモーティブ

  • 第 1 四半期の売上高は 1 億 5,500 万ドルで、前期比で 5% 減、前年同期より 7% 減となりました。
  • Xpeng P7 完全電動スポーツセダンを発表しました。納入が来月からの予定となっているこの製品は、NVIDIA DRIVE AGX プラットフォームと DRIVE OS ソフトウェアにより、レベル 3 の自動運転を可能にします。

COVID-19 関連活動

NVIDIA CFO によるコメント

NVIDIA のエグゼクティブ バイス プレジデント兼最高財務責任者 (CFO) であるコレット クレス (Colette Kress) による本四半期に関するコメントを、https://investor.nvidia.com/home/default.aspx でご覧いただくことができます (英語)。

カンファレンス コールおよび Web キャスト情報

NVIDIA は、太平洋標準時5月21に、2021 年会計年度第 1 四半期業績および現在の財務見通しについて議論する、アナリストおよび投資家向けカンファレンス コールを開催しました。カンファレンス コールのWeb キャストは録音され、NVIDIA のインベスター リレーションズ Web サイト、https://investor.nvidia.com/home/default.aspxにて、NVIDIA の 2021 年会計年度第 2 四半期についてのカンファレンス コールが開催されるまで再生できます。

非 GAAP 財務指標について

NVIDIA では、GAAP ベースの要約連結財務諸表に加え、一部の項目については非 GAAP ベースの財務指標を使用しています。使用している非 GAAP 財務指標は、非 GAAP ベースの売上高総利益、非 GAAP ベースの売上高総利益率、非 GAAP ベースの営業費用、非 GAAP ベースの営業利益、非 GAAP ベースのその他の利益、非 GAAP の支払法人税、非 GAAP ベースの純利益、非 GAAP ベースの希薄後 1 株当たり純利益あるいは利益、非 GAAP ベースの希薄後株式数、ならびにフリー キャッシュ フローです。また、現在と過去の財務指標が比較しやすいように、GAAP ベースの財務指標と非 GAAP ベースの財務指標がどのような関係にあるのかも明らかにしています。この情報を活用すれば、関連する GAAP 財務指標から、株式報酬費用、和解費用、買収関連およびその他の費用、関連会社以外への投資による損益、減債償却に関連する支払利息、これらの項目に関連して発生する税金の影響(該当する場合)を除外することができます。フリー キャッシュ フローは、営業活動の収益から不動産や設備、無形資産の購入費を差し引いた GAAP ベースのキャッシュ純額として算出されます。非 GAAP 財務指標の提示は、過去から続く財務状況の変遷を理解しやすくするものであると NVIDIA では考えています。なお、NVIDIA が提示している非 GAAP 財務指標はそれのみを独立して見るべきものでもなければ、GAAP ベースで用意された業績を代替するものでもありません。また、NVIDIA が提示する非 GAAP 財務指標は、他社が提示する非 GAAP 財務指標とは異なる可能性があります

より詳細な 2021 年会計年度の通期と第 1 四半期の業績は、こちらをご覧ください。

NVIDIA について
1999 年における NVIDIA (NASDAQ 表示: NVDA) による GPU の発明は、PC ゲーミング市場の成長に爆発的な拍車をかけ、現代のコンピューター グラフィックスを再定義し、並列コンピューティングに革命的変化を起こしました。最近では、GPU ディープラーニングが最新の AI (次世代コンピューティング) に火をつけ、世界を知覚し理解することができるコンピューター、ロボット、自律走行車の脳として GPU は機能しています。詳細は、こちらのリンクから: www.nvidia.com/ja-jp/