NVIDIA初の SaaS 製品には Omniverse Cloud Nucleus、DRIVE Sim、Isaac Sim、合成データ生成用のレプリケーターを含み、初期の顧客として RIMAC Group、Siemens、WPP を紹介
2022 年 9 月 20 日、カリフォルニア州サンタクララ— GTC — NVIDIA は本日、アーティスト、開発者、およびエンタープライズ チームがどこでもメタバース アプリケーションを設計、公開、運用、体験できる包括的なクラウド サービス スイートである、初の SaaSおよびIaaS 製品、NVIDIA Omniverse™ Cloud を発表しました。
Omniverse Cloud を使用すると、個人やチームは、ローカルのコンピューティング能力を必要とせずに、ワンクリックで 3D ワークフローを設計およびコラボレーションする機能を体験できます。ロボット工学者は、スケーラビリティとアクセシビリティが向上した AI 対応のインテリジェント マシンをトレーニング、シミュレーション、テスト、展開することができます。自動運転車のエンジニアは、物理ベースのセンサー データを生成し、交通シナリオをシミュレーションして、安全な自動運転の展開のためにさまざまな道路や気象条件をテストすることが可能となります。
Omniverse Cloud の初期のサポーターには、RIMAC Group、WPP、および Siemensが含まれます。
NVIDIA の創業者/CEO であるジェンスン フアン (Jensen Huang) は、次のように述べています。「メタバース、つまり 3D インターネットは、USD で記述され、シミュレーション エンジンを通じて表示される仮想 3D 世界をつなぎます。クラウドの Omniverse によって、世界中のチームをつなぎ、仮想世界とデジタル ツインを設計、構築、運用することができるのです」
グローバル リーダーが Omniverse Cloud をサポート
世界最大のマーケティング サービスを提供する WPP は、カスタムの高度な 3D コンテンツとエクスペリエンスを主要な自動車ブランドに提供するために、Omniverse Cloud で自動車マーケティング サービスを開始した最初の企業です。
WPP の CTO であるステファン プレトリウス (Stephan Pretorius) 氏は、次のように話しています。「あらゆるチャネルで、優れた自動車コンテンツがどのように見えるかに対する業界の期待は、過去数年間で劇的に高まっています。Omniverse Cloud により、私たちは自動車コンテンツを構築、共有、消費する方法を変え、持続可能で低排出の生産をお客様に提供しているのです」
産業オートメーション ハードウェアおよびソフトウェアのリーダーであるSiemensは、今年初めに発表されたパートナーシップに基づき、Omniverse Cloud と NVIDIA OVX™ インフラストラクチャを組み合わせて活用し、Siemens Xcelerator ビジネス プラットフォームからソリューションを提供するために NVIDIA と緊密に協力しています。
Siemens デジタル インダストリーズ ソフトウェアの社長兼 CEO である トニー ヘメルガーン(Tony Hemmelgarn) 氏は、次のように話しています。「オープン エコシステムは、Siemens Xcelerator デジタル ビジネス プラットフォームの中心的な設計原則です。NVIDIA とのパートナーシップを拡大し、Siemens Xcelerator と Omniverse Cloud の統合を開発し、企業が組織をリモートで接続し、製品と生産のライフサイクル全体にわたってリアルタイムで運用できる産業用メタバースを実現できることを嬉しく思います」
電気自動車技術のパイオニアである Rimac は、Omniverse Cloud を使用して、設計からマーケティングまでのエンドツーエンドの自動車パイプラインを提供しています。
Rimac の創設者兼 CEO である マテ リマック (Mate Rimac) 氏は、次のように話しています。「電気モーターは効率的で、瞬時に調整できます。 その柔軟性により、エンジニアは内燃機関車では絶対不可能だった方法で対処できる車を作ることが可能になりました。Omniverse Cloud は同様の効率性と柔軟性を提供し、エンジニアリング チームが自動車モデル自体の設計に集中できるように、複雑な 3D 設計パイプラインの作業に費やす時間を減らしてくれます。また、この 3D カー コンフィギュレーター エクスペリエンスにより、各レイヤーを手動でレンダリングする必要がなく、カスタマイズの可能性が無限に広がり、時間とお金を節約できます」
フアンは、GTC 基調講演において、RIMAC グループの一部である BUGATTI RIMAC から最近発売された電動ハイパーカー Rimac Nevera の高度なリアルタイム 3D カー コンフィギュレーターを特徴とする Omniverse Cloud デモを紹介しました。
Omniverse Cloud サービスは、グラフィックスおよび物理シミュレーション用の NVIDIA OVX™、高度な AI ワークロード用の NVIDIA HGX™、および高性能で低遅延のメタバース グラフィックスをエッジに提供するグローバル規模の分散型データ センター ネットワークである NVIDIA Graphics Delivery Network (GDN) で構成されるコンピューティング システムで、 Omniverse Cloud Computer 上で実行されます。
Omniverse Cloud サービスには以下が含まれます。
提供開始時期
Omniverse Farm、Replicator、および Isaac Sim コンテナーは、NVIDIA A10G Tensor コア GPU を搭載した Amazon EC2 G5 インスタンスを使用して、AWS でのセルフサービス展開用に NVIDIA NGC™ で本日から利用できます。NVIDIA Omniverse Cloud マネージド サービスは、アプリケーションによる早期アクセスで利用できます。
NVIDIA Omniverse Cloud の詳細については、フアンの GTC 基調講演をご視聴ください。GTC に登録(無料)して、NVIDIA や業界リーダーとのセッションに参加してください。
NVIDIA について 1993 年の創業以来、NVIDIA (NASDAQ: NVDA) は、アクセラレーテッド コンピューティングのパイオニアとして活動してきました。1999年の GPU の発明は、PC ゲーミング市場の成長に拍車をかけ、コンピュータ グラフィックスを再定義し、現在の AI 時代の火付け役となりました。NVIDIA は現在、データセンター規模の製品を提供するフルスタック コンピューティング企業であり、産業のあり方を大きく変えています。詳細は、こちらのリンクから:https://nvidianews.nvidia.com/
NVIDIA Omniverse Cloud サービス、Omniverse Cloud Computer、NVIDIA OVX、NVIDIA HGX、および NVIDIA Graphics Delivery Network の利点、影響、パフォーマンス、および機能、 世界中のチームを結びつけ、クラウド内の Omniverse を使用して仮想世界とデジタル ツインを設計、構築、運用する会社に関する記述を含め (ただし、これらに限定されません)、本プレス リリースに記載されている記述の中には、将来予測的なものが含まれており、予測とは著しく異なる結果を生ずる可能性があるリスクと不確実性を伴っています。かかるリスクと不確実性は、世界的な経済環境、サードパーティに依存する製品の製造・組立・梱包・試験、技術開発および競合による影響、新しい製品やテクノロジの開発あるいは既存の製品やテクノロジの改良、NVIDIA 製品やパートナー企業の製品の市場への浸透、デザイン・製造あるいはソフトウェアの欠陥、ユーザーの嗜好および需要の変化、業界標準やインターフェイスの変更、システム統合時に NVIDIA 製品および技術の予期せぬパフォーマンスにより生じる損失などを含み、その他のリスクの詳細に関しては、Form 10-K での NVIDIA のアニュアル レポートならびに Form 10-Q での四半期レポートなど、米証券取引委員会 (SEC) に提出されている NVIDIA の報告書に適宜記載されます。SEC への提出書類は写しが NVIDIA の Web サイトに掲載されており、NVIDIA から無償で入手することができます。これらの将来予測的な記述は発表日時点の見解に基づくものであって将来的な業績を保証するものではなく、法律による定めがある場合を除き、今後発生する事態や環境の変化に応じてこれらの記述を更新する義務を NVIDIA は一切負いません。
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